江尻宿(清水)〜府中〜丸子宿(安倍川)(2003年3月4日)
「江尻宿」道しるべ 10時にJR清水駅を出発、国道一号線左折し、旧東海道に入る。「江尻宿」道しるべを確認し歩を早める。稚児橋を渡る。

森の石松を殺したため、その報復に、清水次郎長に討ち取られたという通称「都鳥」と呼ばれたき侠客の供養塔がこの土地柄を偲ばせる。
立ち寄らなかったが、梅陰寺には、清水次郎長(山本長五郎)や大政・小政らの墓があるという。

都田一家の供養塔
上原子安地蔵堂 弁財天・姥が池を過ぎ、東海道本線・静岡鉄道静岡清水線の踏切をの踏切を渡る。

上原子安地蔵堂を過ぎ、真っ白な富士姿を振り返りながら、江戸から数えて四十三番目の1里塚「草薙一里塚」跡に至る。

駿河路は 真白き富士と 任侠道

草薙一里塚跡
街道沿いに日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀った草薙神社の大鳥居がある。
東名高速道路下を通り、手前に「旧東海道記念碑」がある地下道をくぐり、東海道線・新幹線を横切る。
国道一号線の交差点に「うなぎ屋」を見つけ昼食・休憩。
国道一号線を渡る高架橋から美しい富士山が望まれた。
高架橋(国道一号線)から見た富士山
東静岡駅の先で、東海道本線のガード下を通り、「曲金」道しるべを確認し、歩を進めると、静岡の街中に入る。雑踏の中、「府中宿」道しるべを確認、乱雑に置かれた数十台の自転車の脇に、「札之辻址」碑を見つける。駿府城址はパス。

都会の雑踏をぬけると、ホットした気持ちになる。
安倍川橋を渡る。

安倍川橋
松並木 国道一号線との合流する手前に、僅かばかりの松並木が寂しげに残っている。
「丸子宿」に入る。「丸子宿」道しるべでを確認、14時40分にJR安倍川駅に到着し、本日の行程を終わる。

鰻を焼きながら、開発という名目で歴史遺産がつぎつぎに破壊されてゆくことを嘆いていた「うなぎや屋」の主人の言葉が耳に残る。
芭蕉は「駿河路やはなたちばなも茶のにほい」と詠んだが・・・

「丸子宿」道しるべ


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