★語学留学体験記−2.行き先はワシントンDC
部署内推薦→本社承認と、とんとん拍子に話は決まり、行き先は
「米国・ワシントンDC郊外、ユーロセンター・アレクサンドリア語学学校」
に決まりました。
1998年の2月に人事部の説明会に行きました。
ノルマの設定は、TOEIC 120点アップの780点となっていました。
「ノルマ達成できなかったら、どうなるんですか?」
と人事の人に尋ねると、
「別に何にもないですけど、最後のTOEICの結果とレポートは社内公文で取締役に回覧されますから」
との返事。
要するにノルマ達成していなかったら、会社の偉いさん達に、「こいつ3ヶ月も会社の金使って、遊んだだけかい」と思われるってことです。
参った、遊べないじゃん・・・。
さて、準備の中で一番頭を悩ませたのが、ホームステイ先の希望でした。
なにしろ、3ヶ月も一緒に暮らすのですから、変なところにステイしたくはありません。先の説明会でも、「ステイ先の当たり外れが大きいみたいです」と言われましたし。
会社からは「なるべく裕福な家庭」との指定を出したそうですが・・・。
作者注) ひどい場合には、「ホストマザーが1人の暮らしでしかも自分も働いているため、
夕食はいつも冷凍食品だった」とか、「移民で英語が満足に話せなかった」、という
話もあるようです。
さて、ホームステイ先にはこれだけは譲れない、という条件が二つありました。
1つは、ステイ先でインターネットに接続したいということ。これは家族とのメール連絡や会社のメールの回送、ニフティーのフォーラム巡回に使いたかったから。
そしてもうひとつは、その年の6〜7月に行われることになっていた
ワールドカップサッカー(特に日本戦)が見たい!
ということでした。実は私は筋金入りの日本代表ファンで、ワールドカップ予選の日本ラウンドには、全試合朝から並んで見に行ったくらいです。
アメリカでマイナーなスポーツであるサッカーの、しかもマイナーな日本戦の中継をみるためには、スポーツ系のケーブルTV(ESPNとか)が引いてあることが必要なのです。
そこで、希望には、「コンピュータとスポーツが好きな家庭」と明記しました。
渡米1週間前にステイ先の連絡が届きました。それには、こう書かれていました。
「Very friendly husband and wife.
They have a great in-ground swimming pool.
The student room is comfortable and the home is nice.
Its about 20 minute comutes by bus from the school.
Wife is a homemaker and husband is an engineer.
They are interested in phiscal activity, writing and computers.」
おぉ、家にプールがあるとは!
しかもかなり希望に沿った家庭のようで、ちょっと気が楽になりました。
さぁ、かわいい娘たちを残して、いよいよ出発です。