12月の解説

応急給水について

 水道局地域サービスセンター地区隊は、水道施設が被災し管路による給水が困難なときは、応急的に配水池、災害用地下給水タンク等から給水を行うとともに、配水池等を取水場所とした給水車等による運搬給水を行います。
その後は、管路の応急復旧や耐震管路の先端に整備した緊急給水栓からの給水により、逐次速やかに復旧工事を行い各戸給水まで回復させます。
また、プールの水、井戸水等も生活用水として利用を図ります。

(1) 区内の給水関連施設

 【災害用地下給水タンク】

設置場所 所在地 貯水量(m³)
保土ケ谷中学校 鎌台町3−1 60
宮田中学校 宮田町1−100 60
岩崎中学校 桜ヶ丘2−6−1 60
岩井原中学校 岩井町308 60
新井小学校 上菅田町1574−1 60
川辺公園 川辺町4−4 100
星川中央公園 星川2−16 15

 【配水地】

施設名 有効貯水量(m³) 確保見込水量(m³) 所在地
菅田配水池 25,000 5,000 上菅田町551
西谷配水池 180,500 21,900 川島町522
仏向配水池 20,000 4,000 仏向町1726
今井配水地 30,000 6,000 今井町1313

 【緊急給水栓】

設置場所
岩井原中学校 上星川小学校 初音が丘小学校
岩崎中学校 川島小学校 星川小学校
橘中学校 くぬぎ台小学校 県立保土ケ谷公園
宮田中学校 権太坂小学校 常盤公園
新井小学校 坂本小学校 横浜市児童遊園地公園
帷子小学校 藤塚小学校 保土ケ谷区総合庁舎
上菅田小学校 瀬戸ケ谷小学校 笹山団地集会所

(2) 区本部が行う応急給水

  区本部で行う応急給水は、次のとおりです。

@ 備蓄している水缶詰の配布

A 地域防災拠点で受水槽等に残っている水の給水

B 災害用地下給水タンクに応急給水装置の設置・運用を行う市民への支援

C 水道局が地域防災拠点に運搬給水を行った後の、避難者等への水の配布

D プール及び災害応急用井戸からの直接給水(生活用水として使用する。ただし、飲用不可。)

E 近隣にある災害応急用井戸の案内(生活用水として使用する。ただし、飲用不可。)


(3) 市本部(水道局)が行う応急給水

  市本部(水道局)で行う応急給水は次のとおりです。

@ 災害拠点病院及び救急告示医療機関に給水車等により運搬給水します

A 配水池等から応急給水します(災害用地下給水タンクは、市民が応急給水装置の設置から運用まで中心となって行います。)。

B 緊急給水栓、災害拠点病院、救急告示医療機関への管路を優先復旧し、復旧した配水管に応急給水装置を設置して給水します(緊急給水栓に応急給水装置を設置した後は、市民が中心となって運用を行います。)。


(4) 飲料水の確保

 横浜市全体では、23箇所の配水池に緊急遮断弁が設置されているため水道管路に被害が発生した場合でも、横浜市民が1週間必要とする量に相当する約19万㎥の飲料水が確保されます。さらに、市民に身近な応急給水拠点として、災害用地下給水タンクを整備しています。

保土ケ谷区の危機管理計画については以下のホームページでご覧いただけます。