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藤木ときどき日記

2006年1月〜4月分

参考までに、マークをつけてみました。馬の話題:音楽の話題:古典芸能・文学の話題:
帆船の話題:「指輪物語」及びPJ版映画「ロード・オブ・ザ・リング」の話題:


'06年4月29日(土) 帆船オフ

巷はGWです。私も今年はいろいろと予定が入っています。その間は、仕事なのでフル稼働。体力がどこまで持つかが問題かも。

4月29日は、恒例の日本丸の今年最初の総帆展帆に合わせてのオフ会がありました。私は、展帆はパスして、伊勢崎町の有隣堂書店のギャラリーで開かれている帆船模型展から参加しました。いつもながら、帆船模型の細かさには感動します。同じ船を造っても人によって皆違うのも面白いです。
そのあとのお茶会では、いつもの帆船や歴史に大変詳しい皆様のお話が聞けてとても楽しかったです。
シャープの新しいドラマが先週イギリスで放送されたのですが、そのメイキング本も見せていただきました。シャープもハーパーもちょっと年取りすぎな感じは否めませんが、それでもやっぱりかっこいいです。動いている映像で見たら、きっともっと良いのだと思います。お馬やゾウさんも出てくるのでそちらも楽しみ。
例によって、皆様の鞄からいろいろなものが出て来て目も楽しいひと時でした。これも恒例なのですが、いろいろ、頂き物をしてしまいました。皆様ありがとうございました。

お茶のあとは、イングリッシュパブでドラフトシードルで乾杯しました。フィッシュアンドチップスやシェパーズパイ、他の料理の付け合せもふくめ、お芋をたくさん食べました。実はこの日は、サッカーの試合があってそれを見に来ているお客さんでいっぱい。私たちのテーブルだけが別世界でした。マンユーと何処の試合だったっけ。ゴールシーンに立ち上がって喜んだり悔しがったりしているお客さんもいて、これぞイングリッシュ・パブという感じでありました。

★テレビ情報:5月3日NHK総合で夜「偉大なる旅人・鄭和」を前・後編を続けて放送するようです。コロンブスより前に、帆船で世界一周した中国船団の話です。要チェック。

'06年4月17日(月) しづこころなく…

乗馬クラブでは、八重桜、姫リンゴ、連翹、タンポポやチューリップや色とりどりの花が咲いています。ソメイヨシノはもう終わりのように見えますが、高い木の上にはまだ花が残っているらしく、はらはらと絶え間なく花びらが落ちてきます。足元は桜の絨毯でした。
そして、毎年恒例冬毛から夏毛への生え変わりの季節。抜けた冬毛がどっさりブラシにつくし風に舞ってこちらは毛だらけです。

今日は風が強いので室内馬場だけで乗りました。それでなくても、力の強い外馬の栗毛君。それほど大きくは見えないのだけど、鞍を乗せる時や腹帯を締めるときに意外と大きいと実感します。1年以上ぶりなので、どうもうまく乗れないまま(基本的に上手くはないのだけれども、そういう意味ではなくて)終わってしまいました。よくわからないなりに、やはり馬は乗り手の意思が読めるようで、急に思っていた進路と違うほうに指示を出すと、意外そうにします。お馬とは不思議なもので、何も言わなくても、つまり指示を出す前から、曲がろうとしているのがわかっているのですね。それなのに急にやめると、ええっと言うのでした。やはり優柔不断はいけませんね。信頼関係が作れませんからね。外馬だからとか、久しぶりだとか、考えてる前に、基本を大切にしないといかんな、と思いましたですよ。

'06年4月10日(月) なごりの桜

乗馬クラブの駐車場は桜の絨毯でした。小雨だったので、運動は室内馬場で、最後の10分くらいだけ馬体に毛布をかけて外で名残の桜を眺めました。はらはらと散る桜の花びらが綺麗でした。お友達3人でのんびりとお話をしながら常歩をしました。ちょっと外乗気分でした。
落馬して復帰後初騎乗のお友達も、軽速歩までですが、よい感じで乗っていたようでした。よかったよかった。

終わってからは、ファミレスで長々とおしゃべりをしました。また外乗にも行きたいなあといいつつ、実行に至らないのがわたしですが、久しぶりにあった友達は、よく行っているようです。今年は近場でどこか行こう。

'06年4月9日(日) ぬれそぼったナマケモノ

家に帰ったら、水没ジャングルで濡れそぼったナマケモノがテレビに映っていました。NHKの動物番組が新しくなって、日曜日にかわったのですね。「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」という、良くわからないタイトルです。子供向けを意識しているのがなんなのですが、第一回のテーマは古代魚アロワナでした。その背景として、アマゾンの動物が少しだけ紹介されたていたわけです。ナマケモノもっと見たかったです。再放送はBS2、15日(土)深夜(日曜午前)3:35〜4:05だそうです。
ちなみに、次の「探検ロマン世界遺産」はガラパゴスだそうです。

なんで、ナマケモノが帆船の話題かというと、「マスター・アンド・コマンダー」の原作シリーズで、マチュリン先生が船に連れ込んだ動物さんなのですよ。

'06年4月4日(火) 帆船と桜

桜木町に行く用事があったので、帰りに日本丸(にっぽんまる)に会って来ました。もう、帆もつけていて春だなあと感じました。冬の間は、帆がはずしてあるんです。彼女の右舷側には、桜並木があります。満開をすぎた桜が、海風にひらひらと舞って綺麗でした。
4月29日には、今年最初の総帆展帆(そうはんてんぱん)があります。一緒に満船飾もあるので、とても華やかになりますね。
日本丸のHPも新しくなって、いろいろな角度からの写真が見られるようになりました。日本丸を見学するときは、右舷側、ランドマークタワー側からのほうが空が背景になるので綺麗です。左舷、ミュージアム側からだと、ランドマークタワーなどの建物がちょっと邪魔。ただし、総帆展帆の解説をしてくれる船長のアナウンスは左舷側の方が良く聞こえます。

帆船日本丸・横浜マリタイムミュージアム

'06年3月30日(木) お花見は栗毛馬に乗って

毎年恒例、馬上花見は新しい栗毛くんでした。いつもお花見の頃は栗毛に乗っている気がするわ。今日は風がとても強かったけど、幸運にも乗っている時間帯だけは風がやんで穏やかな春の日差しの下で、まさに満開の桜を満喫しました。同じ桜でも、まだ五部咲き程度の木もあったり、花の色が白いのもあったり、また辛夷や桃も咲いていたりと、本当に目に嬉しい眺めでした。

とはいえ、この頃調子に乗って本を読んだりしていたら、また眼精疲労がひどくなってきました。映画もテレビもパソコンも本も、ほどほどにしないと…と思いながら、みたいものがたくさんあって困ってしまいます。

'06年3月27日(月) バルトリ&チョン リサイタル

最高に盛り上がったコンサートでした。会場が割れるような拍手と良く言いますが、本当にもの凄い拍手とスタンディングオベーションでした。ご本人たちも、気持ちが良かったようで、アンコールはなんと4曲。久々に、このために生きてるな〜と実感する演奏会でした。バルトリは、テレビ、ビデオ、CDで何度も聞いていますが、やはり、生は最高です。

チョンさんのピアノも素敵でした。アンコールの時は、お客さんに背中を向けてバルトリに向かって拍手をしたりもしていました。

'06年3月21(火) 映画「ブロークバックマウンテン」

アン・リー監督作品なので楽しみにしていました。人間の描き方が優しくて好きです。でも、内容的にはとても辛くて打ちひしがれるような作品でした。もちろん、見る人によっては、切ないラブストーリーとも取れるのでしょうけれども。もっと、深いところにある告発がわたしには強烈でした。

ところで、この字幕は明朝体でとても読みにくかったです。横画が細いので背景が明るいと見えなくなってしまうの。
それから、ラバが出てきたんだけど、なんとロバと訳してあったのです。あまりのずさんさに驚愕してしまいました。もし、ラバという言葉を知らない人がいても映像に映っているんだから見ていればわかります。荷役の動物だからどっちでもいいと思ったのでしょうか。だったらサバンナにいるから、キリンをシマウマと訳してもいいのでしょうか? きっと他の気がつかないところでもそういう翻訳がされているのだろうと思うと残念です。

この映画、他の映画賞では作品賞をたくさん受賞しているのに、アメリカのアカデミー賞作品賞をとらなかったのは、とても納得がいきました。銃撃戦も爆発も騒々しい音楽もないんです。とても静かで綺麗な映画でした。
わたしの好きな「楽園をください」と同じように、馬がとても自然に使われていて良かったです。羊もうじゃうじゃとたくさん出てきて面白かったですわ。

'06年3月20日(月) スポーツ観戦

乗馬クラブでは、辛夷の花も咲き始めました。日本水仙もいいにおいです。今日ははじめての栗毛くんに乗りました。おとなしくて、安定感があっていい感じでした。はじめてなので外の馬場には行きませんでしたが、来週も天気が良かったら、辛夷の馬上花見でもしようかな。

この頃本当に日記をさぼっていてすみません。書きたいことはたくさんあるのですが、目を悪くしてから、合わせて疲れやすくなったのか睡魔には勝てずというやつですか、とにかくメールチェックがやっとです。お返事も遅くてすみません。

1月からこっち、テレビでいろいろスポーツを楽しんでいます。
まず、毎週見ているのがボルボ・オーシャン・レース。今週はメルボルンからウェリントンへの短いコース。ロングショットで数艇のヨットが競り合っている映像が綺麗でした。今までぶっちぎりで強かったABNアムロ1が9秒差でムビスターに破れたのも見ごたえがありましたが、パイレーツ・オブ・カリビアンが3位に入ったのも、なんとなくほっとしたりして。実際のレースはすでに次のコースも終え、リオデジャネイロのインポートレースを待っているんですね。
テニスも30分番組で様子をチェックしている程度ですが、ナダルが元気に復帰しているのが嬉しかったりします。マッケンローもダブルスで大会に出て優勝したんだっけ?すごいですね。ヒンギスの復活も華麗でよかったです。
オリンピックはスノボのクロスや、カーリングが面白かったです。フィギュアスケートはエキシビションを録画して見ました。パラリンピックのほうが、メダルを沢山取っているのに、あまりテレビでやらないのが気の毒なような気がします。
そして、今はお相撲も楽しみです。朝青龍は相変わらず強いですね。わたしは小さい人が好きなので、安馬も楽しみに見ています。今場所はお顔の傷が毎日のように出血して痛そうです。サッカーだったら試合中断だなあなんて思ったり。
サッカーも、レアルとバルサぐらいしかチームを知らないのに、スペイン・リーグを見たりします。誰を応援するのでもなく、選手の動きを見ているのが楽しいのですわ。
あ、昨日はディープインパクトも快勝しましたね。あの子は勝ち方もさることながら、お顔が可愛くて好きです。
どれもこれも、ぬるい見方ですが、それも有りよねって楽しんでいます。

'06年3月8日(水) ライオンは何を食べて生きているか

サバンナなら、インパラやシマウマなんだけど、ナルニアではどうなんでしょう。あすはおまえじゃ、なんて言われて、はは〜ありがたきしあわせ、なんて事になるのでしょうか。でも、最後に王様たちが鹿狩りをしていたから、鹿族は配下の中にはいないのでしょうか。いや、原作は以前に一度さらっと読んだだけなので、もしかしたら書いてあったのかもしれませんがわかりません。映画を見た感想でした。
どうもね、動物好きのわたしとしては、アスランが実在のライオンと同じ形をしているのが入っていけない一因なのでした。これが、イポグリフォとかケンタウロスだったら良かったのかも知れないんだけれども。そんでもって、もっとダメなのが、クリスマス。日本だったら、クリスマスは子供がプレゼントをもらう日でいいけど、作者のルイスはクリスチャンなんだよね。そこが解せないのでした。クリスマスがある国で、なんでライオンがキリストの十字架から復活の雛形を演じなければならないのかというのがね。
はじめは、子供の頃読んでいれば今の感想も変わったかも知れないと思ったのだけど、考えてみると、小さい頃大好きだった「ジャングル大帝」が今はどうも受け入れられなかったり、アーサー王好きの原点だったはずのディズニーアニメ「王様の剣」を大人になってから見たらがっかりだったのを考えると、どちらにしろ、子供の頃読んだかどうかは別問題なのかも知れないのでした。

ともあれ、映画は楽しかったです。冒頭の空襲のシーンで、時代背景と兄弟の性格が良くわかったし、色彩的なコントラストも出て、いかにもファンタジーですよ、という感じ。雪解けの川には虹がかかっていたり、子供を追いかける狼の1頭が雪で足を滑らせたりと、細かいところも行き届いていました。ビーバーさんの『フィッシュ&チップス』も面白かったです。ビーバーさんを帽子にしちゃう、という台詞は、ナポレオンの帽子を思い出さずにはいられませんでした、あの時代にビーバーが帽子のために乱獲されて、絶滅しそうになっていたのです。
末っ子のルーシーは、とてもかわいかったですね。タムナスさんのお茶に招かれたシーンは、小さい貴婦人みたいでイギリスの子供ってあんななのかしらと思いながら見ていました。エドマンドが白い魔女にもらう噂の「ターキッシュ・ディライト」もおいしそうでした。日本だったら、あの時代だから大福かなあと思いました。大きさもそのくらいだったし。で、日本だったら困るなあと思ったのが、箪笥から雪の中に出てきたシーン。畳の部屋だから、裸足か、ぜいぜい足袋裸足ですよね、あのまま進もうとしてもなかなか辛いです。いずれビーバーさんが下駄を作ってくれたかも知れませんが(笑)

エドマンドは栗毛馬のフィリップに乗っていましたが、お兄ちゃんのピーターは白いユニコーンに乗っていましたね。こっちの世界では、ユニコーンは処女にしか馴れない動物なんだけど、ナルニアでは少年でも大丈夫らしいです。ガンダルフみたいに手綱も鞍もなしで乗っているのは凄かったですね。ちなみに、フィリップという名前は確か馬を愛するものという意味でしたよね。なかなかしゃれています。
ケンタウロスのお尻は重そうでした。馬の場合、前に伸びた太い首と大きい頭でバランスをとって走るのですが、人間の体がひょろっと上についているだけではバランスがとりにくそうでした。それにしても、ケンタウロスのオレイアスも、フォーンのタムナスさんもなんで裸なんだろう。人間の肌の部分は服を着ていてほしいんだけどなあ。

ともあれ、楽しいお話でした。景色も綺麗だったし。見終わったあと良かった〜という印象で終わりました。

一緒に見に行ったのは、久々に集まった高校時代の漫画友達4人。その後お食事をしながら、昔の漫画のお話や、今の即売会のお話などができて、楽しい一日でした。
そうそう、新宿のピカデリーで見たのですが、本編上映前に「ノラビッツミニッツ」という短いクレイアニメを上映していて、これも楽しみにしていました。二匹のウサギが出てくるお話で、一匹はベジタリアンなのです。というより、ウサギは豚肉を食べるのか、というところも笑えるのですが、さらにお友達にはニンジンも出てくるのでした。短いなかに、思わず笑ってしまうシーンがいくつもあって面白かったです。実は高校の一年後輩の伊藤君の作品なのです。今では君では失礼ですかね、すみません。続きもあるようなので楽しみにしています。

◆テレビ情報

'06年3月7日(火) 入れ物も大切

最近出来た音楽ホール、ミューザ川崎にはじめて行きました。新しいところなので、ちょっと楽しみにしていたのだけど、期待が外れてしまいました。駅から近いし横浜からも電車で10分なのは便利なんだけどね。会場の入り口までのエスカレータが混んでいて行列ができ、でも階段で登るのはちょっと躊躇する高さ。会場の中に入ると係のお姉さんが、2階席はあっちで3階席はあっちとかトイレの中まで聞こえる大声で叫び続けているし、通路は狭くて詰まっているし、ロビーもぎゅう詰めの印象。ホールの中は、傾斜がきつくて2階の席は後ろの人に頭をけられるのではないかと錯覚しそうな感じ。おまけに斜めになっているので、足元も視界も不安定で、どうも落ち着いて音楽を聞こうという気持ちになれないのでした。
おまけに今回、席はほぼステージの裏だったので、音も裏面だったので、なおさら。ただ、マエストロの姿が終始みられたのが、ちょっとホクホクでしたけど。

そんなわけで、なんだか落ち着かないうちに楽しみにしていた、ロンドン交響楽団の演奏会は終わってしまったのでした。今月は、バルトリもあるので、そっちを楽しみにする事にします。マエストロのピアノが久しぶりに聴けるのがとても嬉しいです。

'06年3月6日(月) 映画「フライトプラン」

平日夕方のレギュラータイムにしては、ずいぶんお客さんが入っていました。さすがですね。ジョディー・フォスター映画は、トム・クルーズやケビン・コスナー映画みたいにほぼ一人舞台なんですよね。でも、私が見に行ったのは、ショーン・ビーン(「ロード・オブ・ザ・リング」のボロミアで、ドラマの「シャープ」です)が見たかったからです。髪を短くぴっちりまとめて、カチッとした機長さんの衣装がかっこよかったです。とんでもなく精神を病んだ(ことになっている)女の人に、飛行中の自分の飛行機を引っ掻き回される、という苦悩の役どころでした。でも、出番がわりと多くて良かったです。

映画は、勢いで見るには面白いけど、クライマックスは会場がまさに固唾をのんで集中してみていましたけれども、終わってみれば、女の子の存在を誰も覚えていないのは無理がありすぎるんじゃなかったでしょうか(笑)もっと、大勢がぐるになっているのかと思ってたんですが。意外な結末でした。ともあれ、見てのお楽しみなので、多くは語りません。

アカデミー作品賞はやっぱり「ブロークバック・マウンテン」にはなりませんでしたね。監督賞は取れたので良かったです。アン・リー監督の「Ride with the devil(楽園をください)」が面白かったので、今度の作品も楽しみにしています。

'06年3月1日(火) 映画「ナイト・オブ・ザ・スカイ」

思ったより、難しいというか、お話的にはここで終わっていいのか、という感じでした。今週いっぱいで終わってしまうのもわかるような。ともあれ、フランス映画らしい作品でした。でもユニバーサルなんだよね。主人公のブノワ・マジメルは「王は踊る」のルイ14世ですね。相棒はミスター・ビーンのような眉毛の濃い丸顔で、フランス物にしてはあまり綺麗どころではありませんでした。「ミシェル・ヴァイヨン」と比べてはいけないか。

戦闘機、F-16などがビュンビュン飛ぶ映像は楽しくて好きなんです。南フランスの田園風景や山並みの景色も綺麗。クライマックスでは、パリの空を飛ぶのが迫力でした。ホークアイの中ってぎゅうぎゅうづめに画面とオペレータがいるのね、なんて見られたのも面白かったです。しかし、武器商人やら国やらが裏で動いて騙し騙されしていて、優秀なパイロットの主人公は彼らに良いように操られてしまうのです、気の毒なような、でも彼女ができたからそれでいいのか。悪者は逃げちゃったのに、それでいいのか、とか、でも武器商人も国も消えることはないからそれはそれでいいのでしょうかね。
ちょっと、「エロイカより愛をこめて」みたいな奇想天外さと大胆さがあって面白かったです。無許可でいろいろな国の領空内を飛んじゃうし、砂漠のどこかに不時着しちゃって、バンダナした変な英語を話す人達に捕まっちゃうの。そこをのんびり夕日をバックにらくだが歩いていたり、そして、何とか上手く脱出しちゃうんだけど、昔の飛行機みたいに、窓を開けたままなのでした。でも、サミットが行われていて、厳戒態勢がしかれているのに、パラシュートで脱出した敵役が着地したところを、つかまらずにすんだのかは、やはり強引なような。仲間の方が早かったのでしょうけど。

こんな映画だから、お馬は出てこないかというと、どっさり出てきたんです。ただし、ロングショット。凱旋門の通りを戦闘機がいつものブルー・ブラン・ルージュの煙をはきながら飛んでいる下では、華やかな騎馬隊のパレードが行われていたのでした。サミットって、あんなにお祭り騒ぎするんだっけ。そういえば、沖縄サミットなのに、東京が交通規制でリムジンバスが遅れて閉口したことがあったなあ。やっぱり、パラシュートで降りた人がつかまらないのは変だよね(笑)

'06年2月27日(月) 春の香り

乗馬クラブはもう春の花が沢山さいています。外の馬場にある満開の紅梅の木の側を通ると、甘い香りがして、とても嬉しい気分になります。お馬はいい香りと思っているのかどうかはわかりませんが。木の根元には、可愛い日本水仙が咲いていました。そして、ふきのとうもありました。少し摘んでもって帰りました。といってもほとんどお友達に見つけてもらったのですが。
ふきのとうといえば、てんぷらですが、今回は手っ取り早くすり鉢ですって、味噌と鰹節をあわせて、ふきのとう味噌にしました。ほろ苦くて、春の香りがして、美味しかったです。

'06年2月26日(日) 暖かい北海道

二泊三日で北海道へ流氷を見に行ってきました。…のはずなんですが、当日は4月くらいの暖かさ。流氷は南の風に吹き戻されて、影も形もありませんでした。池田に猪を買いに行けるくらい着込んで行ったので暑いくらいでした。網走に行くのに、空港は新千歳なのがパッケージツアーの悲しさで、ほとんどバスに乗りっぱなしの旅でした。

バスの窓から、動物の足跡が沢山見られました。山の中では、野生の鹿の姿も何度も見ることができました。遠くに見える山並みも、広々とした雪野原も綺麗でした。時々は、馬や牛が外に出ている牧場もありました。

はじめに行ったのは「層雲峡氷瀑まつり」川の水を使って氷のかまくらやもう少し大きい建物を作ってありました。氷の色が淡い青緑でとても綺麗でした。建物の中にはつららがたくさん下がっていて「ジュリエッタの嵐」を思い出さずにはいられませんでした。氷の建物の入り口にもつららがあるのですが、ぽかぽか陽気で水が滴って入りにくかったです。かまくらの一つに神様がいらっしゃるところがあって、お金がそこらじゅうの氷面に貼り付けてありました。

キタキツネ牧場というところにも行きました。白いの黒いの狐色のといろいろな種類の狐が放し飼いになっていました。白いのは、まるでスピッツの尻尾が伸びたようでした。(ここは、夏はとても臭うのだそうで、冬でよかったです。)

二日目に行った、トウフツ湖という湖には、白鳥がいて餌用のパンの耳が100えんで売っています。でも、白鳥にあげることはなかなかできません。カモメが沢山いて、空中でキャッチしてしまうからです。でも、白鳥さんたちは特に悲しそうでもありませんでした。遠くには、悠々としたワシの姿も見えました。
流氷がないので、オーロラ号はただのオホーツククルーズ船でした。ここでもカモメが大勢群れ飛んで、皆があげるお菓子を上手にもらっていました。鳥の口って渇いているイメージがあったんだけど、お菓子がなくなった手のひらを見たら、よだれ?が残っていました。カモメもいろいろな色のがいて、かなり間近に見ることができて、ちょっとマチュリン先生気分でした。

バス移動の途中から、雨が降ってきて、つまり気温が高いので霧が濃くなり、摩周湖は何にも見えませんでした。周りの木々さえ数本先は見えないくらいでした。売店のビデオで湖を見ただけでした。霧の摩周湖とよく言われるけれど、霧が良く出るのは夏で、冬でこれだけ濃いのは珍しいとか。

阿寒湖では、夜に氷上フェスティバルといって、カーリングなどゲームができるはずでしたが、ここ数日の暖かさと雨のため、会場が整備できず中止。花火だけは行われて湖岸で見ることができました。花火大会など行ったことがないので、ほぼ真上で展開する花火に感動してしまいました。
朝、出発前に湖に出てみたら、ポニーを三頭おさんぽさせている男の人がいました。引き馬をやっているのだそうで、ほんの少し乗せてもらいました。ポニーの大きさもいろいろで、一番小さい子は女の子で、とってもおとなしいのだけど、耳は倒していました。ポニーの耳は馬とちがって、柴犬のみたいに三角なのがとても可愛いです。
氷の上を歩いて見ましたが、昨夜危ないから入るなといわれたので、ちょっとどきどきでした。映画「キング・アーサー」な感じ。割れたら怖いけど、でも車が上を走っているのを見たような。ずいぶん厚い氷のようです。

三日目は雪が降りました。富良野のあたりは吹雪いていましたが、旭山動物園についた頃は、雪は降っているのにお日様が出てきて、凍えるほどではありませんでした。念願のペンギンのお散歩も見られました。親より大きな灰色の産毛の子供も一緒でした。しゃがんでペンギンの目の高さでみると、けっこう怖い顔をしています。歩くのも意外と速くてすたすた進みます。確かにロングショットだと遅く感じるけどね、野生では長い距離を移動するので、そんなにゆっくり進んでいるわけではないのね、と思いました。ペンギン館では人間が水の中のパイプを通ります。小さいペンギンが自分の上や下を、ビュンと泳いでいくのが楽しいです。なぜかただ、水面に浮いているだけのペンギンもいて、おなか側から良く見ることができるのも楽しいです。
アザラシ館では、アザラシが例のパイプを通ると、おお〜人間のどよめきが起こります。思ったより大きく見えるのです。二頭でじゃれあいながらパイプを通っていったりもします。テレビで見るのより、ずっと感動的でした。
しろくまたちは、泳がずに雪の上で転がって遊んでいました。2頭でじゃれあっているので、おおきな足の裏が良く見えました。
ほかにも、レッサーパンダや黒豹やアムール豹や、トラやライオンなど、皆それぞれ良く動いていたので面白かったです。丹頂の小屋には、雀が群れで来ていて餌のおすそ分けをもらっていました。でも、見学時間が1時間半しか見られなかったので飼育員さんたちの手書きのボードを読む時間がなかったのが残念でした。

ともあれ、楽しい旅行でした。事前にアドバイスを下さった皆様ありがとうございました。こんどまた、本当に寒い北海道にも行ってみたいと思います。

'06年2月13日(月) はめられる

久々に馬に乗りました。また、ひと月ぶりくらい。そして、さらに久々のAMくん。何年ぶりかしら。彼もだいぶ歳なので、かつての魔法の絨毯の乗り心地はありません。でも、久々に乗ると動かない、という頑固さは健在でした。爺さんだからと遠慮して乗っていたら、付け入られてしまいましたよ。ちょっと歩調がおかしいかな、足でも痛いのかしら、と思ったとたんに、動かない。前にも後にも進まないぞ、と言いそうなところを何とか歩かせましたが、戦いになりそうなので、一時休戦。休めの常歩の後は、なぜかとてもよい運動をしてくれるようになりました。やっぱり、あれはわざとだったのか、素直に走ってくれれば、かつてのなめらかさの片鱗は残っているのになあ。彼も、一日一度くらいは体をほぐしたほうが良いと思ったのか、どうなのか。ともあれ、鞭を使うと怒るし、だったら使われないようにすればいいのに、半分の時間は無駄に過ごしてしまったのでした。そこがまた、彼らしいんだけど。とにかく、可愛いから仕方がないです。

'06年2月10日(金) 映画「レジェンド・オブ・ゾロ」

楽しかったです。ゾロの愛馬は「トルネード」という名前なのですね。実は、1話めをちゃんと見ていないのです。黒くてたてがみの長いアンダルシアンのお馬です。コミカルなシーンや逞しく活躍するシーンや、さりげなく背景に姿を見せたり、思ったよりお馬のいいシーンが多かったです。撮影に使われた馬は、全部で11頭だそうです。
お馬って、人がタバコを吸っているのは、あまり気にしないみたいなんですが、タバコを吸う馬ははじめて見ました(笑)
人間も大活躍で、面白かったですよ。皆腕っ節が強いんです。ゾロと奥さんのエレナだけでなく、息子も強い、神父さんも強い、村人の奥さんまで強いのでした。ゾロの息子役の男の子が、とっても可愛かったです。フランス人の伯爵の俳優さんは、どこかで見たと思ったら「ロック・ユー」に出ていたんですね。

悪者のおじさんが、映画のはじめの方で「ヘンリーの銃はいい」というようなことを言っていたのですが、ヘンリー・ノックのことかしらん?舞台は1850年だから、それもありかな。

'06年2月9日(木) シューベルト

久々のチョンさんのコンサート。シューベルトの「未完成」と「グレート」でした。未完成は久々に聞くと、本当に未完成な感じで終わるんですね。グレートは見事に盛り上がった演奏でした。チョンさんは相変わらずかっこいいです。楽章の間にタクトを左手に持ち替えて、右手を休ませていました。タクトは軽いので、かえって持っているのが大変なのだとか。
カメラが入っていたようだけど、NHKさんだったかな、チェックし忘れました。久々にテレビでやってくれるとうれしいのだけど。

'06年2月4日(土) 複数形禁止法?

今、楽しみにしている映画の一つが「ナイト・オブ・ザ・スカイ」というタイトルです。この名前が全然覚えられなくて、いつも映画情報サイトを見直して、ああ、そうだった、と思い出すのでした。カタカナで『ナイト』とあったら「夜」かと思ってしまうでしょ、なんだか語呂があわなくて覚えられなかったんだけど、英語タイトルは「THE KNIGHTS OF THE SKY」なんだそうです。フランス映画なので原題は「LES CHEVALIERS DU CIEL」。本当に、日本の映画界には、タイトルに複数形は使ってはいけないという法律でもあるのでしょうか??? ちなみに、公式サイトには英語タイトルもフランス語タイトルもないんですよ。「ENTER」とか「CAST」のボタンは英語なのに。予告編で、二人のパイロットが出てきているんだから、『ナイト』が「騎士」とは思わないわよ。ほかにも、この前の中国映画なんか「セブン・ソード」だったでしょ、数字までついているのに単数形ってどうよ。と、さすがカタカナ英語に寛容な私でも、言いたくなってしまうのでした。

'06年1月25日(水) 映画「キング・コング」

この頃、外出するとパソコンに向かう元気が残りませんで、楽しい話題はいろいろあるのですが、日記すらかけません。今回もまとめてアップしてしまいました。

やっと「キング・コング」を見に行きました。これまた、驚くほど、いやほんとに驚いたです、私には全然と言っていいほど面白くなかったです。どんな映画でもけっこう楽しめる私としては、そういう意味で驚きでした。もしビデオだったら、途中でやめていたかも。オリジナルの作品を見ていないのでわかりませんが、恐竜は全部やめておいたほうが良かったと思う。もし出すとしても遠景と、おなかを空かせた肉食竜1頭だけ位なら感動的だったかも知れないのに。普通生き物は敵に襲われたときの退路があるところで生きているもので、肉食獣は自分より大きいものを狙う時は、数頭で1頭だけを襲うのが基本、大きい獲物を獲ったら豆粒のような動物が目の前にいても特に襲わない、大型肉食獣でも、自分と同等の敵とあったら危険を避けてお互いに離れる(血を流して戦うのは雌争いの同種の雄同士くらい)などなど、これは獣でも竜でも同じだと思うのね。大きな草食恐竜が1頭通るのもやっとのような狭い道を大群で逃げてきたり、それを小さな肉食竜が隙間を縫って襲っていたり、大型肉食竜3頭が人間1匹のためにコングと死闘を繰り広げるのは、全然ドラマに必要ないのでありました。で、百歩譲って男の子映画だからいいんだっていわれても、それが長すぎてしつこすぎて、せっかく脚本家と女優の恋やら、船長や船員さんたちの人間像などもいいところがあるのに、帳消しになっちゃったのでした。「ロード・オブ・ザ・リング」のPJ監督だからもう少し面白く見せてくれるのかと思っていたのだけど、私の嫌いなところだけが集められてたみたい(笑)
そんなわけで、役者のおかげで最後まで見られたような感じでした。3時間ちょっとは長すぎでした。

お船は、石炭で航るものでしたが、磁石が利かなくなって六分儀を使おうとするところとか、水深を測るところとか、座礁しそうになるところなどは、面白かったです。

家にかえって、お口直しにBS2でやっているモーツァルトのオペラ、ドン・ジョバンニを途中まで見ました。アーノンクールの指揮は、今まで聞いたことのあるのとは違った感じで面白かったです。今年はモーツァルト生誕250年で、いろいろな企画があって楽しいですね。モーツァルトは苦手なのですが、オペラだけは好きなんです。何ででしょう。

◆テレビ情報、沢山書きました

'06年1月23日(月) 電車にも「シャープ」

漫画家のお友達の手伝いに行きました。東京メトロの東西線に乗ったのですが、車内ポスターにミステリチャネルのがありました。ホームズ、ポワロ、コジャック、そしてシャープの写真が使ってありました。ワーテルロー(ドラマ最終話)のみたいで、はじめの頃のよりは少し今のショーン・ビーンに近いかな(笑)ともあれ、ちょっとびっくりでした。ミステリチャンネル、力をいれてくれてますね。
次の即売会では、シャープの本が沢山でそうです。嬉しいやら怖いやらですが。

'06年1月21日(土) 雪のオフ会

関東地方も記録的な大雪でした。我が家の付近では、30センチくらいは積もったかしら。でも、楽しみにしていたオフ会なので、がんばって出て行きました。銀座はさすがにほとんど雪がありませんでした。
伊東屋で恒例の「ザ・ロープ」の帆船模型展があったので見にいき、そのあとオフ会。帆船模型は何時見てもうきうきしますね。本当に精巧に作られていて、作り手の好きな気持ちや熱意も伝わってくるし、物語を読むときのイメージ作りの助けにもなるし、なにより、どれも美しいです。

そのあと喫茶店でお茶会。皆さんのお荷物から、ぞくぞくとお宝が出てきて、交換されたり回覧されたり、眼福でありました。楽しいお話も聞けて楽しかったです。
そのあとの飲み会は、私にしては超珍しく胃の具合が悪くて残念ながらパス。でも、帰途にちょっと寄ったブック・オフで、探していた海洋系の本をゲットしてしまいました。これも、皆様のご威光か帆船模型展に行ったおかげか、雪の中出て行った甲斐がおお有でした。

'06年1月18日(水) 初めてのお相撲

国技館へ初場所を見に行きました。今までお相撲を生で見るなんて、考えてもいませんでした。誘ってくれたSgさんありがとう。

お相撲はいつもは、テレビでやっていても見たり見なかったりなのですが、今年の初場所は面白くて、オンタイムで見られなかったときは夜のダイジェスト版を見ずにはいられないくらいでした。
なので、これなら国技館に行く価値はあるなと思っていたのですが、行ったら予想以上に楽しかったです。国技館の通路には、とり終わった力士が歩いていたりするのですね。そして、客席も開放的でおしゃべりしても大丈夫だし、ドアも開けっ放しなので、通路を歩きながらもお相撲が見られるんです。緊張感のあるテニスや、始まったら入れてもらえない演奏会とはえらい違いでした。
中入り後の途中で、行事さんが明日の取り組みを読み上げるのですが、それが白い紙に相撲文字で大きく書いてあるんですね。黒々とした墨の文字が素敵。そして、裏に時々墨がついてしまっているのも、手書き感があって面白かったです。
もちろん取り組みもそれぞれ緊張感があって、見ごたえがありました。また次の国技館のときにも行こうと思いました。

'06年1月13日(金) お船や映画や

桜木町に行く用事があったので、日本丸にも会ってきました。曇り空で風が冷たく、帆をつけていない彼女も寒そうでした。四月ごろまでは、帆ははずしてあるのです。それにしても、近くで見ると本当に大きなお船です。遠くからだと、ランドマークタワーなどの高層ビルの下で小柄に見えるのですけれど。
帰りは、みなとみらい駅から電車に乗りました。ビルの奥底に線路が見えるのね。

せっかく横浜に出たので、シネコンで映画をみました。キング・コングとまよって「Mr.&Mrs.スミス」にしました。いや、驚くほど面白くなかったです(笑)どう驚いたかというと、けっこうランキング上位を保っているのに、この内容かという。やっぱ、ブラピとアンジェリーナ・ジョリーの集客力か。いやこれは、ラブコメなんだよね。わたしは、アクション物だと思って見に行っちゃったのが敗因でしたよ。
お互いに秘密にしている世を忍ぶプロの暗殺者同士の夫婦はいいとして、それぞれの雇い主の影が見えなさ過ぎる。相手は暗殺者の組織で軍隊じゃないのに、おそろいの車と制服を着て襲ってきたり、いくらマンガみたいな話でもバランス悪すぎでした。だって、兵隊さんをひとしきりやっつけたらなんでボスから逃げ切れた事になったの?冒頭とラスト「カウンセリングに通う夫婦」の姿は、アメリカでは受けるのかもしれないけど、日本ではさらに違和感だったし。たとえば、人知れず南海のリゾートあたりで新しい生活を始めましたとさ、のお決まりのコースのほうが納得できたかも。予告は面白かったんだけどなあ。

というわけで、映画館の収穫は、予告編でした。
「パイレーツ・オブ・カリビアン2」ネットと同じのでした。副題「DEAD MAN'S CHEST」をどう訳すのかと思ったら、カタカナにしただけだったのね、な〜んだ。今回も楽しそうです。ちゃんと、ジャック・ダベンポートさんの「提督」も出ますね。何より、帆船の動く姿が嬉しいです。
「フライトプラン」の予告編をみてびっくり。ショーン・ビーンが機長さん役で出ていたのね。この頃アンテナ低くて。
フランス版トップガンというあおり文句は読んでいたけど、ほとんどノーチェックだったのが「ナイト・オブ・ザ・スカイ」こんなタイトルだけどフランス映画です。戦闘機がビュンビュン飛んでるだけでもわくわくします。これは見に行かなければ。
予告はなかったけど、チラシで驚いたのは「The New World」ポカホンタスの実写版だそうです。ネットで予告を見ると、かなりどろどろで怖そうな映像ですが、クリストファー・プラマーとクリスチャン・ベールが出るんだよね。でも、主役はコリン・ファレル。
そんなこんなで、久々にシネコンに行って楽しんできました。

'06年1月12日(木) 古い物が出てきたり

ネットのニュースによると、大阪四条畷の古墳から日本最古級の「轡(くつわ)」が出てきたそうです。鉄製の「ハミ」とそれがずれないように支える鹿の角製の「ひょう」がセットで「ひょう轡」というそうです。この場所は「河内の牧」があったとされる所で、その説がさらに裏付けられたそうです。そして、この轡は百済から持ってきた物だそうで、馬も連れてきただろうということです。

この馬は、どんな馬だったのでしょうね。朝鮮半島の馬というと、チェジュポニーをすぐう思い浮かべてしまうのですが。「チョランマル」という韓国の斉州(チェジュ)島の馬で、小柄ながら昔は戦にも使われたそうです。今は、現地の競馬でがんばっているようです。

で、全然関係ないんですが、「百済から…」と言うと「鞍馬から…」と音が似てませんか?(笑)「牛若丸が出でまして、名も九郎判官」「よしつね、よしつね」と書いてわかる方は落語好きですね。「青菜」です。

ここのところ、古いビデオやカセットテープを整理してまして、その、チェジュポニーの番組やら落語やら、いろいろ見たり聞いたりして懐かしんでいます。

それから、10日には台風で損傷した練習帆船海王丸が、修復なって横浜港から出航したというニュースをみました。よかったですね。以前、やはり横浜を出航するときに登檣礼を見学したのを思い出しました。帆船といっても、エンジンで動くので帆を畳んだまま遠くなって行く姿は何時見ても不思議な感じです。

海の向こう、というより現在海の上では、ボルボオーシャンヨットレース'05-06が行われています。4年に1回行われている、ヨットの世界一周レースです。今回は、映画のプロモーションで「パイレーツ・オブ・カリビアン」号も走っています。出だしで故障したようですが、修理したあと戦列復帰しています。テレビでは、ケーブルなどで見られるGAORAとSports-i ESPNで放送しています。
ヨットといっても外洋だしスピードを競うので、もの凄い速さではしるんですね。で、水しぶきも半端じゃないです。打撲や骨折なども多いというのもうなづけます。

ボルボオーシャンヨットレース公式ページhttp://www.volvooceanrace.org/index.aspx
「パイレーツ・オブ・カリビアン」号のHP(音が出ます)新しい映画の動画もあり。
http://www.blackpearlracing.com/splash.asp

'06年1月7日(土) お正月番組いろいろ

NHKのお正月ドラマ「新選組!!」は良かったです。感動しました。「その時歴史が動いた」の同じテーマの回がとても面白かったので、期待して見ていたのですが、期待以上に良かったです。大河ドラマのほうは3回目ぐらいで挫折したのですが、それでもほかの人物がどんな人か想像できるように出てきたので、さすがに上手いと感じました。作品と人物とその時代に対する愛が感じられました。
眼目の丁々発止の会話劇は、砕けた台詞ながら肝が据わっていて、真山青果の歌舞伎を思い出してしまいました。テレビドラマで見終わってから感動のあまりしばし茫然…というのは久しぶりです。

TBSの「八犬伝」も楽しかったです。テンポが良くて飽きさせない展開。信乃の髪型がゲゲゲの鬼太郎みたいなのはちょっといただけませんでしたが。衣装はワダエミを意識しているな、と思っていたらご本人でした(笑)それほど、予備知識なしで見ていたので、いろいろな役者さんが出てくるのも、驚きでよかったです。映像も綺麗でしたね、コスモス畑や海岸線や林の中も、まさに計算された画像。そして、原作ファンなら誰でも知っている、信乃と現八が対決する、芳流閣の屋根の場面は、ドッキンとするほど錦絵そのままでした。あの場面の信乃の衣装が少しずつ変わっていくのも、歌舞伎のようでうまかったですね。
しかしながら、8人(匹)の親犬たる「八房(やつふさ)」がいないのには大びっくりでそたよ。せっかく、玉梓が怨霊の「畜生道に落としてやる〜〜」という台詞があったのに。落ちてないじゃん。

ドラマ以外にも、恒例の駅伝を見ました。1日の社会人、2,3日の箱根。箱根は例によってドラマがいろいろあって面白かったです。

これも恒例NHK「ニューイヤーオペラコンサート」3年連続でチョン・ミョンフンさんの指揮でした。前半が良かったです。カルメンは、今見るとちょっと古いタイプの感じでした。

言葉遊びいろいろ。
1日の駅伝で二人の選手が並んで走っているときのアナウンサーの言葉、「二人の『たたきあい』です!」競馬じゃないんだから、誰もたたいてないって。
八犬伝で、伏姫を誤って弓で射てしまった許婚にたいして、玉梓が「姫を『うつ』とは…」と言っていました。ピストルじゃないんだから「いる」のほうがなじむのではと思ったのですが、間違いではなさそうです。それとも原作は銃だったからそれを暗示しているのか?
こだわりが感じられるのが、三谷脚本。「新選組!!」では、官軍の鉄砲隊にかけられた号令が「はなて!」でした。この時代まだ弓矢隊の名残があるのか、それとも文学的にしたのか、もちろん銃も放つでいいのですが、現代の脚本家なら「うて」としそうなところだなと、感心してしまったのでした。

それから、お約束のお馬に関して。どちらのドラマも、実際には乗っていないで動きだけ演じているところでも、わりとリアルに馬に乗っているように見えました。演出家か、監督さんのこだわりがあったのでしょうか。ここも、感心しながら見ていましたです。

'06年1月2日(月) 映画「天空の草原のナンサ」

モンゴルに一緒に行ったお友達TkさんとSgさんと一緒に見に行きました。モンゴルを舞台にした、遊牧民の女の子とその家族と子犬の物語。3人の子供たちはとっても可愛いし、子犬はおりこうだし、お母さんもお父さんも優しくてすてきでした。「らくだの涙」を作ったモンゴル人の女流監督の作品で、遊牧民の生活が細やかに丁寧に描写されていました。カラカラに乾いた牛糞が燃料に使われるのは知っていたけど、子供のおもちゃにもなるのは驚き。おいしそうなチーズ作りや羊肉の燻製を作る様子、秋の放牧地に行くためにゲルを畳む作業、お母さんが子供の服を縫っている横で、小さい子供がミシンに跨って遊んでいる様子、どれもこれも見るだけで嬉しくなってしまう映像でした。この家族は本当の家族で、撮影に使った犬もその後この家族の一員になったそうです。主人公のナンサは6歳の女の子ですが、お父さんが町に出かけているので、代わりに馬に乗って羊の放牧に出かけるのです。民族衣装のデールを着てモンゴル鞍をつけた馬に跨る姿は、可愛いらしくも凛々しかったです。雄大な自然と穏やかな時間の中でに自然に営まれている遊牧民の生活は、憧れるしかないのですができれば長く続いてほしいと思いました。まだ1月2日だけど今年一番良かった映画になるかもしれません。見にいける方は、ぜひぜひ。おすすめです。

公式HP→「天空の草原のナンサ」(音が出るのでご注意)

'06年1月1日(日) 今年もよろしくお願いいたします

あけましておめでとうございます。皆様どんなふうに新年を迎えられたでしょうか?
私は昨年と同様、紅白をみたあと、東急ジルベスター・コンサートでカウントダウン演奏を聴きいて年が明けました。オケは東フィルさん、指揮はコバケンこと小林研一郎、曲はベートーベンの第九だったのですが、見事に0:00ちょうどに演奏が終わりました。はらはらしながら演奏を聴くというのも、なんだか変ですが、とても楽しい企画ですよね。マエストロ小林がインタビューに答えて、観客と演奏者のオーラのおかげで成功しましたと言っていたのが印象的でした。テレビ中継はテレビ東京だったので、関東地方だけだったのかな。


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このページの背景は「十五夜」さんからいただきました