6月11日(第2日目−その2−)

マドリー市内観光


マドリーの中心部、コロン広場
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 マドリーに戻ってきたのは午後2時近い。中心部コロン広場の近くのレストランで昼食となった。コロン広場には高さ17mのコロンブスの記念碑が立っている。
 今日のお昼は、タパス料理。タパスTapasというのは「つまみ」というほどの意味で、スペインの数々の惣菜料理が出される。飲み物は勿論ワインを注文。

 ゆっくりとした昼食時間を過ごし、その後はマドリー市内観光。予定は、プラド美術館・ソフィア王妃芸術センター・スペイン広場。勿論、その合間に免税店への案内も入る。

 
ゴヤ像とマハ像(プラド美術館前)
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 プラド美術館には、エル・グレコやベラスケスなどの名作品が沢山あり過ぎて印象が薄れてしまうが、それでも忘れがたいのはベラスケスの『ラス・メニーナス』(官女たちLas Meninas) マルガリータ王女とその世話をする官女たちが主題だが、絵を描くキャンバスの前には画家自身が、そして奥の鏡にはフェリペ4世と王妃が描かれている作品で、その大きさも格別だ。

 ソフィア王妃芸術センターの目玉はピカソの『ゲルニカ』。バスク地方の小さな町ゲルニカが、,スペイン内戦でドイツ空軍の爆撃により破壊された(1937年4月26日)悲劇を題材にした大作。モノトーンの 画面がより一層悲惨さを際立たせている。大きな実物を見ていると迫力があり、悲惨さがより迫ってくる一度は必見の作品。
 ソフィア王妃芸術センターはマドリーの中央駅であるアトーチャ駅のすぐ近くにある。外に出てからアトーチャ駅の駅舎を眺めた。我々が旅に出る僅か3ヶ月前、アルカイダによる列車爆破事件が起きた場所。そんな恐ろしい事件があったとは思えない穏やかで静かな風景があった。

 次に向ったスペイン広場は、1930年にセルバンテスを記念にて造られた広場に由。中央高所にセルバンテスの像があり、ドンキホーテとサンチョ・パンサ像を見下ろしている。公園としては小さな規模であった。
 広場からは南の方向に王宮の背面が臨まれた。
 
ドンキホーテとサンチョパンサ像(スペイン広場)

セルバンテス像
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