新年の抱負 防災の輪を広げよう
保土ケ谷区災害ボランティアネットワーク 委員 佐藤榮一
新年明けましておめでとうございます。本年も本欄を御清読お願いします。
和泉凧 イラスト:さとうえいいち
昨年の皆様方のボランティア活動は、被災地に赴き直接活動された方、その行程を後方支援された方、被災地の産物を販売するバザー等を運営された方、義援金の募集活動に携わった方等々、
それぞれにできることをできる限り積極的に行動されてきました。(敬)
私の本年の目標は、ボランティアグループや地域防災組織それとCSR(企業の社会的責任)に目覚めた企業とがコラボレーションできる町の雰囲気を醸成するコーディネート活動に移行しようかと考えています。昨年、私の活動範囲の中でその機運が目を出しました。例えば、学童留め置きの制度に関して小学校長が子供と保護者の立場で考えようと、小学校だけではなく児童の兄弟姉妹の中学校、幼稚園・保育園と連携し、それらのどこかに子供を移動させ、子供達の安心感の増進や保護者の負担を減少させようと提言され、賛同が各地域に広がりつつあります。
またある幼稚園では周辺住民と連携し互恵の関係を築きあげました。園長は防災拠点運営委員に就任し更に具体化しようとしており、防犯組織、福祉のたまり場なども加わろうとしています。
ボランティア活動を行おうとしている多くの方たちは、ボランティアとは災害発生時の活動だと認識されている方が大多数です。平常時からの町づくりなどに参加していくことが本来の姿であり、イザの時にその能力がいかんなく発揮されることが望ましいものと思います。
保土ケ谷区においても、私たち災ボラネットの繋がりを強化しながら『防災の輪を広げよう』を実践しようではありませんか。
皆様方が、御健康で御活躍なされたく祈りつつ、本年もよろしくお願いいたします。