6月16日(第2日目−その2−) ハイデルベルクHeidelberg
リューデスハイムで我々を降ろしたバスは、陸路をザンクトゴアールまで迎えにきていた。再びバスに乗って、一路ドイツ最古の大学の町ハイデルベルクへ向かう。腹が満たされ、時差ボケもありバスの中では舟を漕ぐ人が多い。
ハイデルベルク観光の案内は、途中の中央駅近くでバスに乗ったトヨタさんいう中年の男性。なんでもハイデルベルク大学で音楽を教えておられる方らしい。ちょっと早口で聞き取りにくいが、冗談を交えての説明はなかなか面白い。
この後、バルコニーから小道を辿って街まで下ることになった。下る途中の小道から見上げた城の威容は一層堂々として見える。 城から街へ降りた所は、市庁舎の近くであった。マルクト広場を囲んで市庁舎と反対側には聖霊教会Heilig-geist Kircheがある。市庁舎と教会と広場が街の中心をなすというのがヨーロッパの都市の定型だそうだ。マルクト広場を通り、学生牢(大学自治の象徴?)、イエズス教会を外から眺めて、ハイデルベルク大学へ。時あたかも大学祭が行われており、一寸校舎の中へ入って覗いて見る。 その後、土産物店へ案内される。今日は日曜日でキリスト教の休息日のため、殆どの店はお休み。案内された所は日本人観光客のために開いている店で、店員は全部日本人。来る客も日本の旅行会社のガイドに案内された日本人ばかりで、少しも外国に来た感じがせず些か興醒めの気持ちがした。でも、折角だからと家内は友人への小物のお土産と自家用のゾーリンゲンの包丁を買い、外に出て街をぶらつく。 やがて集合時間となり、歩いて旧市街地の外れにあるレストランで行って夕食となった。今夜のメニューは、鮭のフライにマッシュポテトの付け合せ、飲み物は忘れてしまいましたが多分白ワイン(このレストランはワインハウスWeinstubeなので)。 午後7時頃、夕食が終わり外に出ると夏時間のせいもあり未だ陽は高い。バスの駐車場所まで少し歩き、バスで今夜の宿へと向かう。今夜は、ハイデルベルク近郊のワインハイムWeinheimのAstronである。 2泊目のこのホテルで気が付いたのだが、昨夜のフランクフルトのNovotelも今夜のAstronも冷房が入いらないということ。ドイツでは、環境対策から冷房は控えているのだろうか?外気を取り込もうと窓を開けて寝たが、今夜も寝苦しい夜であった。
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