憧れのドブロヴニクを訪れる
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それは、8年前のドイツ・オーストリアへの旅の時であった。ドブロヴニクという地中海の真珠と言われる街の名前を知ったのは。
ザルツブルクから最後の訪問地ウィーンに着いて直ぐに昼食となった。食事の場所は、市立公園の近くのビルの1階にあるレストラン。
レストランの壁に、どこかイタリアの街を思わせる赤い色の瓦屋根が並ぶ海辺の街の俯瞰図の絵が描かれてあった。
壁の絵はどこの街かとレストランの主人に聞くと、ドゥブロヴニクだと言う。そしてレストラの名前もドゥブロヴニクであった。
ドゥブロヴニクDubrovnikは、アドリア海に面するクロアチア南部ダルマツィア海岸にある都市で、巌谷国士がアドリア海の「処女」と呼び、「地中海の真珠」とも呼ばれる。
クロアチアのアドリア海岸につきでた城郭都市ドゥブロヴニクは、そのむかしラグーナという美しい名でよばれた(いまもイタリア人はそうよぶ)。・・・・・ところで、由来アドリア海の「女王」はヴェネツィアである。・・・・・・「女王」にくらべればあまりにも小柄で清楚なこの町には、いっそアドリア海の「処女」というような綽名がふさわしいかもしれない。〔巌谷国士:『ヨーロッパ 夢の町を歩く』(中公文庫)より〕
その時以来、ドゥブロヴニクには是非とも一度訪れてみたい憧れの街になった。
 ドブロヴニク・旧市街の風景 |
 プリトヴィッツェ湖群国立公園 |
 ブレッド湖と聖マリア教会 |