★語学留学体験記−4.ロスト・バゲージ顛末
着いたのは土曜日の夕方。
その日はとりあえず、前にステイしていた学生(韓国人)がいらないからと残していった下着を借り、時差でフラフラだったので床につきました。
翌日は日曜日。
朝起きて聞いてみましたがまだ荷物は届いていません。
仕方がないので、バスの乗り方などを習いがてら学校の下見に行きました。夕方帰ってきてもまだ届いてません。
「どこいっっちゃたんだろうねぇ」とホストマザーと話していると、電話がかかってきました。
ホストマザーが電話を受けたのですが、どうやらカナダの税関かららしい。
モントリオールでみつかって、
「アメリカに送り返したいのだが、所有者がいない荷物なので、
念のため鍵を開けて中身を確認したい」
ということらしいのです。
まぁ、開けられてもやばいものはないので、ナンバーロックの番号を教えました。
その場で開けて確認してもらい、
「これから一番早い便でも、ニューヨーク経由で着くのは夜中になる。」
ということで、2日目も荷物との対面を果たせず、床に入ることになりました。
そして月曜日の朝。
期待を込めて「着いた?」と聞くと「まだ」という答え。
うそーー。なんでーーー。
ホストマザーが航空会社に電話をかけてくれました。
「着いてないけどどうなったの?」
「わからなので、モントリオールに確認してみる」
ホストマザーはもうカンカン。私は途方に暮れるのみ・・・。
しばらくすると、カナダから電話がかかってきました。
やりとりの後、電話をきったホストマザーは呆れ顔でこう言いました。
「I can't beleive it!」
事の顛末はこうだったようです。
昨日の電話の後、カナダの航空会社の担当者が、当直交代のため一旦荷物をロッカーに入れたらしいのですが、その鍵がこわれたらしいのです。
Locksmith(錠前屋)が9時に開いたら、鍵を開けに来てもらうからそれまで
待っているところだ、という電話だったらしいのですね。
はぁ・・・。
その日は学校の初日だったので、結局荷物と対面したのは学校から帰った3日目の夕方のことでした。それ以来、飛行機に乗るときは、必ず1日分の下着と洗面用具は手荷物に入れています。
2度あることは、3度ある・・・。
皆さんもお気をつけ下さい。