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藤木ときどき日記

2007年7月〜12月分

参考までに、マークをつけてみました。馬の話題:音楽の話題:古典芸能・文学の話題:
帆船の話題:「指輪物語」及びPJ版映画「ロード・オブ・ザ・リング」の話題:


'07年12月30日(日) 良いお年を

皆様、今年も一年ありがとうございました。良いお年をお迎えください。いつも年賀状をお送りしている皆様、来年の年賀状は、元旦に発送になりそうです。ご了承くださいませ。年末は諸般の事情により、年賀状もHPの更新も出来ませんでした。今日の午後からは通常モードですが、今からねずみの絵柄を考えますので。

日記に書いていなかった、テレビやDVDで見た映画をみっつ。
「ロード・オブ・ウォー」ニコラス・ケイジをちょっと見直してしまった映画です。武器商人の話。戦争や紛争がおきている国には、このように武器が取引され運ばれているという、深刻な問題を適度なエンターテイメント映画に仕上げてありました。イアン・ホルムが出ていました。

「ハイジ」実写版の「アルプスの少女」です。物語は知っているのに、とても新鮮な感覚で感動してしまいました。景色がとってもきれいでした。子ヤギはユキちゃんではありませんでした。ペーターもピーターでした(笑)例によって、台詞が英語なので、このまえの「マリア」と同じで一瞬あれあれっと思ってしまったのでした。

「300」スリーハンドレッド。スパルタのレオニダス王と300人の兵士が、何万人もの敵を相手に戦うお話です。あまり興味はなかったのですが、職場の人にDVDを借りて見たら、面白かったです。漫画が原作なのですが、アニメというよりは、絵本のような画面でした。戦闘シーンのポーズの決まり方がとっても綺麗。脇役の1人にデイビッド・ウェナムさんが出ていました。「ロード・オブ・ザ・リング」のファラミアさんですね。私としては、裸より鎧を着けていてくれたらもっと良かったのですが。

'07年12月23日(日) エルフも走る師走

あっという間に、中山大障害も有馬記念も終わってしまいました。レースのテレビ中継は見損なってしまいました。新聞によると有馬記念は、今年を象徴するように荒れたようですね。このレースで9番人気のお馬が勝つのは珍しいのではないでしょうか。
今回、レゴラスくんが走っていたのね、競馬もほとんど見ていないので、久し振りに名前を見ました。もう6歳なんですね。映画「ロード・オブ・ザ・リング」にちなんでつけられた名前ですよね。良血馬だったけど、ダービーには出られなかったんでしたよね。有馬記念では、15頭中15番人気で、7着というのは良い結果だったのではないでしょうか。元気そうで何よりです。

'07年12月18日(火) 町田で飲み会

英会話教室の先生と生徒と受付の方とで、クリスマス兼送別会をしました。町田の駅に降りたのは十数年ぶりかしら?当然のことながらずいぶんと変わっていました。全員で7人、生徒は二人、後は先生たち。100円ショップには色々な物があるとか、中国産の食品はどうやって見分けるかとかいう話も出ました。「がんばって」は英語でなんというか、なんて話もしたかな。お酒も入っているし回りもうるさいしで、何を話しているかは半分くらいしか解りませんでしたが、まあ、飲み会はそんな物よね。居酒屋にもほとんど行かないので、タッチパネルで注文するのも初めてで面白かったです(笑)

'07年12月16日(日) 市民コンサート

職場の友達が出演するので聞きに行きました。出演者はアマチュアで、観客も誰でも無料で入れる、ということは皆知り合いの出番が終わると、出て行ってしまったりするのですが、そこそこお客さんが入って盛況でした。中学生のコーラスや親子のピアノ連弾、市民オーケストラ、音楽だけでなく、バレエもあったり盛りだくさんで楽しかったです。オーケストラは、技術的にはつたないながらも指揮にしっかり応えている演奏でなかなか良かったです。お友達は、オペラアリアの独唱を3曲でした。ソロを聞くのは初めてだったのですが、とても上手で、事務職をしているのはもったいないなと思ってしまいました。世の中、好きなことを仕事に出来る人は、本当に一握りの人なんだなあとまた思った次第です。

'07年12月8日(土) 映画「マリア」

キリスト誕生の物語。教会学校などでよく子供たちが劇をするあれです。映画の宣伝文句には、ラスト10分が感動する、ように書いてありますが(この頃そういうのが多いですね、ラスト何分、ってそれまでの約2時間は何なんだって事になりはしないのでしょうか)そこのところは、子供の劇でもおなじみの言い尽くされたシーンなんです。むしろ、そこに行き着くまでが、いちいち感動でした。まず、ナザレの町のマリアさん一家、大工のヨセフさんの仕事、結婚のしきたり、農作業の様子、夫婦の過酷な旅、三人の博士たちの旅、エルサレムのヘロデ王、ベツレヘムの町の様子、後にイエス・キリストが商売の場所にするなと怒った神殿の商人たち、などなど、聖書物語を読んだだけでは想像もつかない風景でした。特にマリアさんをロバに乗せて旅をするヨセフさんが、本当にいい人でした。その道のりは砂漠あり、断崖絶壁あり、食べ物も少なく、挙句にはお産をする宿も無いなかで、ヨセフさんは自分の食べ物をロバにやってまで、マリアさんを大事にするのでした。そしてロバさんがまた可愛いのでした。ローマの兵士たちは、もちろん荒々しく馬を乗り回していました。これは、興味のある方には是非お勧めです。
ちょうど、WOWOWでドラマ「ローマ」を見たばかりなので、背景がリンクしていてそれもまた面白かったです。「ローマ」にもヘロデ王の使者が出てきていましたね。ヘロデはローマに王にしてもらった形なんですか。歴史には詳しくないのですが、とにかくローマの圧力が強かったのですよね。映画の中でも、処女懐胎したマリアさんに、父が「相手はローマ兵か?」などと聞くシーンがありました。そうそう、天使ガブリエルさんは翼はありませんでした。
マリアを演じたのは「クジラの島の少女」のケイシャ・キャッスル=ヒューズ。ヘロデ王は「ローマ」ではユリウス・カエサルを演じていた、キアラン・ハインズでした。

この日は、映画を見た後、乗馬友達と少し早い忘年会をしました。小さいウォークマンも購入しました。充実の一日でした。

'07年12月7日(金) 師走

12月になって一週間もたってしまいました。また年賀状はぎりぎりになるのでしょう。今日は、ちょっと風邪気味なので、歯医者の予約をキャンセルして家でだらだらしていました。HPの更新も色々したいのだけど、ここまでほうりっぱなしになっていると、どこから手をつけていいのやら、まるで、部屋の掃除と同じで「片っ端から」の端っこが見つからないのでした。ふう。

'07年12月3日(月) こわかった

乗馬クラブの駐車場は、黄金の絨毯が敷かれていました。紅葉は相変わらず真っ赤でした。雨が降ったのがまた風情があって良かったです。

今日も先週と同じJくん、のはずだったんですが、今日は元気いっぱいで、怖がりモードも半端でなく、雨のために室内馬場が混んでいるので、他の馬に迷惑なのでせっかく常歩までしたのですが、他のお馬に変更しました。先生に聞いたら、先週は午前中に障害を飛んだ後で疲れていたから私にも乗れたんだそうで、今日は一鞍目なので、元気が有り余っていたようです。がっくり。駆歩の歩様は好きだったんだけども。
気を取り直してやっぱり栗毛のPくん。こちらは背は高いけどやせているので、背中を痛めないかちょっと心配になるくらい。乗り手も、精神的にちょっと動転しているので、のんびり乗って終わりにしました。

以前は、馬がぶっ飛んでも少しくらいは気にしないで乗っていたけれど、さすがにこのごろ落馬はあまりしたくないので、安全馬に乗ったほうが良いかなと思うのでありました。

'07年11月29日(木) こわいの?

銀杏の葉っぱもすっかり黄色くなっています。楓は桜と違って、見事に前面真っ赤になるのがまた綺麗でいいですね。少し視線を下げると、山茶花の花も咲いていたりして、秋から冬へ、寒さも増してきました。

今日も、初めて乗るJくん。栗毛です。体格も良くて、乗った感じもいいんだけど、ちょっと怖がりさん。馬場の近くでやっている、蹄鉄をつける作業の音が怖いといってバタバタするのでした。怖いというのに無理に見せるのも可哀想なので、反対側で輪乗りをしました。このごろ、安心安全馬にしか乗っていないので、久々に気合を入れて乗りました。でも、馬場に他の人がいなかったので、その点は気が楽でよかったです。

このお馬、後ろ足の蹄だけ白いと思ったら、毛皮も一センチくらい少し白い部分がありました。動物の色は面白い物で、たいてい肌の色と毛の色が同じです。毛の白い部分は肌も白いのね、そして毛が白い足の蹄もやはり白いのでした。濃い色の足の蹄は黒いのです。
先ごろ、額の星がハートの形をしている競走馬がいて、話題になっているようですが、お馬の毛の白い部分は、基本的には生まれつき皮膚の色素がそうなっていますが、成長の過程で大きさや形は少し変わるようですは。また、怪我などで一度傷ついた部分は色素が何か変化するのか、白い毛が生えてきたりします。不思議ですね。

'07年11月22日(木) 一時代の終わり

今夜は月がとても綺麗で明るく、久し振りに自分の影を踏みながら帰りました。

振付師のモーリス・ベジャールが亡くなったそうです。80歳だったそうです。ご冥福をお祈りします。
彼の全盛期には、よく来日公演を見に行ったものです。「二十世紀バレエ団」の頃ですね。あの時代にこそ人気が出た振付家で、かつ私もああいう作品を受け入れるのにちょうどいい年齢だったのかしら、なんて思います。懐かしいです。ジョルジュ・ドンをはじめ、ミシェル・ガスカールやジル・ロマンなど、スターがいっぱいいましたね。女性もショナ・ミルクとか印象に残っています。作品では「ディオニソス」が一番かな。「ボレロ」はマリシア・ハイデのがベストでした。「ザ・カブキ」なんてみょうちくりんな作品もありましたが…遠い目。ビデオ「ニュイ・ブランシュ・ド・ラ・ダンス」は大のお気に入りです。最後の「兵士の歌」はドンとロマンとルジマトフとあともう1人は誰だったっけロシアのダンサーのとても素敵な踊りが最高に感動ものなのでした。久し振りにまた見てみようかしら。

'07年11月20日(火) さくさく落ち葉

桜の花は音も無く散りますが、桜の紅葉は風が吹くとからからと乾いた音をたてて散ります。乗馬クラブの馬場のらち沿いには、桜の落ち葉が散り敷いていました。今日のお相手は、Hくん。このごろ毎週違うお馬に乗っています。彼は背が高い割にはちょっと首の短い栗毛くんで、手綱の長さをどう持って良いのか悩んでしまい、上手く駆歩も続かないので、運動は適当に切り上げて、よく晴れた秋空の下でのんびりと常歩をしました。落ち葉の上を歩くと、さくさくと音がして、小春日和にとても気持ちの良いものでした。ところが、お馬としては別に面白くもないようで、こっちがほんわかしている隙に植木の葉っぱをちぎって食べてしまったのでした。こらこら。そんな硬い葉っぱが美味しいはずもないんですが、この子はずいぶんと食いしん坊のようです。ともあれ、さわやかな乗馬日和でありました。

'07年11月15日(木) 上海と兵馬俑

11日の日曜日から、お相撲とテニスのマスターズカップが始まっています。またテレビばっかり見ています。
お相撲は、色々な報道の影響もあって、テレビで見ると客席はガラガラですね。朝青龍もいないのでなんとなくしまらないし。でも、やっぱり楽しいので幕の内は全部見ています。
テニスは、フェデラーがゴンサレスに負けてしまってこれは波乱かと思われましたが、準決勝には進みそうですね。10月に日本に来たフェレールがまた調子が良いようです。ナダルも破って、準決勝一番乗り。それにしても、10月の決勝と同じ組み合わせだった、フェレールとフランスのガスケの試合は、また一方的な展開で終わりました。よっぽど相性がいいというか悪いというか、なのね。

このテニスの大会は、男子プロの今年の成績での世界ランク8位までの選手が参加して、前半は2組に分けて総当りで試合をして、二人ずつ勝ち抜けになる方式です。だから、一試合負けても優勝の可能性はあるんですね。
会場は昨年に続いて、上海。で、今年はなぜか、各選手の兵馬俑を模した像が作られています。鎧をつけてラケットを持ってなかなか凛々しい姿が皆素敵です。でも、私ははじめなんで兵馬俑?と思ってしまったのです。しばらく考えて、ああ「中国」だから兵馬俑なのね、と解りました(笑)だって、「上海」と兵馬俑ってイメージがぜんぜんつながらないんだもの。まるで、東京の大会で金のシャチホコをシンボルにしているみたいぢゃあないですか。プロヴァンスの大会でエッフェル塔とか(笑)いや、俑自体は良く出来ているみたいなので、見てみたいとは思うんだけど。会場内に立っているらしいので、記念写真を撮るにはとてもよさそう。

'07年11月12日(月) ドラマ「ブロークントレイル」

今日も乗馬クラブの駐車場は桜紅葉の落ち葉がきれいでした。今日のお馬は、黒鹿毛のDちゃん女の子です。外馬(がいば:外国産馬)のようで、焼印の跡があります。とても大人しいお嬢さんで、とても安心して乗れました。ただし、反動が大きいので、あわせるのはちょっと大変でした。

先日、WOWOWで「ブロークントレイル」という、アメリカのドラマを録画しておいたのを見ました。まだ馬車が使われている時代、中国から少女たちが買われてきて取引されていたそうです。馬の群れを売るために長距離の移動をしているカウボーイたちが、たまたま5人の中国の少女を助けて、一緒に旅をするお話でした。主人公はいい人で悪い男たちが喧嘩を仕掛けてきたり、少女と若いカウボーイの淡いロマンスがあったりと、わりとお決まりながら落ち着いた雰囲気のよいドラマでした。
何よりムスタングの200頭くらいいる群れを移動する様子が圧巻でした。牛の群れを追うカウボーイは良くあるけど、馬の群れの映画やドラマはそれほどないような気がします。まあ、牛だからカウボーイなんだろうけれども。
ドラマの中で、足を折ってしまった一頭を銃で殺すシーンがあるんだけれども、少女たちだけでなく、他のお馬が大勢見ている前でやっているのよね、これは実際はどうなのかしら?と疑問に思ってしまいました。人間はまだ、理論的に言葉で説明が出来るけど、お馬たちには「仲間が人間に銃で殺された」としか映らないだろうから、普通は群れが行ってしまった後ですることではないかと思ったのでした。
カウボーイ物の映画やドラマでは、たいてい安楽死処分のシーンが出てきますね。確かに、動けない馬や牛は生きていけないし、そのまま衰弱死するか、狼などに食べられてしまうしかないので、仕方のないことなのですが。切ないですね。

'07年11月11日(日) 天上の歌声

9日と11日は、東フィルの定期演奏会に行きました。もちろん指揮はチョン・ミョンフンさんです。
9日は、R・シュトラウスの「ドン・ファン」、ブルッフのバイオリンコンチェルト、フォーレのレクイエム。11日はモーツァルトのピアノコンチェルト23番とブルックナーの交響曲6番でした。どれも良い演奏でしたが、私は、フォーレのレクイエムが一番良かったです。とても好きな曲ということもあるのですが、東京オペラシンガーズの合唱が本当に美しくて綺麗でした。また、指揮をするチョンさんの手元が少し見える斜めの席だったので、それもまた堪能できたのが良かったです。合唱曲の時のチョンさんはまた格別に好きなのでした。

'07年11月8日(木) 食わず嫌い

別に嫌っていたわけではないのですが、我が家ではアボカドを買ってきて食べることはしたことがありませんでした。まして、お醤油をつけて食べるなんて、焼きそばやたこ焼きにマヨネーズみたいで(一般に流行っているけど私は嫌い)美味しくないだろうと思っていたわけです。ところが、たまたまスーパーの見切り品で安くなっているアボカド達と目が合ってしまって、それではと買って食べて見ました。そうしたら、なんだか美味しいではありませんか。これは、意外な発見でした。見切りなので良く熟れていたのも良かったのかもしれません。これは、癖になりそうかも(笑)

◆テレビ情報

'07年11月5日(月) 桜紅葉

乗馬クラブの駐車場には大きな桜の木があって、この季節は落ち葉がとても綺麗です。真っ赤、茶色、黄色など色々な色があるのがいいですよね。綺麗なものを見ると嬉しい気持ちになります。
今日は、はじめて乗るPくん。とても背が高い栗毛くんで、ブラシをかけていて向こうが見えないのでした。彼は痩せていて、き甲が鞍で擦れてしまっているのがかわいそうでした。足が長いせいではないと思うんだけど、とても反動が高くて速歩は大変でした。先週のTくんとはうって変わって、手入れ場では彫像のようにじっと動かない子でした。足を洗いたいのに、上げてもらうのに一苦労でした。もちろん、パーフェクトな馬なんていないわけです。

'07年11月1日(木) 噛む馬は

柿の実が少しずつ色づいてきました。乗馬クラブでは烏瓜の真っ赤なのを見つけました。秋ですね。
今日は、久し振りのTくん、実はこの子はちょっと苦手。で、そう思っているからか、いつもの癖なのか、妙に噛みつこうとするのでした。以前はこれほどではなかったと思うんだけど。もちろん甘噛みですが、草食動物とはいえ人間の10倍近くの大きさがあるので、噛まれれば結構痛いわけです。たいていはかわせるのだけど、馬銜をかけるのに手が口に近づいたところでかぷっとやられてしまいました。ぬかったわ。「やばっ」と思ったのはもちろんお馬もで、今までパクパクやっていた口をきっと結んで、なかったことのような顔をするのでした。叱られるのがわかっててやるんだから本当に不思議です。また、こっちもまったく恐れられていないというか、敬意を払われていないわけで、跨ったあとも、推して知るべしなのでした。
ことわざに「噛む馬はしまいまで噛む」というのがあるそうです。悪い癖は直らないという意味だそうですが、昔の人も噛む馬には苦労していたのですね。

ところで「あまがみ」って辞書にのってないんですね。少なくとも手持ちのにはありませんでした。そして面白かったのが「甘える」の意味に「『あまゆ』の口語」としか書いていないのが一冊あったのでした。大正14年初版で、昭和43年の新版の「広辞林」。昔ある先生が、日本語を仕事にするなら、辞書は毎年買えと仰っていたのを思い出しました。

'07年10月31日(水) 映画「スターダスト」

イギリスのファンタジー映画です。面白かったです。ハリウッドのディズニー物などとは一味違うところがいいです。
イギリスの片田舎の壁に囲まれた地域は不思議な国になっていて、流れ星がきれいな女の人で、主人公の青年と冒険の旅をするお話。星の心臓を食べると命が延びるので、魔女やら邪な王子やらに狙われます。二人はユニコーンや海賊に助けられながら、最後にはハッピーエンドな、本当に御伽噺な物語です。
若い二人はあまりなじみのない役者さんですが、脇は面白い顔ぶれ。王様にピーター・オトゥール、老魔女にミシェル・ファイファー、海賊がロバート・デニーロ、ナレーションがイアン・マッケラン、二番目の王子にルパート・エヴェレット、海賊の取引相手がコメディのリッキー・ジャーヴェイス、イントロの主人公の父の若い頃役で出ていたベン・バーンズは、次のナルニア物語のカスピアン王子のようです。
脚本には、お遊び的な台詞が色々あるようで、言葉がもっとわかれば、またイギリス事情を知っていればさらに面白かったと思われます。リッキー・ジャーヴェイスは自分のギャグを言っていたし、王様は昔ラクダに乗っていた、なんて台詞があったり、私は2〜3こしか見つけられなくて残念。

空飛ぶ海賊のお船は、残念ながら帆船ではなくて飛行船。木と鉄で出来ているようでした。お部屋は大変豪華で、立って歩いても頭の上に余裕がある広さ。船長はとってもおしゃれ(?)で衣裳部屋まであるのでした。雷のエネルギーを集めて売りさばいているようでした。どこが海賊? 船乗りさんたちのしゃれた台詞もあったんだろうと思うんだけど、私にはわかりませんでした。ともあれ、気のいい海賊さんたちでした。宣伝にもあったけど、確かに宮崎アニメっぽかったかも。

さて、ごたぶんにもれず、お馬も沢山出てきました。悪い王子一味は数頭で楔型を作って走るシーンがありましたが、あれはこの前の「キング・アーサー」と同じフォーメーションでした。もう1人の王子は黒い馬車でしたが、まるで霊柩馬車のような黒いお馬に頭飾りでした。下級の魔女のお馬は足がふさふさした栗毛の重種でしたが、馬車からはずすとなぜか鞍がついていました。すでに魔女はいなくなっていたのに(笑) ユニコーンは白いお馬できれいでした。
撮影地はどの辺なのか、とても広い草原が広がっているところや、森の中など、ぜひ馬で走ってみたいと思うところでした。

'07年10月25日(木) さらに重い

またTBくんに乗りました。鹿毛で背が高めで、体格も反動も乗りやすいんだけど、とにかく重い。乗り手が下手なので、馬が重いと余計力を入れてしまって、さらに馬が動きにくくて重くなるという悪循環なんですよね。馬場は空いていて自由に乗ることが出来たのに、とにかく重くてこっちの体がぎしぎしになってしまいました。まあ、それでも一鞍。お馬に乗れるのは幸せです。

'07年10月18日(木) 休養明け

久し振りに馬に乗りに行きました。ほぼ3ヶ月ぶり。しばらく行かないあいだに、いつもの栗毛くんはいなくなってしまいました。乗ったことのあるお馬がみんな使えないので、はじめてのTBくん。とても素直で、大人しいのはいいんだけど、重い。皆が拍車を使うので、わき腹の拍車のあたるところが硬くなっていました。ちょっと、痛々しいのだけどそれでも重いのでつい拍車を使ってしまうのでした。うーん。

'07年10月17日(水) 映画「ファンタスティックフォー」

楽しい映画でした。時間も短くて気楽に見に行ける長さでした。このごろの映画は時間が長すぎていけません。
私は、ホーンブロワーのヨアン・グリフィズ目当てで見に行っているのですが、楽しそうに演じていましたね。
ただ、彼の映画「アメイジング・グレイス」は日本ではやらないのかしら?この方がずっと見たいのだけども。

'07年10月8日(日) ジャパンオープンテニス

王者フェデラーが来なくなったので、男子はフェレールとガスケが来ました。男子には誰にも優勝のチャンスがあるということで、どの試合も気合が入っていて、見ごたえがありました。私は、4日木曜日と6日土曜日に見に行きました。ヒューイットが一番の目当てだったのですが、5日に負けてしまって、一試合しか見られなかったのが残念。そのかわり、いま調子のいいフェレールのいい試合が見られたのが良かったです。女子はヴィーナス・ウィリアムズが来ていました。テニスの選手とは思えないスタイルのよさで、足が長くてほっそりしていてモデルのようでした。
何でもそうだけど、生はやっぱり良いですね。ヒューイットもテレビより生で見たほうが断然かっこいいんですよ。それに、ずっと同じ位置から見ていると、テレビでいろいろなアングルから見るより、試合の様子がかえって良くわかる気がします。土曜日にはレシーブ巧者のフェレールと強力サーブのカルロビッチの試合を見たのですが、フェレールの試合始めの頃は太刀打ちできなかった相手のサーブが、だんだん返せるようになってくるその変化が顕著にわかって面白かったです。

'07年9月28日(金) メインのコンチェルト

大好きな樫本大進君のコンサートを聴きに行きました。オーケストラのコンサートは、前半に協奏曲、後半にメインの交響曲というのが普通ですが、今日の構成は、前半に短めの交響曲で、後半がベートーベンのバイオリン協奏曲でした。これが、大正解。大進君の素晴らしいバイオリンソロに、会場の拍手は前半より数倍大きかったのでした。
本当に大進君は聴くたびに良くなりますね。優しくて深みのある音に、力強さが加わって、さらに切れ味の良さもあり、この会場にいられる事が至上の幸福だと思える演奏でした。

'07年9月27日(木) 映画「ミス・ポター」

とても静かで素敵な映画でした。ピーター・ラビットの作者、ベアトリクス・ポターの初出版から湖水地方に住むことになるところまでの物語。100年くらいまえのロンドンの町や湖水地方の風景がきれいでした。自分の作品が本になった時の嬉しそうなミス・ポターの様子が可愛かったです。曲がりなりにも本を作ったりしている身としては、とてもよくわかる心境。女性が職を持つことに対する周りの人の反応なども、お決まりですが、興味深く見ることができました。ハリウッド物と違って、うるさい音楽が入らないのも、とてもよかったです。

さて、この時代ですから、乗り物は馬車です。本が出来ると知ったミス・ポターが大喜びで馬車を(御者に命じて)走らせるというより暴走させるシーンがあって面白かったです。公園を乗馬で歩く人や、農家で使う大きなお馬など、実際に使われるお馬がいろいろと背景に出てきて、私としてはそちらも楽しめました。

'07年9月23日(日) ばん馬と横鞍

暑さ寒さも彼岸まで、と言いますが、本当に今日は涼しくて風が冷たいくらいでした。動物愛護週間でもあり、それにあわせて馬事公苑では恒例の「愛馬の日」が行われました。馬インフルエンザ騒ぎがあったので、開催されるのか心配でしたが、少し演目が減っただけでした。

今回楽しみにしていたのは、ばんえい競馬の模擬競走。流鏑馬をやる外の砂コースに、模擬障害をひとつ作ってのレース。それだけでなく、レースの後のお馬に、お客さんが跨ってみたり、にんじんをあげる事が出来たりと、大サービスでした。レースの前にも、一頭は会場内の通路でお客さんたちに姿を見せてくれていました。さわっても大丈夫というので、お顔や首、足にもさわらせてもらいました。本当に大きかったです。お馬は2頭だけでしたが、マッチレースはなかなか面白かったです。本物のばんえい競馬では、コースが地面に張った紐で仕切られていてまっすぐ走るのですが、今回はコースの仕切りがなく、お馬がよれて走ってしまったりしたのも面白かったです。帯広のレースより近くで、ソリを挽いてキャンターで走る馬が見られたのもよかったです。模擬レースの後、ファンサービスのために、2時間くらい立ちっぱなしだった大人しくて忍耐強いお馬さんたち、調教師さん、騎手さんお疲れ様でした。

公苑内には、子供がまたがって乗るように、下がスプリングになっている木馬があります。今までもそうだったのか、今日だけかわかりませんが、なんと横鞍が乗せてありました。たいていのお客さんは何も気にせず、子供を跨がせていましたが、空いたところを見計らって、乗ってみました。なかなか感動物でした。スプリングで少し木馬が動くのですが、乗った感じは意外と安定していて足も腰も落ち着きがいいのです。キャンターや、まして障害など跳んだらどうかわかりませんが、貴婦人が常歩で歩くにはまったく問題はないだろうと思いました。さすがです。本当に、いつか生きたお馬に横鞍で乗ってみたいものです。

'07年9月16日(日) お別れ

伯母が亡くなり、告別式がありました。小さい頃にはよく遊びに行って、大変お世話になった方です。病気でしたが、棺に納められた姿もとてもきれいで眠っているようで、あまり実感がありませんでした。火葬場ではやはり胸が締め付けられるようでした。

今まで普通と思っていたのですが、今回、遺体を焼くなんてとんでもない、と言う人の考え方もわかった気がしました。

'07年9月9日(日) 感動のロメジュリ

7日、9日も東フィルの定期演奏会でした。7日は、チェロの独奏はなかったのに、メインの演奏にはやはりルイジさんがチェロに入っていました。凄い!これって、この日だけ来た人はこの意味に気がついていない人も多かったのではないでしょうか。やはり素晴らしい演奏で、アンコールの3楽章は、さらにのびのびとしていて良かったです。

9日のメインは、プロコフィエフのロメオとジュリエットでした。先日の子供音楽館でも少し演奏されたのですが、いつ聴いてもいいですね、バレエがなくても情景が目に浮かびます。特にマエストロの繊細かつダイナミックな演奏は、ドラマに良く合います。最後の「ジュリエットの死」では、あまりの感動に会場が聞き入っていて、静かに音が消えた後にもフライング拍手やブラボーがかかりませんでした。ぱらぱらと起こった拍手も控えめで、マエストロが客席を振り返ってうなづき、終わりだよと合図をして始めて満場の拍手が沸き起こったのでした。本当に良かったです。(良い演奏会はブラボーや拍手が早すぎるのが難点なんですよね)

'07年9月6日(日) チェロの歌声

東フィルの定期演奏会を聞きに行きました。もちろん指揮はチョン・ミョンフン。チェロは、ルイジ・ピオヴァーノさんという、ローマのサンタチェチーリアの主席チェロもつとめている方です。ハイドンのチェロ協奏曲第1番。その演奏は、色彩豊かでとても美しいものでした。アンコールには、短いイタリアの伝統曲を演奏してくれました、少し歌も入っていて、ご本人の繊細な歌声も聴く事ができました。チェロを演奏しながらの歌というのは始めて聞きました。会場は水を打ったような静けさで、演奏と歌に聞き入っていました。
後半のドヴォルザークの交響曲第7番では、なんとチェロにルイジさんがいるではありませんか。おかげで低音が引き締まった素晴らしい演奏でした。ルイジさんは譜面をあまり見ないで、マエストロの指揮をよく見ながら、嬉しそうに演奏していました。演奏のあとは、手の届く限りの他のチェロの人皆と握手を交わしていました。イタリア人的に明るい人だなあと思いました。
マエストロがサンタチェチーリアと来日した時も、オケ全体が明るくて、マエストロと一緒に演奏するのをとても楽しんでいた様子だったのを思い出しました。私は、あの感じがとても好きだったんですわ。

メインの曲が短めだったこともあり、定期なのにアンコールを演奏してくれました。3楽章をもう一度です。これもまた、素晴らしい演奏でした。この日は台風で客席には空席が少し目立ったのですが、本当に感動の演奏会でした。

さて、アンコールの前に、マエストロは、客席に見えないようにコンマスに指で「3」を作って合図をしていました。指で「3」を作るのは日本人なら、人差し指から薬指までをたてるのですが、マエストロは親指から中指まででした。いや、だからなんだというわけではないのですが、そんなところにも文化の違いを垣間見たりして、生は楽しいのでした。

'07年9月2日(日) 虫の声

ちょっと前まで、蝉がうるさくて殺人的な暑さをさらに暑苦しくしていたのに、急に涼しくなりました。夜は虫の声がうるさいくらいです。今までは夜寝ていて、暑くて目が覚めていたのに、ここ数日は薄ら寒くて目が覚めてしまいます。

全米オープンテニスが始まっています。ナダルの足の具合が悪いそうで心配です。テニスだけでも目が疲れるのに、陸上もなぜか見てしまって、それもコマーシャル付でストレスためながら、でもとめられないスポーツ観戦なのでした。

コマーシャルといえば、unoという男性用整髪料のCMには、オーリが出ていました。「ロード・オブ・ザ・リング」のレゴラスをやった、オーランド・ブルームです。いまでは、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の元鍛冶屋の海賊ウィルの方が知られているかしら。大きくなった、とは言わないわね、かっこよくなりましたね。ロード・オブ・ザ・リングの頃は可愛かったのに、いや今でも可愛いけど。撮影時からはもうかれこれ7年くらい経つのよね。いやあ、いまさらながら、月日の経つの速いものです。

'07年8月31日(金) 夏の思い出

子供の宿題のように、まとめて一気に書いてみようと思ったのですが、ねたは沢山あったのだけど、忘れてしまいました。やっぱり絵日記まとめ書きなんて子供だから出来る技ですね(笑)

休みの日は、とにかく家でごろごろしていました。映画館に行こうかと時間まで調べるのですが、出かける元気がなくて。「魔笛」も「プロヴァンスの贈り物」も「レミー…」もテレビ待ちになりました。パソコンも熱くななりすぎて壊れるのではないかとひやひやしながら、いや熱いので冷冷ではないんですが、ときどきあけて見てみる程度で。HPを更新する気力がでませんでした。

今月いっぱいで、通っていた英会話教室の先生が辞めてしまって、ちょっと寂しい今日この頃。彼が中国旅行に行くというので、昔の旅行記を引っ張りだしてみました。今は昔の物語。天安門事件前だったんですよね。半世紀近くも生きていると、思い出すこともいろいろあるものです。

妹と姪が夏休みで数日間泊まりに来ていました。持ってきた「ひつじのショーン」のDVDを始めてみました。ショーンが可愛くて気に入ってしまいましたよ。ウォレスとグルミットのニック・パークの子供向けクレイアニメです。ショーンのするスポーツはサッカーで、ダンスはアイリッシュダンス風だし、とてもイギリス的だな〜と思うシーンがいろいろあって面白かったです。

26日は楽しみにしていた東フィルの「こども音楽館」コンサートでした。子供向けながら、チョンさんの指揮だけでなく、お話も聞けるのがいつも嬉しい演奏会です。今回はプロコフィエフのロメオとジュリエット。バレエもタイトルの二人だけダンサーの人が舞台で踊って見せてくれました。音楽は抜粋で、オケと一緒なのでとても狭い場所での踊りなのに、ジュリエットの死のシーンでは涙が出そうになりました。良いパフォーマンスは長さではないですね。
舞台の上のオケとバレエで、先だって亡くなったロストロポーヴィチの舞台「ロストロポーヴィチのオーケストラルバレエ『ロメオとジュリエット』」を見に行ったのを思い出してしまいました。2001年4月でした。あの頃はしっかり感想を書いていましたね。

ネットニュースで、Gacktという人が大河ドラマで上杉謙信をやっていて、上越市の「謙信公祭」に騎馬姿で参加したというのを見ました。そのお馬が、きれいな白毛のお馬だったのです。ネットの写真で見ただけでもわかるので、近くで見たら見事だろうと思ってしまいました。目の周りも鼻もピンクで四つの蹄も真っ白でした。きっとどこかのテレビでは放送したんだろうな、見たかったです。
このごろ、テレビのチャンネルを換えると、面白い馬の番組をやっていて、はじめから見たかったと残念な思いをすることが何回か続いています。特に障害者乗馬が注目されているのか、よく見かけますね。

'07年8月10日(金) にっぽんの夏

お暑うございます。また、こんなに日があいてしまいました。いっそ、日記ではなく月記にしたほうが良いのかもしれませんね。
夏ばても手伝ってか、眼精疲労からくる頭痛が慢性化していまして、それでも深刻ではないので、ついテレビを見たり本を読んだりしてしまうので、HPの更新まで余裕がなかなか出来なくて。

今頃ですが、やっと映画「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」を見てきました。面白かったです。前回はゲームみたいな話でしたが、今回はもう少し深刻でしたね。騎士団の出番が少なかったのが残念でしたが、例によって長い話が良くまとまっていたとおもいました。シリウスに関しては、かなり意外だったのですが。

ビデオでは、「南極物語」「白銀に燃えて」そして「ココシリ」を見ました。

南極…は、日本映画の翻案物で、結末はだいぶちがいます。白銀…も実話に基いた犬ぞりレースの話。ディズニーなので安心して見られました。つまり、可哀想さに限度があるという意味で。実は日本の「南極物語」は未だに見ていない私です。
北海道で犬ぞりに乗ったので、具体的に想像できてさらにおもしろかったです。

「ココシリ」は打って変わって、壮絶な実話に基づく話です。チベットのカモシカの密猟者を追う、民間のパトロール隊の攻防が、同行する記者の視点から淡々と描かれています。密猟者はカモシカを大量に殺戮するだけでなく、パトロール隊員まで殺すようになっていました。少ない人数で機材も不十分なパトロール隊。冬の高山で密猟者を走って追いかけて肺気腫で倒れてしまったり、流砂に巻き込まれたり、食料も燃料も尽き車が壊れ、つぎつぎと隊員が減っていく中で、密猟者を追いかける隊長。実際に密猟によって、100万頭いたカモシカが1万頭に減ってしまったそうです。そして、この記者の取材をきっかけに国が動き出し、現在は3万頭まで回復してきているそうです。

暑いせいか雪の映像のばかり見ています。そういえば「ナポレオン」の冒頭も雪合戦でした。これは白黒のとても古い物で、まだはじめの方しか見ていません。

そうそう、5年ぶりに運転免許の更新をしてきました。6月から、制度が変わって、運転歴2年以上で二十歳以上の人は普通ではなく「中型」となったそうです。でも、トラックなんか頼まれたって運転しませんよ。

◆テレビ情報

'07年7月18日(水) 三つ巴

お相撲が面白くなってきましたね。新横綱白鵬が安定感のある強さで9連勝だったのを、同じく快調で全勝、大関取りがかかる琴光喜が、見事な相撲で破ったのが昨日。そして今日は、いまいち不調だった横綱朝青龍が、これぞ横綱という相撲で見事に琴光喜を投げて快勝!これで優勝戦線は振出しに戻った状態で横一線。このまま千秋楽まで行って、巴戦になったら面白いですねえ。他にも、帰り入幕の北桜もいい感じですし、新入幕の豊響や、豊真将もがんばってますね。

'07年7月11日(水) イドメネオ&チョンさんの弾き振り

東フィル定期は、チョンさん指揮でコンサート形式のオペラ、モーツァルト「クレタ島のイドメネオ」でした。クレタの王イドメネオが船上で嵐から助かるために、上陸して最初に遭った人間を生贄に捧げると神に誓います。ところが、港で待っていたのは愛する息子でした。何とか生贄にしないで済ませようとしていると、神が怒り海獣が人々を襲います。王子も自分が生贄になるべきだと知り、王も覚悟を決めるのですが…というお話。海の化け物と聞いて「パイレーツ・オブ・カリビアン 2」の巨大蛸クラーケンを思い浮かべていたのは、会場ではきっと私だけよね(笑)
今回、またステージの横だったので、歌手の方たちの声は残念ながら横向きでした。それでもとてもよかったですけれど、演出上ステージの後ろのパイプオルガン席のところで歌った歌手の人の声を聞いたら、やっぱりメインの歌手の人の声はここではあまり聞えていないんだなあと思いました。その代わり、チェンバロの弾き振りのチョンさんの手元まで良く見えたのでした。う〜ん、やっぱり嬉しかったかも(笑)

'07年7月8日(日) 五連覇達成

ウィンブルドンはフェデラーの五連覇達成で終わりました。嬉しそうでしたね。試合中が本当にポーカーフェイスなので、終わった後の泣き顔は余計印象的です。とはいえ、今回はナダルに追い詰められてかなりイラついていたようですが。ナダルは惜しかったです。苦手な芝で、5セットまで戦って準優勝ですからね。この大会は、前半は雨天延期が多く、ナダルは足掛け5日という試合も有りました。フェデラーはその点ラッキーで、それほど長くかかる試合がなかったようです。体力面は大丈夫としても、精神面での疲労がずいぶん違ったでしょうね。ともあれ、来年は、ナダルに優勝してほしいものです。
決勝までは来なかったけど、ヒューイットやフェレーロも活躍していて良かったです。グランドスラムはいつもですが、そうそうたるメンバーが並んで、ドロー表を見ているだけでもワクワクします。

5連覇というと、懐かしいボルグの記録と並んだことになるそうです。先日NHKでボルグの番組をやっていました。彼は当時としては新しい、トップスピンの打ち方で優勝を手にしたそうです。今は、それが主流になっているのだそうです。映像の中には、もじゃもじゃ頭のマッケンローもいました。今ほどではないけれど、そういえばあの頃もテニスを見ていたわね、懐かしかったです。

ところで、今回のフェデラーの衣装(?)は金色なんか使って、お品がなかったと思いませんか?どうもあれで、今年は特に応援する気が失せてしまいました。

'07年7月3日(火) ノリタケ100年展

健康診断に行った帰りに、横浜そごうの美術館でノリタケ100年展を見てきました。陶器も綺麗でしたが、デザイン画がまた良かったです。写真カタログの作れない時代には、営業の人が現物と同じように精巧に描かれたデザイン画を持って歩いていたそうです。とても綺麗で、描き手の人は楽しいだろうなあと思いながら見ていました。
ノリタケの名前とともに書かれる国名が、昔は「NIPPON」だったのが、途中で「JAPAN」に変わったそうで、さらに戦後しばらくは「OCCUPIED JAPAN」だったとか、デザイン以外にも歴史が刻まれているのですね。


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