6月

この防災コラムは、災害ボランティアに造詣が深い佐藤 栄一委員にお願いして、災害ボランティアについて色々な角度からショートコラムとして連続掲載してもらうことになりました。

「災害ボランティアはあなたの地域の救援隊です」―その2―

保土ケ谷区災害ボランティアネットワーク 委員 佐藤 栄一

何を言いたいかといいますとボランティア活動は、個人のボランティアたちと、それらをつなぐネットワークと有効にネットワークを動かすボランティアコア(核)が必要になるということです。多くの人たちが誤解していることは上述の三つ(個々ボラ、ボラネット、ボラコア)が混同され同じ役割を果たしていると認識していることです。さらに懸念されることはこれらの三つのボランティア活動を動かしているのは行政機関であると認識している人たちが多いことです。

ボランティア活動は被災住民を主体と認識し、彼らが必要とするところにエネルギーを注ぐことが求められます。極限の被害を受けた地域ではボラコアが組織されず、ボラネットの稼動すらできなくなることが想定されます。そのようなときには外部ボランティアがコアを立ち上げ、ボラグループをネット化することが求められます。 このようなときに被災地ボラは被災状況を踏まえたニーズを携えてボランティアコアの芯を作るべきと思います。

 ―次回に続く―