6月18日(第4日目−その1−)

ノイシュヴァンシュタイン城
Schloss Neuschwanstein

いよいよ今日は、ロマンチック街道を南下し、街道の終点フッセンFuessen近郊にあるノイシュヴァンシュタイン城Schloss Neuschwansteinを見て、オーストリアのインスブルックに入る。

ミュンヘンからノイシュヴァンシュタイン城のあるホーエンシュヴァンガウHohenschwangauまでは約140km、さらにそこからインスブルックまでは約110km。長行程と2ヶ所の観光で時間がかかくため、今日のホテル出発はいつもより1時間早い午前7時というハード・スケジュール。5時15分にモーニング・コールで起こされた。

バスは、始めは坦々とした道を走っていたが、ホーエンシュヴァンガウに近付いて行くうちに牧歌的な景色が始まり、遠くにはバイエルン・アルプスの峰々は望まれるようになった。やがて前方右手の小高い丘の上にホーエンシュヴァンガウ城が見えてきた。そして暫く経つと今度は左手の山の中腹にノイシュヴァンシュタイン城が姿を現した。

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麓から城までは地元のバスに乗り換えた。バスを降りて先ず、城を眺めるのに最適の場所であるマリエン橋Marienbrueckeへ行った。マリエン橋は谷川に架かっており、下を見ると数十メートルの高さ。ここからは城をやや見下ろす形で、横向きの美しい城の姿(写真左)を眺められる。城の背景には平地にシュヴァンガウの街が見え、その先にはフォルッゲン湖が広がる。
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マリエン橋から城へ行く途中で、ホーエンシュヴァンガウ城(写真右)とアルプ湖を見下ろす展望台があった。
城の見学は予約制になっており、入場時刻が決められている。入場時刻が来るまで入り口の広場で暫くまった。広場から山の方を振り返ると、先ほど行ったマリエン橋を見上げることが出来る。城の中で印象的だったのは、立派な玉座の間に玉座がなかったこと。恐らく禁治産宣告を受け後に謎の溺死を遂げたため、玉座の制作にまでは至らなかったためであろうか。

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城から麓までは歩いて降りる。その途中で城が見える場所があり、マリエン橋の眺めとは逆のその優美な姿を見上げることができた。麓からは観光客を乗せて城行く2頭立て馬車が上ってくる。道路は所々馬の糞が落ちており、気をつけて歩かないとならない。
昼食時間までお土産物店に入ると、そこにも日本人の店員は何人かいた。日本人観光客がよく訪れる所には、その相手をする日本人が多いのだなと改めて感じた。昼食は麓にあるレストランで採った。今日も飲み物はバイツェン・ビール、スープが出てメインはソーセージが2本に酢キャベツとポテト。


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