今月の解説

保土ケ谷区危機管理計画の修正について

昨年6月より保土ケ谷区危機管理計画の改訂についてご案内しています。

前回は、保土ケ谷区危機管理計画の「自助」「共助」「公助」による減災についてご説明しました。今回も引き続き「第1章【自助】家庭で行うこと」の地震に備えた事前対策についてご案内します。

1 帰宅困難時の備え

ア 個人の備え

【日頃の備え】

○ 会社や学校から自宅までの経路を記した帰宅地図を作っておきます。

○ 実際に経路上を歩いて帰る訓練を行います。

○ 正しい情報を入手するために携帯ラジオをポケットに入れておきます。

○ 会社のロッカーにはスニーカーや、携帯カイロ(冬)・帽子(夏)等の寒暖対策用品を常備しておきます。

○ かばんや机の中にチョコやキャラメルなどの簡易食料・携帯食料を用意しておきます。

イ 事業所の備え

企業等は、首都直下地震の発生により、首都圏のほとんどの交通機関が運行停止となり、当分の間復旧の見通しが立たない場合には、事業所建物や事業所周辺の被災状況を確認の上、従業員等の安全を確保するため、従業員等を一定期間事業所内に留めておくよう努めます。また、企業等は、従業員等が事業所内に待機できるよう、3日分の必要な水、食料、毛布などの物資の備蓄に努めます。

≪ミニ情報≫

本市の帰宅困難者対策】

 帰宅困難者の発生抑制(一斉帰宅の抑制)

 帰宅困難者等対策は、まず、帰宅困難者等の発生を抑制することが重要であり、「むやみに移動を開始しない」という基本原則の徹底を図ることが不可欠です。具体的には、企業等における従業員等の施設内待機やそのための備蓄の推進、家族等との安否確認手段の確保等の取組を進めていく必要があります。

 こうしたことから、本市も参加している首都直下地震帰宅困難者等対策協議会において、個人や事業所、そして行政機関が取り組むべき基本的事項を定めた「一斉帰宅抑制の基本方針」を策定し、本市においてもこれに準じ、「一斉帰宅抑制の基本方針」を、本市の帰宅困難者対策の基本方針として位置付けています。

◎一斉帰宅抑制の基本方針は、【資料8】に一覧が記載されています。また、ホームページでもご覧いただけます。

http://www.city.yokohama.lg.jp/somu/org/kikikanri/kitaku/

2 保土ケ谷区の危機管理計画については以下のホームページでご覧いただけます。

http://www.city.yokohama.lg.jp/hodogaya/bousai/kikikanrikeikaku2013.html