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藤木ときどき日記

2006年9月〜12月分

参考までに、マークをつけてみました。馬の話題:音楽の話題:古典芸能・文学の話題:
帆船の話題:「指輪物語」及びPJ版映画「ロード・オブ・ザ・リング」の話題:


'06年12月30日(土) 良いお年を!

やっと年賀状をほぼ出し終わりました。うまくすれば、近い方には元旦に届くかもしれません。

テレビで映画「どろろ」のメイキングの番組を見ましたら、なんだか懐かしい風景が…。これ、撮影地がニュージーランドなんですね。それも、ほぼローハンです(笑)「ロード・オブ・ザ・リング」の騎士国の草原や岩場、メリーとピピンが攫われて、そのあとをアラゴルン、レゴラス、ギムリの三人が追いかけたあたり。とても懐かしい映像でした。

NHK教育では「日本馬術選手権」を放送していました。そういえば、ドーハでは総合(イベンティング)で日本の選手が金メダルを取っているんですよね。今回この日記にはドーハ大会のことは何も書きませんでしたが、公式HPをみると、チェスやカバディなどオリンピックには無い種目もいろいろあって楽しそうです。オリンピックより、アジア大会を誘致したらいいのに。
アラブでは「エンデュランス」が盛んなので、HPでは「馬術」と「馬術:エンデュランス」と項目が分かれているんですよ。写真もいろいろ見られるので、興味がある方はご覧になってみてください。
ドーハアジア大会公式HP↓
http://www.doha-2006.com/gis/menuroot/sports/sports.aspx

さて、年末にあたり今年を振り返ってと、いつもにないことを思い巡らしてしみました。

映画ベスト3
一位「天空の草原のナンサ」
今年のダントツ一位。モンゴルの本当の遊牧民の家族の出演で撮影された映画。遊牧民の生活、可愛い子供たち、可愛い子犬、モンゴルの景色、どれをとってもすばらしい映画でした。
一位「スーパーマン・リターンズ」
ところが、これも一位タイ。こんなにはまるとは思なかったんですが、劇場で4回見たけどまだ足りないという状態でした。監督のブライアン・シンガーが上手い。そして何より、ブランドン・ラウスのスーパーマンが良かったんです。可愛い。どんなにたくさんアップになってもいい。ケント・ママの目で見てしまう私でありました。
三位「麦の穂を揺らす風」
重いテーマながら、美しい景色と、厳しい現実に抗う真摯な若者たちの姿と、それを見つめる監督のまなざしが優しい映画でした。

コンサートベスト3
一位「バルトリ&チョン リサイタル」
会場がグワーンと響くようなものすごい拍手が巻き起こったコンサートでした。こんなコンサートが聴けるなんてなんという幸せ、と思いました。
二位「チョン・ミョンフン指揮 ドレスデン国立歌劇場管弦楽団」
特にアンコールの「魔弾の射手」は鳥肌が立つようでした。大進君のブラームスも良かったです。残念ながら客席が埋まっていなかったので二位。
三位「東フィル定期11月 モーツァルト レクイエム」
これは、P席で聞いてチョンさんの合唱指揮を満喫できたので大満足

スポーツベスト3
一位「アーヘン世界馬術選手権」
ネットで、どうにかこうにか動く映像を見ることができました。特に馬車やレイニングが面白かったです。
二位「テニス 上海マスターズカップ」
特に、準決勝なのにナダルとフェデラーという試合がすごかった。こんな試合がテレビとはいえ、見られるとは、なんて幸せとこれまた思ったものでした。
三位「大相撲」
昨年の終わりごろから見始めたお相撲。両国場所は毎回一度ずつ見に行きました。やっぱり生は格別ですね。

他にも、今年もいろいろ楽しいことがたくさんありました。皆様、お付き合い頂きましてありがとうございます。来年もどうぞよろしくお願いします。

'06年12月28日(木) イノシシは色加減が大事

今年も年賀状はプリントゴッコ印刷に絵の具で色を塗りました。ウリ坊がちょっとレモン色っぽくて変になっちゃったです。しくしく。
印刷と着色で二日がかり。書くのは明日なので、また元旦には間に合わないかもしれません。

'06年12月18日(月) 映画「麦の穂をゆらす風」

1920年頃のアイルランドを描いた作品。イギリスの支配に苦しむ人々と、抵抗する若者たち。主人公の兄弟たちが悲しい歴史に翻弄される様を映画いている、ケン・ローチ監督の作品で、今年のカンヌ映画祭パルムドール賞を受賞したそうです。
家族、友人、そして国を守るための戦い、そのためには親友にさえ銃を向けなければいけない青年の苦悩。兄弟とさえ敵同士になってしまう運命。とても重いテーマですが、それぞれの人物に向けられた監督の視線がとても暖かく、つらいラストにも関わらず、見終わったあと暗い落ち込んだ気持ちにはならない、良い映画でした。主演のキリアン・マーフィは、舞台になったアイルランドのコーク出身で、親戚にはこの紛争で亡くなった人もいたそうで、とても真摯に演じていました。「バットマン・ビギンズ」では壊れた科学者の悪役でしたが、芸域が広い人です。

さて、お馬ですが、もちろんアイルランドですからいろいろ出てきました。ギネスビールのポスターにあるような、馬車を引くお馬や、秘密の指令を運んでくる女の子が小柄な馬を駆ってやってきたり、草深い風景にお馬がいる映像が素敵でした。

'06年12月16日(土) 「ピアノの歴史」

横浜のみなとみらい小ホールで、「ピアノの歴史」というレクチャーコンサートのシリーズがあります。毎月一回で8回のシリーズ。今回は第一回でした。前半が歴史の先生のお話で、後半がお話と演奏でした。現代のピアノができる前の時代の楽器を何種類か舞台にのせて、それぞれの音の違いを聴かせてくれて、とても面白かったです。
日本のチェンバロ製作者の方が復元されたフォルテピアノは、元の楽器より音域を広く作ってあるとのことでしたが、それでも今のピアノに比べるととても小さくて華奢な感じがしました。繊細な音色でよかったです。

'06年12月15日(金) ゲール語の歌

黄色くなったイチョウの葉もすっかり落ちてしまいました。気がついたらもうすぐクリスマス、年賀状も書いていないのに。
このごろすっかり恒例になってしまいましたが、またまとめ上げですすみません。

クリスマスだからではないのですが「ボーイズ・エア・クワイア」のCD「air」を出してきて久しぶりに聞いています。このCDの中には2曲のアイルランドの伝統曲が入っていて、歌詞にはゲール語の部分もあるのでした。ゲール語とはアイルランドの古い言葉で、今でも話す人は少しいるようです。アイルランドといえば、マチュリン先生のもうひとつのふるさとなわけです。

'06年12月14日(木) バルセロナ、カタロニア

11月に新刊が出た、オーブリー、マチュリンシリーズ(映画「マスター・アンド・コマンダー」の原作)の新刊をやっと読み終わりました。このシリーズは、帆船物ファンの方々の中でも好き嫌いが分かれています。他のほとんどの作品は、帆船同士の戦闘シーンがクライマックスでそこにいたるまでの描写が本筋なのに対して、このシリーズは歴史的背景と作品のキャラクター描写の方に重きがおかれているのです。いわば、オンとオフの違い。特に8話目にあたる今回は、ほとんどオフ。敵の船に向かっていると思ったら、次の段落ではすでに拿捕しているという簡潔さ。最後の最後に少しだけ戦闘シーンあるものの、やはり異色シリーズですね。私は大好きなんですが。

さて、この作品の主人公の1人ともいえる、軍医のマチュリン先生はスペインとアイルランドの混血です。スペインといってもカタロニア(カタルーニャ)地方で、日本ではあまり知られていませんが、現在は学校でもスペイン語ではなくカタロニア語で授業をするほど、別の国という意識が強いところです。そんなわけで私も、カタロニアという言葉を聞くと耳をそばだてるようになってしまいました。

今日本ではサッカーの、トヨタ・クラブワールドカップが行われています。今日の試合は、後半の30分位だけテレビで見ることができました。欧州代表のFCバルセロナがクラブアメリカに4−0の圧勝でした。私はちょっとバルサファンなので嬉しかったです。ちなみに今のバルサの監督はライカールトさんです。監督になってもかっこいいですね☆
この中継の中で、アナウンサーがバルサの地元であるカタロニアのことを説明してくれていて良かったです。キャプテンマークの赤と黄色の縞は、スペインではなく、カタロニアの旗の色だそうです。戦でカタロニアの黄色い盾に多くの血が流されたことを表しているのだとか。かつてカタロニア語の使用が禁止されていた時期にも、バルサのサッカー場の中だけでは話しても良いことになっていたとか、いろいろ面白い話題がありました。
実際、ワールドカップもイギリスが4つの地域に分かれて参加しているように、スペインも分かれて参加することを希望しているのですよね。素人考えだと、その方が面白いと思うのだけど。

'06年12月13日(水) 映画、テレビ、今昔

NHK教育テレビでは、バレエと落語の番組が始まりましたね。録画して時間のある時に見ています。バレエは、オペラ座のマニュエル・ルグリが先生で、団員の生徒を教えるものです。本当に少しだけですが、レッスン風景が見られるのは面白いです。今までは、ピアノの番組でしたね。
落語のほうは、趣味として落語を習うという趣向で、これも結構おもしろいです。他に落語家の人の話が入ります。知っていることも多いけど、和室で和服で面白い話をしている人たちを見るのはいい感じです。

バレエの番組のあとに「ことばおじさん」という短い番組があって、今の日本語これでいいの?という内容になっています。これ、教科書的には間違っていることばでも、ことばは変わっていくものだという寛容なスタンスで解説されて、とても好感が持てました。古典が好きな私としては、そしてすでに何十年かの日本の歴史を生きている私としては、ことばが変わるのはとても実感しているし、それを見ているのはとても楽しいのでした。

さて、NHKBSでは懐かしい外国のテレビドラマを良くやっています。先日「奥様は魔女」をみていましたら、魔女のお母さんが気に入らないお婿さんのダーリンのことを「『くずーい、おはらい』だよ」といっていました。ちょっとびっくり。屑やさん自体が今はいないからなあ、今だったら「粗大ごみ」だよ、というところでしょうか。吹き替えも懐かしいことばづかいがいっぱいなのでした。
さすがにわたしも『くずーい、おはらい』は落語の中でしか聞いたことがありません。「らくだ」などに出てきますね。

今、昔、ということでは、テレビや映画で車が出てくるととても目に付くのが、シートベルトです。「マイアミ・バイス」や「ナイトライダー」では、めったにシートベルトをしていません。ショーン・コネリーの007はどうだったのでしょうか。今日見てきた新しい007は、ちゃんとシートベルトをしていました。

007には思い入れが無いので、今回の「カジノ・ロワイヤル」は面白く見られました。「マスク・オブ・ゾロ」の監督さんなんですよね。青い目のボンドは妙に可愛い感じでした。やんちゃ坊主を見守るお母さんのようなジュディ・ディンチも良かったです。007というと、タケコプターに通じるような、奇想天外なお道具を使うイメージがあるんですが、今回はそれほどでもありませんでしたね、もちろん強引な展開はたくさんありましたが。パソコンは、ソニーのバイオを使っているようでした(笑)

'06年12月8日(金) N響C定演

久しぶりにNHKホールに行きました。渋谷は人が多くて本当にいやです。でもホールの近くは今度は人が少なくて真っ暗で怖いくらいでした。3階センター席で聞きましたが思ったより良く聞こえました。前に2階で聴いた時は、私は何をしに来たのかしら、というくらい聞こえないし狭苦しいしだったのですが。

楽しみにしていたのは、大進君のベルクのコンチェルト。良かったです。難しいことはわかりませんが、あの不思議な音の響きが、大進君の暖かさと繊細さとあいまって、とても素敵な演奏でした。
大進君のバイオリンって今、ガルネリなんですか? 大進君ならガルネリも弾けるとは思うのですが、ストラドのジュピターは良かったですよね。次は、3月の無伴奏リサイタルです。楽しみ☆

'06年11月30日(木) モツレク

4回あった11月のチョンさんのコンサート最後は、東フィルと東京オペラシンガーズのモーツァルトのレクイエムでした。通称「モツレク」。モツの煮込みとかは関係ありません。この季節あったまっていいけど(笑)
今日は、ホクホクのP席。舞台の後ろにあるパイプオルガンの前の席で、サントリーホールや東京オペラシティにある席です。音が裏側になってしまうので他の指揮者だったら絶対とりませんが、チョンさんは別。特に合唱の時は最高のお宝席です。指揮棒を持たずにしなやかに動く手とお顔の表情を 見ているだけで幸せ。オペラシンガーズのすばらしい歌声は裏側でもしっかり綺麗でよかったです。モツレクはやっぱりいいですね。

'06年11月27日(月) 横綱相撲

コンサートで浮かれていましたが、日曜日は、お相撲は千秋楽で、競馬はジャパンカップでした。
お相撲は、本物の横綱朝青龍の貫禄の全勝優勝でした。現在、横綱が1人しかいないので、絶対に勝たなければいけないという責任も重いのでしょうけど、とにかく安定した強さがかっこいいです。お相撲が上手くてきれいなので、勝ちっぱなしでも、納得して楽しめるのがいいです。そして、優勝が決まったあとの笑顔は、可愛い青年なのでした。
競馬は、ディープインパクトが圧勝でしたね。武豊騎手も、彼本来の走りだったと言っていたし。フランスで失格になったことは、本人(馬)にはあまり関係ないことなのでいいのですが、きっと走って勝つのが大好きなお馬なので、あと一戦で引退というのは、ちょっと気の毒な気がします。
横綱といえば、もう1人男子テニス会のランキング1位、フェデラーも本当に強いですね。相手もいいところまでいくのですが、勝てない。上海で行われた、ランキング上位選手だけで戦われるマスターズカップでも、貫禄の横綱という感じで優勝しました。私の好きな、ナダルがもうちょっとクレイ以外のコートも強くなってくれれば、逆転も期待できるのだけどなあ。

ところで、上海のテニスコートにあった看板「索尼」とかいて「SONY」と読むんですね。中国語の当て字は日本人から見ると、とても不思議です。

'06年11月26日(日) きらきらな夜

巷では、クリスマス仕様の飾りつけやイルミネーションがきらきらと綺麗です。今日も渋谷の道路では、電柱の上に電飾のトナカイさんがたっていました。このページも思い立って、夜にしてみました。本文以外の文字が読みにくいですが、一時的なのでご容赦ください。

今日は、オーチャードホールでコンサートでした。もちろん、チョンさんで東フィル定期。バルトークがとても良かったです。
東フィルのベートーベンチクルスがやっとCDになり、買った人対象のサイン会をするということで、お客さんが並んでいました。マエストロも、お疲れ様です。

30日は今月4つめのコンサート。「モツレク」こと、モーツァルトのレクイエムです。楽しみ☆

◆テレビ情報

'06年11月23日(木) ドレスデン国立歌劇場管弦楽団公演

すばらしい!感動的な演奏会でした!!もちろん、チョン・ミョンフンの指揮です。久々に、このために生きてるな〜〜って感じでしたよ。
22日は、東京オペラシティ、ベートーベンの6番と5番。6番も良かったけど、やっぱり5番がすばらしかった。マエストロの5番を聴くのは何回目かなあ。いつもとても良いんだけど、このオケは弦が特に重厚でどっしりした感じが、マエストロのパワフルな演奏ととてもよくあっていたと思います。熱烈な拍手に答えてのアンコールは「魔弾の射手」。マエストロの短いメッセージは、あまり良く聞こえなかったけど、本来このオケは交響曲よりオペラの曲を演奏するためにあるので、とおっしゃって演奏を始めたように聞こえました。
これがまた、こんなすばらしい演奏があるのか、というほどのできでした。パワフルかつ繊細、うねるような旋律、高揚感、本当に、マエストロのファンでよかった〜〜!!

23日は、東京芸術劇場。プレオーダーで外れて、一般発売で買った席は、マエストロを斜め前から見られる位置。オケは横向きだけど、演奏がいいので十分堪能できました。前半は、これまた大好きな、樫本大進くんのブラームス。これ、録音もしていて、来年CDが出るんですって。さすがに、いいできでした。カデンツァの部分など、本当にうっとりでした。大満足!!お客さんの拍手もすごかったですね。ドレスデンの皆さんも、真剣に大進君を見詰めながら聴いていました。ほかの外国オケって、時には目配せや小声で話したりしていることがあったりするのですが、ドイツの人はまじめなんだなあと、妙なところで感心してみたり。
大進君とマエストロって、楽章のあいだに、必ず笑顔で言葉を交わすのよね。何を話しているのかいつも気になります。本当に二人ともいい笑顔なのよ。
後半は、ブラームスの4番。これまた、私の大好きな曲なんですが。新しい感動を覚えました。弦の重厚さ力強さがこの曲とマエストロの指揮にぴったりでしたね。
そして、この席は何より、マエストロの指揮される様子が、何のさえぎる物もなく拝見できるのです。最高☆ 大体私は、テレビでマエストロの演奏を聴いてファンになったんでしたよ。あの、指揮ぶりと表情がかっこいい〜〜。大進君を聞いて、かわいい〜と言っていたお客さんがいたそうですが、私も、マエストロかっこいい〜〜と騒ぎたかったです。ファンになりたての頃の、ワクワク感を思い出してしまいました。マエストロは、背中から拝見すると、あまり動きが無いんです。でも、正面の手の表情はとても饒舌。微妙な指示が静かに出されています。もちろん、盛り上がるところは体全体で表現されるんですが、そのメリハリがまた絶妙。ただし、腕を振り上げる時も、肩からあげないのはバレエの基本にも通ずる優雅さなのでした。また、指揮棒を持つ右手に左手を添えて上から振り下ろすしぐさも素敵です。あ、でももちろんこれは、オケの皆さんのそれに応えた演奏の音が伴って、始めて成立するかっこよさなのはもちろんです。
アンコールは、また一言あるのかと思いきや、今度は指揮棒を持って出てきて、振り向きざまに演奏が始まりました。これはいつものパターンなんだけど、オケの皆さんも、いつも息がぴったりなのよね。アンコールの練習って、どのくらいするんだろう。

オケの皆さんが下がってから、マエストロがもう一度出てきてくれるまで拍手がやまないのは、いつものパターンだけど、ドレスデンの皆さんは戸惑っているようでした。あまり大勢は出てこなかったけど、もう片付けた楽器をケースごと舞台に持ってきている人もいました。
それにしても、今回どちらの会場も空席が目立ちました。チケットがとても高かったからね。こんなにすばらしいコンサートなのに残念なことでした。

今回はアジアツアーで、上海、台北、ソウル、インチョン、東京、大阪を回っているそうです。明日は大阪なのか。行きたかったなあ。

'06年11月21日(火) 英会話

毎度おなじみになってしまいましたが、また日記をまとめ上げしました。毎日ネタには不自由しないくらい、思うことはあるのですが、パソコンに向かう体力が残っていないのです。テレビやDVDを見る時間はあるのですけれどもね。

今月から、思い立って英会話教室に通っています。スポーツジムとどちらにしようか迷って、こっちにしました(笑)このごろ、ぼ〜〜っとしすぎているので、少し脳に刺激のあることをした方がよいかと思ったからなのですが、やっぱり、雑談をして終わってしまうのでした。まあ、楽しみで行っているので、それもまた良しということで。

'06年11月20日(月) スポーツのテレビ中継

12日からお相撲が始まりました。福岡のせいなのか、白鵬が休場のせいか、日曜日でも満員御礼にならないのね。平日などまるで、十両の時間帯かしらと思うくらい空いていますね。近かったら行きたいのに。優勝は今場所も横綱かな。安定した強さを見せるのは、彼1人ですね。ともあれ、ほかの力士もそれぞれがんばって欲しいです。

上海では、テニスのマスターズカップが始まって、終わってしまいました。少しだけケーブルテレビで見ました。ラファとフェデの試合はちょうど時間があって全部見ることができました。この二人が準決勝で対決というのも珍しい。ブレイクの試合が、時間が合わなくて見られなかったのが残念でした。
テニスも、バレーボールみたいに人気が出るといいんだけどね。でも、応援の仕方が根本的に違うしね(笑)

馬術なんかは、普通の地上波テレビでは、NHK教育で一年に一度やるかどうかですよね。久しぶりで、ケーブルのスポーツチャンネルで馬術の番組があると楽しみにしていたら、番組変更で、半分くらいに番組本数がへらされていました。予告をしながら、放送しないのはひどいわ。

'06年11月15日(水) 七五三

姪っ子の七五三で、お宮参りのあと、山下公園をお散歩してから中華街でお食事をしました。着物を着た3歳児は、みんなが可愛いと声をかけてくれるので、上機嫌でした。ただし、ぞうりでは歩けないので、靴はスニーカーを履いて歩きました。

'06年11月12日(日) 阿蘇の外乗

9〜11日、二泊三日で熊本へ旅行に行きました。一日目はお城だけ見学。とても綺麗で立派なお城でした。本丸は昭和の再建ですが、昔のまま残っている櫓があって、そちらはさらに良かったです。階段がとても急なつくりになっていて、最上階から眺める本丸は絶景。夕方で閉場まで時間が無く、ゆっくり見られなかったのは残念でした。敷地内で菊花展をやっていて、盆栽仕立ての菊に感動しました。

2日めは、目的の外乗です。予報では雨でしたが、曇りで途中日が差したりして、暑すぎず寒すぎずの乗馬日和でした。でも、標高が高いところなので2〜3日前には、氷点下になりバケツの水が凍るほど冷え込んだそうです。
乗せてもらったお馬の名前は、なんと「ヒダルゴ」くん。まだ2歳半なのに、お客さんを乗せてしまうのですね。おとなしくて、乗りやすかったです。草原や、ススキの穂を掻き分けながらの外乗はとっても楽しかったです。
ウエスタンのレイニングのお馬にも乗せてもらいました。魔法のように良く動いてくれるお馬で、感動しました。
外乗の話は、久しぶりに旅行のコーナーに別のページを作りたいと思っています。

3日目は、天気が悪く阿蘇山観光はあきらめて、熊本市内観光をして帰りました。とても楽しい小旅行でした。

'06年11月8日(水) 行ってきます

仕事の帰り道、月が綺麗に見えました。急に寒くなってきましたが、皆様体調をくずしていませんか。私は、実はここの所ちょっと風邪気味で、乗馬も休んでいます。小旅行に行くのでしっかり治さないとと思いつつ、もう明日です。お薬持参で行って参ります。3日ほど、メールのお返事その他、できませんのでよろしくです。

'06年11月2日(木) サイドサドル

気がついたら、11月になっていました。年賀はがきも発売になったんですね。来年は亥年。猪と聞くと「エロイカより愛をこめて」を思い出してしまいませんか?エーベルバッハ少佐のお名前が、日本語に訳すと猪川さんだったんですよね、たしか。

さて、先日指輪物語の日記のほうにも書いたのですが、アメリカで先々週あたりに公開された「One Night with the King」という映画に、ギムリのジョン・リス・デイビスと、デネソールのジョン・ノーブルが出ているそうです。懐かしい名前だと思っていたら、今日はテレビでデイビス氏の自前の身長で出ている映画を見ました。「プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング」という作品で、主人公のプリンセスが、女王になるのに反対する貴族の役でした。軽いタッチのコメディで面白かったです。
この映画、ヨーロッパの架空の小国という設定なので、デートにもパレードにも、馬や馬車が出てきます。あんまり、びしっとしていないお馬たちなのは、わざとそういう演出のようでした。閲兵式では、王女は閲兵式には横鞍(サイドサドル)で出なければいけません。自分にはできないという王女に、おばあさまの女王は秘密兵器を渡します。なんと木でできた足で、ひざから上は皮紐がついていて、鞍に結びつけるようになっているのです。ドレスは長いのでこれなら、またいで乗っても大丈夫というわけ。みんな使っているのよ、と女王さまはおっしゃっていましたが、本当でしょうか?
もちろん、コメディなので、本番ではバレてしまうのですけれど、面白いエピソードでした。

テレビついでにもうひとつ「タイガーアンドドラゴン」のスペシャルのほうを、やっと見ることができました。「三枚起請(さんまいきしょう)」です。期待していたけど、面白かったです。あの、噺の途中で、江戸時代にタイムスリップしてしまう手法は本当に上手いですね。
気がついたら私は、定席の寄席には行った事がないのでした。独演会などはあるんですけどね。もっぱら、テープやCDばかり。そしてHDDつきデッキを買ってからはテレビで見るのが増えましたが、あいかわらずの邪道ファンですわ。

'06年10月16日(月) 黒鹿毛

乗馬クラブの駐車場には、赤や黄色の桜紅葉がちらほらと落ちていました。外の馬場は風がさわやかで気持ちがいいです。ただし、蝿も元気に飛び回っているので、整理運動のための常歩には馬がかわいそうなので、室内馬場に入りました。
今日は、初めて乗る黒鹿毛のお馬。このごろ栗毛ばかりに乗っていたので、ブラシをかけるのも新鮮な感じ。背の高い女の子で、とてもおとなしくて、手入れもとても楽でした。乗っても落ち着いていて、蝿が気になる以外は物音にも動じなくて安心でした。ただし、背が高いせいか速歩の反動はちょっと大きかったです。駆歩のほうは乗りやすい感じなんだけど、乗り手が無意識に初めての馬ということで緊張しているのか、あまりうまくは乗れなかったのが残念。また今度ね。

'06年10月15日(日) ワーナーマイカル15周年

確か海老名のワーナーマイカルが日本のシネコン一号だったと聞いた事があります。まだ、15年しかしていないですかね。横浜には、それ以前から相鉄ムービルというのがあって、5つのスクリーンがひとつの建物の中にあったので、シネコンの何が珍しいんだろうと思ったものでした。ムービルは今年から東急に経営が引き継がれたようです。

さて、ワーナーの15周年記念で、15日は1000円でさらにクーポン付だったので、見に行きました。ただし、時間が合うのがX−MEN3しかありませんでした。2回目だけど、ヒュー・ジャックマンはじめ、好きな役者がいろいろ出ているのでこれにしました。
一回目に見たときには、あまりにも大胆な展開に驚いたのですが、わかっていて見るとなかなか楽しめました。何しろ今回、1,2作目を見ていないと、誰がどういうキャラクターなのか、ほとんど説明が無いのですね。この前どんな事件があったのか、誰が何に悩んでいるのか、台詞を注意深く聞いていればわかるのかもしれないけど、こういうタイプの映画を見る人ってそんなに台詞に集中しないと思うのよね。監督が変わったせいもあるのかも知れないけど、こんなはずでは…という感想でした。その割には、ずいぶん長く上映していますね。
それと、この話は、差別とか人権とかそういうことがテーマになっているのですが、今そういう映画は私には重いのでした。今回は、そんなことは忘れて、表面だけを見ることができたので、結構楽しかったです。白鳥のように飛ぶ青年の、意外と地味な出番が結構よかったり。

'06年10月9日(月) Jガーデン

また、日記をどっさりとまとめ上げをしてしまいました。すみません。相変わらずネット離れしている今日この頃です。

池袋で同人誌即売会がありました。お友達が参加しているので、撤収する少し前に行って合流。その後お食事しながら、おしゃべりをして帰ってきました。久々に会えてよかったです。
会場には、参加されているのを知らなかったお友達もいて、思いがけずお話ができました。お邪魔いたしました。
皆さん、ちゃんと本を作っていらっしゃるのね。私もそろそろ何か作ろうかしら。ちょうど一年前に目を悪くしてから、ほとんど机に向かっていないのですけど。

'06年10月7日(土) オフ会

久々に、マエストロ・チョンのファンの皆さんのオフ会がありました。場所は新宿の韓国料理店「ぱらんせ」。ジャガイモのチヂミや牛筋煮込み、生牡蠣のキムチ、最後に頼んだお豆腐のチゲは感動的な美味しさでした。お腹がいっぱいなのに、それをさらにおじやにしてもらって食べてしまいました。
音楽好きの皆様の、いろいろなお話が聞けて、その詳しさには圧倒されるばかり。このごろ私は、チョンさんと大進君のコンサートにしか行ってないし、DCもあまり聞いていないので、知らないことがたくさんでした。しかし、ほとんど音楽の話だけで4時間以上盛り上がって、まだまだ続けられそうっていうのもすごいですね。本当に楽しかったです。

実は、今日が満月。帰り道に見上げた月は、眩しいほど明るくて綺麗でした。

'06年10月6日(金) お魚残酷物語

十五夜なのに、土砂降りの上に風が強くて、お月見どころか傘が折れてしまうほどでした。
職場の飲み会で、鯛の生け作りを頂きました。お口はパクパクしているし、尻尾はびくびく動くしで面白かったです。いや、これって初めて見たかも。ちょっと感動してしまったのでした。確かに欧米だったら糾弾されそうだわ。

'06年10月4日(水) ジャパンオープンテニス2006

有明にテニスを見に行ってきました。天気予報は雨でしたが、何とか持ちこたえて、センターコートの他、1番、2番コートの試合なども見ることができて、充実した一日でした。
怪我で休んでいたために、ランキング千位代に落ちていて、ワイルドカードで出場した鈴木貴男は、私の好きなタイのスリチャパンとの対戦でした。接線の末勝った鈴木選手が、本当に嬉しそうに涙ぐんでいたのが感動的でした。
いつも、テレビのニュースでも話題にされないテニスですが、今回は世界ランキング一位のフェデラーが来ているので、少しは報道されているようです。しかし、フェデラーは予選から勝ち上がった、セルビアのトロイッキに思わぬ苦戦。予選で体が良く動いていた相手に対し、シードで今日が初戦、それまでパーティやらで日本ボケしていた王者は、2セットともタイブレークという、意外な展開でした。大会関係者もこれでもしも負けてしまったらどうなることかとはらはらしたのではないでしょうか。しかしそこは王者の貫禄で、セットは渡さないとばかり、タイブレークを2度とも制して、2−0で勝っていました。相手の、トロイッキ選手もプレイスタイルが綺麗で、サーブも良く決まっていたし、これから伸びてくる選手のようです。
最後の試合は、アンチッチとカールセン、とても背の高い選手同士の試合でした。フェデラーも相手のトロイッキも割りとスマートなプレイスタイルだし、鈴木とスリチャパンはきびきびした感じなのに比べて、この二人は動きが大きいというかなんと言うか豪快でした。
ほかにも、ロブレドやひょろっと背が高くて顔の小さいマリー君も見られたし、とても楽しかったです。

'06年10月3日(火) 去り行く人々

コミックマーケットの代表をされていた、米沢嘉博氏が10月1日になくなったそうです。ご冥福をお祈りします。
コミケットは、31年も続いているのだそうですね。私は、大田区産業会館の頃から、川崎、晴海の頃まで参加していました。ブランクの後また最近お友達のサークルに一緒に座らせて頂いたりしていました。一言で同人誌といっても、昔と今とではずいぶん様変わりしたものです。また、最近では、本当に大規模なイベントになっているもかかわらず、会場運営の手際のよさにはいつも関心していました。これからも、盛況に続けられることと思います。

さて、テレビでテニスを見ていてチャンネルを変えたら、アクターズスタジオインタビューの特別番組をやっていました。過去に出た人のハイライト的な番組でした。もう終わり近かったのですが、先代のスーパーマン、クリストファー・リーブの映像もありました。すでに車椅子のようでした。彼は、落馬が元で脊髄損傷で首から下が付随になり、呼吸も機械を使ってするような状態だったはずです。彼も少し前に亡くなったのでしたね。

人はいつか亡くなるのですが、やはり訃報を聞くのは、寂しい気持ちがするものです。

'06年10月2日(月) 凱旋門賞

競馬に興味の無い人でも話題にしていた、ディープインパクトの凱旋門賞は、残念ながら3着でした。初めてのコース、レース間隔、負担重量など、いろいろ言われていますが、勝負ですからね。でも、いちばん悔しい思いをしたのはディープ自身でしょう。今まで一着と二着の経験しかなかったのに、初めての三着でした。相手は3歳の馬、4歳の彼は、相手が年下ということはもしかしたらわかったかも知れないけど、自分が相手より500mlのペットボトル7本分も重い荷物を背負っているなんてことは知らないわけですから。
このレース過去ほとんどが、負担重量の軽い3歳の馬が勝っているそうです。今回、ディープのライバルといわれた4歳馬2頭はさらに後のゴールでした。

ともあれ、私としては、やはりレースの前後の映像の方が楽しかったです。
なんと言っても、誘導馬のおねえさんが、ロングドレスに横鞍だったのは驚きでした。シルクハット型の帽子につけた青と黄色のリボンを飾り後ろに長くひらひらとさせていました。お馬は明るい茶色の馬体に金色のたてがみと尻尾のきれいな尾花栗毛。たてがみにはお姉さんの帽子とおそろいのリボンをかざり、尻尾には同じ色の布で作った蝶々がいくつも飾ってあって、とてもかわいかったです。日本と違って、パドックを回る間も、ずっと誘導馬が馬たちの前を歩いていたので、たくさん見られて良かったです。鞍には、革の鞄のようなものがつけてありました。誘導馬にはきっと何か決まりがあるのでしょうね。同じパリのオートゥイユ競馬場でも、狐狩りのようなスタイルの男性が、鞍に鞄をつけてトランシーバーのようなもので話したりしていました。それにしても、横鞍の競馬の誘導馬は初めてみました。
レースのあと、勝った馬の騎手が、しきりに馬をほめていたのも印象的でした。勝ったあとに首をぽんぽんと軽くたたいてほめるのは良く見ますが、彼は馬の頭や耳の方まで手を伸ばして、ウイニングランの間も何度も何度も馬をほめ、ねぎらっていたのが印象的でした。表彰式でも少し涙ぐんでいたようなので、本当に嬉しかったのでしょうね。

'06年9月30日(土) 赤い弓張り月

オリオン座がきれいに見えたり、金木犀の香りがどこからともなく漂ってきたり、すっかり秋ですね。帰り道、空には赤い半月が見えました。月は低い位置にあるときに赤く見えやすいのですが、今夜はずいぶんと高いところにあったのに、赤みが強かったです。今年の十五夜は10月6日だそうですね。

日記をサボっているうちに、もう9月も終わりです。
馬に乗ったり、お相撲を見に行ったり、馬事公苑の「愛馬の日」に行ったり、お医者に行ったり、漫画のアシスタントに行ったりと忙しくしているのですが、おかげでパソコンに向かう余力が無いしだいで。スーパーマン リターンズも4回しか見にいけませんでした。
愛馬の日では、流鏑馬に木曽馬か木曽系種が出ていて、感動しました。やはり、背の高過ぎるサラブレッドと比べると、和鞍を乗せた姿は格段に美しいです。まさに、武者絵から飛び出したようでした。サラといえば、話題のディープインパクトのフィギュアもありましたが、あれが実物大なら、本当に小さいお馬なんですね。凱旋門賞、無事に走ってほしいものです。

◆テレビ情報

'06年9月12日(火) 雨の日の乗馬

涼しくなったので、久しぶりに馬に乗りに行きました。お馬は、いつもの長靴下の栗毛くん。雨で肌寒いくらいのお天気。覆馬場は、少し混んでいて、ほかの人馬に迷惑にならないように気を使ってしまいました。体が硬くなっているので、駆歩にまともに乗れないのには閉口しました。来週は、晴れるといいなあ。

'06年9月11日(月) ひとつの時代の終わり

テニスのグランドスラムと呼ばれる、4大大会のひとつ全米オープンがNYで行われました。前半は、アガシの引退が大きな話題でした。アガシのプレイはいつ見ても、かっこよくて面白くて大好きでした。サーブが強い人より、ラリーで点を取る選手の方が、私は好きです。アガシは、セカンドサーブでもきっちり点を取って勝てる人でした。そして、フェアプレイだし。ほかのベテラン選手が引退していく中、ベテランの中で一番がんばって素敵なプレイを見せてくれたのが彼でした。今までプレイしてくれてありがとう。お疲れ様でした。

この大会から「チャレンジ」というルールというか、システムが採用されました。インかアウトかの判定に異論があるときに、選手の希望で映像での判定を要求できるというもの。今までは審判が絶対だったのが、映像ですぐに見直すことができるようになったためのルールです。回数は限られていますが、実際に判定が間違っていることもあって、面白いです。思ったより、試合が滞ることもないようだし。ちょうど、アガシがいなくなった後の時代のルールという形になりましたね。

男子の優勝は、やっぱりフェデラー。準優勝は強くなったロディック。コーチが、ジミー・コナーズになって、成長したようです。もしや、フェデラーを倒してくれるかと思ったんだけど。
女子はシャラポワ。ジャパンオープンで初めて見たときは、バービー人形のようにひょろひょろでかわいかったけど、ずいぶんたくましくなりました。私は、準優勝のエナンのほうに勝って欲しかったな。

'06年9月4日(月) 映画「狩人と犬、最後の旅」

カナダの北極圏のユーコン準州を舞台にした、ノーマン・ウィンターという本物の狩人、本人が出演している映画です。夏の間はカヤックや馬で、冬は犬ぞりで移動します。厳しい自然の中で、生態系のバランスをとるためにも必要な存在だった狩人も、森林の伐採が進み動物が減り、仕事が難しくなってきて、今年限りでやめようかとも考えています。そんな、狩人の生活を大自然とともに、淡々と描いた映画です。新しくやってきたハスキー犬のソリ犬としての成長や、力をあわせてノーマンと旅をする犬たちの様子もまた、見所のひとつ。空からの映像で見る大地の広大さ、その中の小さい小さい点のような存在の人や動物たち、その美しさと健気さに圧倒される映像でした。
大平原の道なき道を走るとき、きっと都会の中の作られた道を歩く事しかしていない私は、どう進んだら良いのかわからずに立ちすくんでしまうのではないかと思ってしまいました。

雪が無い季節には、一頭の馬に乗り、もう一頭に荷物を載せて二頭で移動していました。川を渡るシーンでは危うくおぼれかけるようなシーンもありました。雪が深くなる冬は、馬で町に下りて人に預けて、帰りは飛行艇で帰っていました。

新宿の映画館で見たのですが、10月にはルキノ・ヴィスコンティの生誕100年祭で「山猫」「ルートヴィヒ」「イノセント」を上映するそうです。懐かしいですね。予告編を見てぞくぞくしてしまいました。これはまさに作られた美しさの最たる物ですね。若いアラン・ドロンの美貌がまた麗しくて、これもまた大画面で見たいなあと思ってしまいました。

'06年9月3日(日) 世界馬術選手権終了

2週間にわたって開催された、世界馬術選手権も終わってしまいました。パソコンの小さい画面で、それも大変動きが悪く音声も途切れ途切れながら、生中継を見ることができてよかったです。

ドライビング(馬車競技)は、いつ見てもすごいですね。御者の二本の手で力の強い4頭の馬をコントロールするのです。この競技も3日間行われ、平坦な馬場、クロスカントリー、馬場の障害があります。障害といっても飛び越えるわけではなく、アップダウンや池、くねくねと曲がった迷路のような障害の間を抜けていくのですが、これがまた魔法のようにするすると細いクランクを通過していくのです。馬車は本当にすごいです。でも、時々迷路の中で引っかかってとまってしまったり、倒れたりすることもあって、やはり難しいのだなあと思います。ハイライト映像だとそういうところはやらないので、細かいところがわかるのも、生中継のおかげです。

そして、今回楽しみにしていたのが、レイニング競技。今まで雑誌やネットの写真では見たことがあったけれども、競技会の様子を動く映像と音声で見たのは初めてでした。これは、この大会の唯一のウエスタン競技で。演技者もウエスタンの鞍にフリンジのついたチャップス(ズボンの上に巻くようにつける皮製のズボンのようなもの)を着て、ウエスタンの帽子をかぶっていました。審判も、スーツにネクタイなのに、帽子だけウエスタンの人もいました。
ほかの競技は、選手の演技中はシーンと静まり返っていて、ゴールした瞬間にわっと歓声がおこるのですが、この競技は演技中にもものすごい歓声です。見せ場になるところはどんどん歓声が大きくなって成功すると大きな拍手になります。もちろん口笛もたくさん。馬たちも心得ていて、はりきって演技しているようにも見えました。音声がある映像でないとこういうことはわからないですね。面白かったです。この競技は、ほかの馬場馬術などに比べると、単純なのですが、その分気楽に楽しめる感じがしていいです。競馬のように伸びた体勢で運動するのですが、なぜか一瞬にして停止ができたりと、ふしぎな感じです。腰を落としたスライディングストップは体を壊しそうですが、騎手が正しく乗っていれば大丈夫なのだそうです。
優勝は、カナダの選手、銀と銅はアメリカの選手でした。

次回は4年後、アメリカのケンタッキーだそうです。どうも、競馬のイメージが強いところで、宣伝映像にも競馬場がたくさん写っていました。


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このページの背景は「LITTLE EDEN」さんからいただきました