日常生活の延長線上にある防災。

顔の見える関係を!

今月の表紙 ―運営委員をシリーズで紹介していきます―


バリアフリー防災ボランティーネットワーク代表 寺山洋司さん

バリアフリー防災ボランティーネットワーク代表 寺山洋司さん


防災に関するバリアを取り払うことを目的として、消防職員(活動には個人として参加)、家庭防災員、自治会長ほか6人のメンバーで、平成20年に活動を開始した区内のボランティアグループです。

代表は消防職員として消防局予防課に勤務する寺山洋司さん。「最近、国内外で多発する地震や自然災害、また、AED(自動体外式除細動器)の設置普及などにより、実施される機会の多い防災訓練会。しかし、健常者向けのものであり、視覚や聴覚に障害のある方、外国人、高齢者、育児中の母親などを対象とした訓練会はほとんど実施されていないのが現状です。

そうしたバリアを取り払い、誰もが参加しやすい訓練環境を提供し、自分のできることで互いに助けあい、安全・安心を実感できる地域社会につなげていきたい」という熱い思いを持って、現在は、視覚・聴覚に障害を持っている方たちを対象とした訓練会を実施しています。