マキンバパンとリスク管理
保土ケ谷区災害ボランティアネットワーク 委員 佐藤榮一
小生のコラムは、いつも小難しい記述をして申し訳ない気持ちで後ろめたさも感じております。 今月は少し笑える話を書いてみます。
『マキンバパン』どんなパンでしょうか。聞いた事はありますか?モシカしたら見たことがある人もいるかもしれません。
もう30年近く昔のことになります。『マキンバパン』は全国の中高生の間で話題になっていたと思います。コレを食べてとりこになった人もいると思います。アンパンマンにも出てくるのでアンパンマン世代にもおなじみだと思います。『マキンバパン』とかぶって今がある人もいると思います。つい先日、このマキンバパンと巨額金券密造密輸事件が重なりこの事件が摘発されました。報道で私にフラッシュバックが起こり、そういえばあったな。と思いました。モシカしたら通関担当者もそうだったのでは、とも思いました。
「もって回った言い方をするなよ。何なんだよ。」
それはね、金券というのはビール券です。券の裏側の説明が『キリソビール』となっていて偽造券であることと外国人犯罪であることが露見したという次第です。
券面は非常に精緻に仕上がっていて真券と区別がつかないほどでしたが裏側のその一文字で分かったそうです。『キリソ』。笑ってしまいますが皆さんもう一度点検してみましょう。ほかに、『サシポロビール』や『マサヒビール』が皆さんの周りにあるかもしれませんね。
ところで、『マキンバパン』というのは、『ヤキソバパン』の表記間違いのことです。
一説によると関西の進学高校で、駄菓子屋で何がうまいかを話題にしていたところ一人の子がマキンバパンを繰り返していうのである日マキンバパンを買いに生かせたところヤキソバパンを買ってきてみながコレはヤキソバだろうといったところ本人はまじめ顔でマキンバと書いてあったと主張した。店のおばさんも『はいマキンバパン』といって渡してくれたとのこと。みなで確認しに行ったところ確かに『マキンバパン』とへたくそなカタカナが書いてあった。という話です。
ラジオを通じて全国の中高生に広がったようです。当時、私は、公文書の中のシとツ、ンとソの区別を明確かつ正確に記すよう指導していたので耳に止まっていましたが偽造ビール券事件で記憶がよみがえるとは思ってもいませんでした。
※ 少しまじめに。最近、ネットショッピングやメールなどで不審なものが多くなったといわれてますが海外から発信されたものもあるといわれてます。ソとン、シとツ、アとマ・ヤが間違っていたら要注意と広報している消費者保護機関などもあります。