日常生活の延長線上にある防災。

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今月の表紙 横浜消防出初式

出来上がった防災マップ全景
出来上がった防災マップ全景

平成26年1月12日(日)、横浜赤レンガ倉庫イベント広場・1号館、赤レンガパークにて「横浜消防出初式」が開催されました。当日の参加者は数万人を予定という大規模なもので、古式消防演技の纏振込み、はしご乗り、消防音楽隊ドリル演技、水難救助訓練、救急PR,消防音楽隊の演奏、参加者体験コーナーでははしご車搭乗体験ほか、来場者が興味をもって楽しみながら安全安心を学べるフェスティバルでした。

 赤レンガ倉庫1号館3階では、「みんなでつくるヨコハマ防災マップワークショップ」が開催されました。横浜市18区を3区ずつ区切り、来場者がその地域の特色、誇りたいこと、危険な箇所などを地図に書き込んでいくという手作りの作業が進められました。フェスティバルで賑わう外の会場から、地図作りの室内会場に人を集める有効な方法と思えたのは、防災クイズを実施しその最終ポイントをマップ作りに置いたことです。結果、2,000人ほどがマップ作り会場に足を運び、自分の地域のことを書き込んで行きました。

家族連れでマップ作りに参加
家族連れでマップ作りに参加
「困っていること」の例:参加者の言葉
「困っていること」の例:参加者の言葉

マップ作りへの参加者は家族連れが多く、幼い子どもに住まいの様子、地域防災拠点のことなどを話してきかせる親の姿を多くみるにつけ、家族連れが多いフェスティバルで地域を知るこのような機会は、災害時のシミュレーションとして有効だと感じました。ふりかえれば今年度の保土ケ谷区民まつりの日、災害ボランティアネットワークがかながわ女性防災の協力を得て防災紙芝居を行った時にも、子ども連れの姿が見られました。幼い頃から身近なこととして防災・減災に触れて育つのは、いつ起こるかわからない災害への大きな備えとなると、あらためて思います。  この日保土ケ谷区は相鉄線沿線の瀬谷区、旭区と同じブロックになりました。ここに泉区を加えた4区のブロックで災害時支援について相互協力をしようという動きを実際に始めており、来る3月19日には合同会議開催予定となっています。