ボランティア活動と正しい行政情報

保土ケ谷区災害ボランティアネットワーク 委員 佐藤榮一

プルームらしきもの
プルームらしきもの 2011年3月16日 南区別所にて

今回はセンセーショナルな映像と合わせて情報操作による二次被害をボラ活動を行う者が受けないように注意する必要があることを記したい。
写真は、本年3月16日に市内で撮影したものです。もう一つの情報は、4月8日発行の広報よこはま『震災対策特別号』です。記事中に大気中の放射線も心配は不要です。とあり、内容は市内のガンマ線測定値は3月16日に計測した150ナノグレイ毎時が最大値でした。翌日には38ナノグレイ毎時となり4月5日は42ナノグレイ毎時です。従って心配はありません。21年度の平均値は22ナノグレイ毎時で、100ナノグレイはNYへの飛行機旅行で受ける放射線量の約200分の1という数値です。とのことです。
一方、写真は3月16日午後に市内で撮影したものですが茶褐色を帯びた雲というより粉じんか濃い煙のような状態で低空を渦巻いていました。道行く人たちが不安げな表情で眺めていたのが印象的でした。
私は、放射能雲プルームと確信してシャッターを押しました。帰宅しコンピュータに載せてさらに確信的になり他者の情報を求めてネットを調べたところ各地で撮影されておりました。ところが、そのうちの何通かが文科省や保安院に問い合わせたところ一蹴のもとに否定されたとあり私は『プルームらしき事象』としてこの写真を保存することにしました。その後、水素爆発が起き、メルトダウンまたはメルトスルーが有ったことを隠していた(国民がパニックにならないように温かい配慮をした)との政府見解が発表されました。しかし、7月になって学者が放射能による汚染は広範囲に及んでいるというデータが発表されその実証が稲わらと牛の汚染であると思います。汚染は、3月下旬までは原発敷地内に収まっていると官房長官は言っていたし、更にはIAEAの土壌測定は不適切で我が国が行っている空間測定が正しいとまで言い切ったのです。しかし最近になって農作物・家畜飼料、土壌等の汚染が明らかになりました。

何を言いたいかというと放射能事故に関しては計測能力を持たない一般国民が行う ボラ活動が不正あるいは欺瞞情報で取り返しのつかない被曝を起こしてはならない。 と言いたいのです。
おまえはどのような対策をしているのかと問われると、ささやかですが、
 不審な雲、降り始めの雨には屋内退避。外出着は居室、寝室に持ち込まない。
 帰宅したら直ちにシャワーを浴びる。強風の日はマスクをする。窓を開放しての
 換気は行わない。などのことを気持ちを楽に持って行っています。