望月宿〜芦田宿〜長久保宿〜和田宿(2009年5月27日)
歴史民族資料館

 佐久平駅からバスで望月へ。10時30分過ぎウォーキングを開始。歴史資料館、当時の面影を残す旅籠等の建物見ながら、望月宿の西のはずれ大伴神社を過ぎる。
 茂田井(間の宿)は、昔の姿がよく保存されている美しい集落だ。道は狭く、左側に用水路がある。

茂田井の町並み
芦田宿本陣・土屋家
 茂田井の一里塚跡を過ぎ暫く行くと芦田宿。宿の開祖であり本陣兼問屋であったと言う土屋家に足を止める。堂々たる屋敷に圧倒される。
 芦田宿を出ると往時の中山道を偲ばせる「笠取り峠の松並木」。綺麗に整備され松並木公園になっている。ベンチに腰を下ろし昼食・休憩。
笠取り峠の松並木
松尾神社

 松並木を抜け、国道142号線を暫く登ると笠取り峠。峠の茶屋で暫く雨宿り。
峠を下り、松尾神社の境内を通り、長久保宿に入る。
 長久保宿・旧本陣を過ぎ暫く進み左に直角に曲がる。L字型をした宿で、縦棒部分を堅町、横棒部分を横町と言う。

長久保宿・旧本陣
和田本陣跡

 長久保宿を出て田植えの済んだ田圃・畑の見て142号線を暫く進むと「中山道 これより和田の里」の標識があるが、宿はまだ先。左手に依田川、右手に山が迫る道をひたすら歩む。約1時間ほどで「これより 和田宿」の標識に着く。街道筋には歴史的な遺産が数多く見られる。
 和田本陣跡に着いたのは、15時40分。近くの本亭旅館に泊る。

本亭旅館

和田宿〜和田峠(古峠)〜下諏訪宿(2009年5月28日)
「江戸から50番目の一里塚」跡碑  7時30分本亭旅館を出発。国道を横切った所に「江戸より50里の一里塚」跡碑を見つける。国道142号線を暫く歩き左手の旧道に入る。
 唐沢の「一里塚」跡碑、三十三体観音と出会いながら旧道を進む。
三十三体観音
和田峠施行所  十一月から三月まで峠を越える旅人に粥と焚き火を、牛馬には年中小桶いっぱいの煮麦を施したと言う「和田峠接待所」に出会う。
 ところどころに石畳道が残る旧道を進む。広原一里塚を過ぎた頃から小雨、傘をさしての歩きとなる。
石畳道
和田峠(古峠)  人馬の休憩所となっていた東餅屋跡、当時を偲ぶものは何も無い。ビーナスラインを縫う様に、旧道は続く。
 10時10分、遂に和田峠(古峠)に到着。冬季は寒気も強く降雪量も多い峠越えは、想像を絶する厳しさであったことが想像される。
 諏訪への降り口から足元が定まらない急斜面が暫く続く。
諏訪への下り口
石小屋跡  風雪の時の避難所と荷置き場として作られた石小屋跡を過ぎ、西餅屋茶屋跡の先で、国道に出る。
 浪人塚(水戸浪士)に立ち寄る。雨脚が強くなった国道を歩く。休む場所が無いので止む無く、大木の下で雨宿りしながら昼食(本亭で作ってもらった「オムスビ」)。
浪人塚(水戸浪士)
諏訪大社下社春宮  雨脚が強くなったので、「ポンチョ雨具+傘」で国道142号線を歩く。トラックの水飛沫、風圧に悩まされる。
 幸いに、遠く諏訪湖が見え隠れする頃から、小雨となった。
 諏訪大社下社春宮を経て、JR下諏訪駅に着いたのは、13時20分。14時8分の「あずさ」で帰途につく。
下諏訪駅

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