19 web写真展「岩泉線 山峡の細き道」 20 21

「黄金色の森を抜けて」

岩手大川〜押角

この時期、山々の表情は驚くべき早さで刻一刻と変化してゆく。1週間も経つと、先週とは山の色がまるで違ってしまっているだから、全く油断がならない。

深い谷底にようやく朝日が射しはじめるころ、午前中最後の定期列車684Dが駆け抜けていった。唐松は押角峠の紅葉のフィナーレ。この唐松が黄金色に色づく頃、麓の紅葉はようやく盛りを迎える。