日常生活の延長線上にある防災。

顔の見える関係を!

今月の表紙 ― 東日本大震災 関連記事 ダイジェスト版 ―


取材:災ボラ 佐々木 安恵委員


東日本大震災で被災された皆さま、ご家族、ご親戚、知人をお持ちの皆さま、心よりお見舞い申し上げます。

被災後、ひと月以上が過ぎて、地域によりライフラインが開通するなど、復興の兆しは少しずつ見えはじめています。しかしながら、いまだ行方不明の方々が1万人以上もいる現実は、たいへん厳しい状況を語っているとも思います。

大規模地震により生じた主な出来事を振り返り、私たち保土ケ谷区民もさらなる防災意識の向上、自助(自分のことは自分で守る)共助(隣近所の助け合い、地域は地域で守る)の思いを確かめあって、備える機会としたらいかがでしょうか。

3月11日 午後2時46分、岩手県三陸沖で震度7、マグニチュード8.8の
      地震発生と発表。横浜も震度5の揺れを感じ、交通機関が止まり、
      帰宅困難者もでた。
  12日 余震100回以上。
  13日 福島第1原発1号機で水素爆発・地震規模マグニチュード9,0
      に変更。
  14日 福島第1原発3号機で水素爆発
  15日 ガソリン不足などから救援物資の輸送が困難に。
  16日 日本円は福島第1原発 の深刻化をうけ、16年ぶり最高値。
      一時76円に。
  17日 横浜市は旧福利厚生施設「たきがしら会館」に避難民受け入れを
      発表。
  18日 第83回選抜高校野球大会開催決定。入場料の一部を義援金と
      するほか。
  19日 福島第1原発3号機へ放水作業のため、横浜消防局、援助隊を
      派遣を発表
  20日 9日ぶり、津波で倒壊の石巻市内家屋から80歳祖母と16歳
      孫を救出。
  21日 福島・茨城・栃木・群馬の4県にホウレンソウ、カキナなど出荷
      制限。
  22日 福島第1原発放水口近くの海水から
  23日 東京都葛飾区金町浄水場、放射性ヨウ素131検出。
  24日 東北・磐越道の規制が解除され、一般車も通行可能に
  25日 死者1万人。避難所には24万人
  26日 福島第1原発 20〜30キロ圏住民へ 自主避難促す
  27日 4月から使用の教科書67万冊が津波の被害
  28日 福島第1原発 汚染水除去が難航
  29日 福島第1原発作業員、過酷な状況下、缶詰などを食事に復旧
      作業継続。
  30日 宮城県 水没が広範囲に渡り捜索難航 増え続ける不明者
  31日 復興の第一歩。地域により、仙台市内のガス復旧
4月 1日 老舗のしょうゆ醸造会社、流された「もろみ」が見つかり営業
      再開へ。
   2日 米国より放射能専門部隊(シーバーフ)来日、自衛隊の活動
      支援へ。
   3日 津波により壊滅的な被害をうけた宮城県南三陸町民501人、
      集団避難へ。
   4日 福島第1原発の低濃度汚染水、海へ放出開始。
   5日 魚介類にたいする放射性ヨウ素に関する暫定規定値、野菜類と
      同じと決る。
   6日 原子力安全条約再検討会議(ウイーンにて)、福島第1原発の
      低濃度汚染水放出の情報開示不足を批判
   7日 韓国、福島第1原発の低濃度汚染水放出の情報開示不足を批判
   8日 「義援金配分割合決定委員会」初会合実施
   9日 水田土壌から放射性物質が検出された福島県飯館村、今季のコメ
      作付けを困難との見通しを示す
  10日 福島第1原発 低濃度汚染水の放出作業ほぼ終了。高濃度汚染水
      移送へ。
  11日 死者1万3千人、行方不明1万4千人、避難者15万人。
  12日 福島第1原発事故による「国際原子力事象尺度(INES)」を
      「レベル7」へ
  13日 津波被害で閉鎖されていた仙台空港再開。当面、臨時便一日
      6往復運行

「保土ケ谷区災害ボランティアネットワーク運営委員」一同、被災された地域の一日も早い復興を願っております。