ボランティアのデパート『ボランティアネットワーク』

保土ケ谷区災害ボランティアネットワーク 委員 佐藤榮一

先月は若者達のボラ志向について切り込んでみようと執筆していたところ、アメリカの海岸汚染を知り、ボラ大国アメリカの貧弱なボラ活動への嘆きに転筆しました。その直後、新聞記事に最近のわが国の大学生のボランティア志向は注目すべきものがあると伝えておりました。若者たちを怠惰と切り捨てなくて良かったと安堵しました。

若者たちに感じていたことは、ボラシップはどこに消滅したのか、阪神淡路大震災のときは学期末試験や就職を前にして駆け込み単位取得を打算的に目論んでいるものか測り知れないものがありましたが後日のナホトカ号事故でわが国の若者ボラは定着したと感じるものがありました。

新聞により若者たちがプラスワンの社会貢献としてのボラ活動にはすばらしいものを感じながらこれはやはりネットワーク化していくべき活動だと感じました。
このように個々ボラは相当いるし特定目的のボラグループも相当あるのにそれらをネットワークしようとするとむずかしくなるのでしょうか。

各地のボラネットは共通的にボラネット構成が貧弱だと嘆いております。わが保土ケ谷災ボラについても各々のボラ団体、ニーズ団体がもっと入会してくれて本当のネット構築ができ協働することの重要性を認識してくれればよいと感じております。
実は、その下地は充分にできていると思います。たとえば、『区民祭り』は行政主導型に見えますが参加者の顔ぶれを見ると実質はボラ団体の集まりであることからまさに『ボランティアフェスティバル』『ボランティア百貨店』といえましょう。
さまざまな活動をしている方たちに、「皆さんの活動がさらにボランタリーシップが高まり、有効な活動が行えるようボラネットに登録しましょう」とお誘いいたします。