5月の解説
保土ケ谷区危機管理計画【震災対策編】の改訂について
昨年6月より保土ケ谷区危機管理計画の改訂についてご案内しています。
前回は、保土ケ谷区危機管理計画の「自助」「共助」「公助」による減災についてご説明しました。今回も引き続き「第1章【自助】家庭で行うこと」の地震に備えた事前対策についてご案内します。
1 家の中の安全対策
@ 家具等の転倒防止等
家具の転倒による死傷を防ぐため、転倒防止措置などを行います。
また、家具の配置にも気を配ります。
【転倒防止の例】
- 壁(裏側に間柱があるなど固定できる箇所)にL字金具等でしっかり固定する。
- 上下が分割している家具はつなぎ目を必ず金具で連結する。
- 壁への固定ができない場合は天井との隙間を上置型収納ユニットなどで埋める。
- コンクリートの天井や壁の場合はポールなどで固定する。
- 冷蔵庫やテレビ、電子レンジも転倒防止金具やワイヤーなどを使い固定する。
【家具の配置例】
- 寝室や子供、お年寄りがいる場所には、できるだけ家具などを置かないようにする。
- 寝室などに家具を置かざるを得ない場合は、寝る位置と家具の倒れる方向を考慮する。
- 避難路を確保するため通路や出入り口付近には家具や荷物は置かないようにする。
- 人の出入りの少ない部屋に家具をまとめて配置する。
【その他】
- 家具には、重いものを下段に軽いものを上段に収納する。
- 落下物による死傷を防止するため家具の上には何も置かないようにする。
- 食器棚や本棚、窓にはガラス飛散防止フィルムを張る。
- 観音開き戸は、地震の揺れにより戸が開くおそれがあるのでロックを付けておく。
A 家のまわりの安全対策
家のまわりにも危険要因があります。日頃から点検を行い改善します。
【点検と改善例】
- 屋根の瓦や外壁タイルにひび割れやずれがあれば補修する。
- プロパンガスボンベは転倒しないよう、しっかり鎖で固定する。
- 基礎がしっかりしていない、傾きやひび割れがあるなど危険なブロック塀は補修を行うか、フェンスや生垣に換える。
2 詳細は以下のホームページをご参照下さい。
危機管理計画 第一章【自助】家庭で行うこと
http://www.city.yokohama.lg.jp/hodogaya/bousai/kikikanrikeikaku2013.html