2月の解説

1 地域防災拠点の活動に参加しましょう

(1) 地域防災拠点の役割

 保土ケ谷区では、26の市立小・中学校を地域防災拠点に指定しています。
地域防災拠点には、食料等の備蓄や、通信手段としてデジタル移動無線などが配備されています。

【地域防災拠点の役割】

@ 人命救助用防災資機材などの備蓄場所
A 食料、水、救援物資などの配布場所
B 生活情報の提供場所
C 家が倒壊した方等の一時的な生活場所
D 家族の安否確認場所

*保土ケ谷区の地域防災拠点は、【資料1】に一覧が記載されています。

*地域防災拠点備蓄品は、【資料2】に一覧が記載されています。

(2) 地域防災拠点運営委員会の設置

 地域防災拠点に備蓄してある機材を使った救助・救出活動や、安全で秩序ある避難生活を送るために、地域防災拠点ごとに地域防災拠点運営委員会が設置されています。

 地域防災拠点運営委員会は、地域にお住まいの方を中心として、行政・学校の三者で構成されており、住民・行政・学校のそれぞれの主な役割は、次のとおりです。

区 分 主 な 役 割
地域住民 地域防災拠点の開設及び管理運営、情報の受伝達、救出・救護、食料等物資の配布、避難所での相互扶助、防犯パトロールなど
行政 地域防災拠点の指定、避難場所の安全性の確保、食料等物資の確保、医療救護、情報の受伝達、市民生活の自立支援など
学校(※) 児童生徒の安全確保、学校施設の管理、教育の早期再開、地域防災拠点の開設・運営支援など

※ 統廃合によって廃校となった学校(地域防災拠点)の跡地利用施設が引き続き地域防災拠点として指定される場合があります。

(3) 地域防災拠点運営委員会の活動

 地域防災拠点運営委員会では震災発生時の混乱の中で、スムーズな活動ができるよう平常時から活動を行っています。

【平常時の活動】

@ 避難所開設・運営方法等の打合せと運営マニュアルの作成
A 防災資機材等の使用方法の習得などの研修会・講習会の開催
B 防災訓練の実施
C 地域における共助の取組や、防災マップの作成など防災意識の高揚
D 地域の防災リーダーの養成
E 避難所におけるペット対策

(4) 訓練の実施

 地域防災拠点が「災害時における住民の避難生活場所」、「物資の集配拠点」、「住民による救出・救護活動拠点」、「災害に関する情報収集・提供拠点」の各機能を円滑に発揮するためには、図上訓練(Dig訓練など)の実施など、対応イメージが運営委員会で共有化され、実動訓練に繋げていくことが重要になります。

 実動訓練の実施に際しては、地域防災拠点訓練マニュアルを参考にするとともに、必要に応じて、保土ケ谷消防署・消防団や水道局などの協力により実施します。なお、各地域防災拠点を担当する区役所職員は、訓練内容の構成等を支援します

* 地域防災拠点の訓練については「地域防災拠点訓練マニュアル」を参照(各地域防災拠点備蓄庫に10冊保管)
http://www.city.yokohama.lg.jp/somu/org/kikikanri/kyotenkunren-manyuaru/

(5) 防災ライセンス講習の受講

 地域で、災害時の応急活動や平常時の防災訓練のリーダーを養成するため、地域防災拠点に備えられている防災資機材の取扱いを学ぶ「防災ライセンス講習」を積極的に受講しましょう。

 講習は、横浜市内で定期的に開催し、修了者にライセンス証を交付します。
(http://www.city.yokohama.lg.jp/somu/org/kikikanri/bousailicense/)

横浜防災ライセンス事業

≪ミニ情報≫

【防災ライセンスの種類】

@ 避難生活に必要な資機材を取り扱う「生活資機材取扱リーダー」
A 救助活動に必要な資機材を取り扱う「救助資機材取扱リーダー」
B 各リーダーを目指す市民を指導する「資機材取扱指導員」
  の3種類があります

保土ケ谷区の危機管理計画については以下のホームページでご覧いただけます。