9月の解説

危機管理計画(風水害)の改訂 #5

 平成30年4月に改訂された『保土ケ谷区危機管理計画「風水害対策編」』の改訂内容を紹介する第5回目です。今回は「洪水浸水想定区域」の見直しついて紹介します。


【改訂ポイントC:「洪水浸水想定区域」の見直し】

 平成27年5月の水防法改訂に伴い、洪水にかかる浸水想定区域の対象とする降雨が「河川整備の目標とする降雨」から「想定し得る最大規模の降雨」に高められ、平成29年6月には神奈川県が指定する帷子川水系における洪水浸水想定区域が見直されました。

 想定区域は、従来の河川整備の目標とする降雨による「計画規模」と、想定し得る最大規模の降雨による「想定最大規模」それぞれが指定されています。

  計画規模 想定最大規模
指定の前提となる
降水量
1時間総雨量93o
(100年に1度の確率)
24時間総雨量390o
(1,000年に1度の確率)

洪水浸水想定区域図(神奈川県ホームページ)

・洪水浸水想定区域(想定最大規模)
 http://www.pref.kanagawa.jp/docs/f4i/cnt/f3747/documents/882435.pdf
・浸水継続時間(想定最大規模)
 http://www.pref.kanagawa.jp/docs/f4i/cnt/f3747/documents/882436.pdf
・洪水浸水想定区域(計画規模)
 http://www.pref.kanagawa.jp/docs/f4i/cnt/f3747/documents/882437.pdf

※ 次回は土砂災害警戒情報の発表とともに避難勧告を発令する対象区域の指定についてご紹介します。