6月16日(第2日目−その1−)

ライン川下り

今日から愈々本格的に活動開始。先ずは、ラインの真珠とも呼ばれる小さなかわいい町、リューデスハイムRuedesheimまでバスで行って、そこからザンクト・ゴアールSankt Goarまでライン川を船で下る。
乗船までの時間をリューデスハイムを散策。おみやげ屋やワイン酒場が立ち並ぶ有名なつぐみ横丁Drosselgasseを歩いてみる。

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そうこうしている内に、乗船時間が迫ってきた。乗船口にはアコーデオン弾きのおじさんとブロンド美人が客を迎えてくれる。一緒に乗るのは日本人のツアー客ばかりで、外国に来たような気分がしない。
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眺めの良い船首のデッキに並べられた椅子に一同陣取って出発を待つうちに、やがて船はゆっくりと動き出した。途中、両岸には幾つもの古城が点在し、ドイツ語・英語・日本語等5ヶ国語で説明がある。
両岸の斜面は一面のぶどう畑。また川の中洲にも昔船の通行税を徴収するために建てられた塔(ねずみの塔)や城(船の形をしたプファルツ城Pfalzgrafenstein)などがあって目を楽しませてくれる。

船のなかでは、船室でワインの試飲と販売を行っているという案内の放送があり、日本人の女性がチラシを配って歩く。もらったチラシを見ると、販売会社の日本の事務所があるのは何と我が同郷の上田市中之条にあり、また日本での再注文の取次ぎを行う酒店は高校の同期生がやっている店と同じ名前で、ドイツまで来て不思議な因縁に巡り会い驚いた。

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やがてスピーカーからローレライの曲が流れ始めた。ライン川の名勝ローレライの岩場に近付いた知らせである。ハイネの詩に詠われたLoreleyは、川幅も狭まる上に急カーブライン川の難所である。眼前に高さ130mの岩壁が聳え、頂上にはドイツとヘッセン州の旗が風に靡いていた。
ローレライを通り過ぎると間もなく、我々が下船するザンクトゴアールSanktGoarである。船は更に下流のコブレンツまで行くが、我々はSanktGoarで下船し船着場近くのホテルのレストランで昼食となった。本日の昼食時の飲み物は白ワイン、料理は野菜スープに主菜はハンバークというメニュー。


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