日常生活の延長線上にある防災。

顔の見える関係を!

今月の表紙 運営委員 紹介

川名 秀明さん
保土ケ谷区災害ボランティアネットワーク副代表 川名 秀明さん

私は地元で電気店を営んで22年になります。自分の電気技術をどのように社会貢献出来るか考えていたところに、地域の方より協力の要請がありお請けし、くぬぎ台小学校地域防災拠点の活動に関わることになりました。役員の方々と話す機会が増えるごとに、地域防災のあり方に関心が湧き、どんどんとのめり込んで10年が過ぎました。
災害が起きた時に電気はとても重要なものであることを、皆さんも3・11以降実感したのではないでしょうか。私が持っているノウハウで、災害時に有効に電気を利用できることを考え、本ネットワークで活かしていきたいと思っています。

現在、地元の防災拠点では毎年FM放送局を立ち上げています。電波法に触れない微弱な電波で送信しています。当初は、十数メートルでしたが、試行錯誤の結果、現在では200メートル程の範囲で受信出来る様になりました。
なぜFM放送なの?と、いう方もいると思います。この優れた点をあげてみます。1点目は、無線機では1台のコストが高くなるのですがFM放送では一般のFM受信機で容易に聞けます。2点目は、夜間放送を流した時、FM受信機で聞けば起きている方は情報を得られ、寝ている方の邪魔になりません。3点目は、受信機を持っている多くの方に確実に情報提供できます。4点目は、拠点運営委員への連絡手段になります。エリアが小さいことを活かして、地域で必要な情報を伝える手段になるのではないかと思いながら、 地域防災拠点で訓練放送を実施しています。