今回旅行の訪問地(○) |
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集合は午前10時25分、ルフトハンザ(LH-0715、午前12時25分出発)で空路ミュンヘンへ向かう。搭乗時間は12時間10分。ミュンヘン着は、現地時間の午後5時35分。
ミュンヘンで同じくルフトハンザのローカル便(LH-0715、午後7時15分出発)で、オーストリアのグラーツまで行く。所要時間は1時間10分。機外はまだ明るく、東アルプスの山々には白く雪が残っているのが見えた。
グラーツに着いたのは、既に夜8時半になっている。グラーツから今夜の宿泊地スロベニアのブレッドまでは、約220km、バスで2時間半以上掛かる。
ブレッドのホテルに着いたのは午後11時半過ぎ、もう直ぐ日付が変わりそうな時刻であった。日本時間では、既に日付が変わって朝の6時半頃である。長い長いアプローチの一日が終わった。
ホテルはトゥルストTrstと言い、古いホテルであった。エレベーターは狭く、大きなスーツケースと一緒に乗り込むと一度に4人しか乗れず時間がかかるので、階段を重いスーツケースを持って2階まで登った。
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(楕円形のブレッドBledをクリックすると拡大地図が表示されます) |
リュブリアーナLjubliana
6年前、スペイン旅行をした時、フランクフルトでマドリッド行きの便に乗り継いだ。待ち時間は6時間。その時、徒然に飛行機の出発時刻の表示板を見ていたら、行き先が“Ljubliana”という名前があった。添乗員に聞いても何処の国か分からなかった。
後で、リュブリアーナLjublianaはスロベニアの首都だと分かった。今回の旅ではリュブリアーナには寄らないが、スロベニアのブレッドとポストイナ洞窟を訪れることができた。
トリエステTrieste
フランクフルトまで同じ便だった別のツアー・グループにドヴロブニクで会った時に聞いたら、彼らはフランクフルトからイタリアのトリエステに行き、そこからバスでブレッドに入ったそうで、到着は現地時間でも日付が変わってしまっていたとのこと。
トリエステに関しては、以前須賀敦子の『トリエステの坂道』という短編集を呼んだことがあり、私は一度行って見たかった街である。
あまたの詩人を輩出し、イタリア帰属の夢と引換えに凋落の道を辿った辺境都市、トリエステ。その地に吹く北風が、かつてミラノで共に生きた家族たちの賑やかな記憶を燃え立たせる――。(新潮文庫『トリエステの坂道』の紹介文より)