6月15日(第6日目)

アリカンテからバレンシアへ


シエラ・ネバダ
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今日は、グラナダから途中アリカンテに立ち寄りバレンシアまで、約500kmの旅程を行く。アリカンテまでは内陸の道を走るが、そこからバレンシアへは道は海沿いとなる。
ホテルを出て、バスは昨夜行ったアルバイシン地区を経て、グラナダ市街を左手に見下ろす所を通ってアリカンテへ向う。右手(南方)にシエラ・ネバダ山脈を見ながらバスは走る。

バスは約300km走ってアリカンテに着いた。市内を走っていると、バスの窓には雨粒が落ちてきた。スペインへ来てこれまで一度も雨に降られたことがなく、ここで初めて雨に出会った。 車内から空を見上げると、雲の合間から所々青空が垣間見えるので、一時的な通り雨のようだ。大した降りにも遭わずに、アリカンテの見学場所サンタ・バルバラ城に着いた頃にはすっかり 晴れ上がり、明るさを取り戻していた。
その昔カルタゴ人が築いたといわれるサンタ・バルバラ城は小高い丘の上にある。城からはコスタ・ブランカ(白い海岸)と呼ばれる海辺を見下ろし、広々と広がる地中海を眺めることができる。
サンタ・バルバラ城からの眺め (画像のクリックで拡大表示)
足元の砂浜を見下ろすと、子どもたちが浜辺で波と戯れている姿が見える。浜辺にはビーチ・パラソルが何本か立っているが、盛夏のような賑わいは見られない。

アリカンテを後にして今日の宿泊地バレンシアへ向う。途中、遠くに海が見える高速道路沿いのレストランで昼食をとった。
バレンシアには夕方に着いた。今日のホテルはエクスプレス・ホリデイ・イン。ホテルのすぐ隣にはカルフールの入ったショッピング・センターがあった。今夜の食事はバレンシア名物のパエーリャを外の レストランで食べる。食事に出掛ける時間まで余裕があったので、近くのショッピング・センターを覗きに出掛けてみた。カルフールはワン・フロアのみだが、途轍もなく広い。カルフールにはワインも 沢山置かれていたので、スペインの高級ワインRiojaを土産に買った。

ホテル・エクスプレス・ホリデイ・イン

ショッピング・センターのカルフール
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夕食場所のレストランはホテルから歩いて10分くらいの所にあった。家族経営のような親しみやすいレストランで、小学生くらいの年頃の娘が出てきて、自分の名前を日本語でどう書くのかと我々に教えてくれるようせがんでいた。
炊き上がったパエーリャの大鍋を取り分けられる前に我々に披露してくれた。本場のパエーリャに堪能してホテルへと戻った。夜9時頃であるが、未だ薄明るい。街路には夕暮れのを散歩を楽しむバレンシア市民の姿が沢山見られた。

パエーリャの大鍋

皿に盛られたパエーリャ

レストランの娘さん
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