日常生活の延長線上にある防災。

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くぬぎ台小学校地域防災拠点訓練に参加して

9月28日(日)くぬぎ台小学校地域防災拠点の防災訓練が行われました。午後6時に地震発生の非常放送が流れ、地域住民等が拠点へと集まりました。夜間の訓練実施に関わらず、多くの方が参加していました。

今回は、校庭での訓練と体育館の訓練の2部制で実施されました。校庭訓練では3つのグループに分かれ、@家屋倒壊の際の対応、A心肺蘇生法の実践、B起震車および煙ハウスの体験を行いました。
心肺蘇生法の体験では、AEDの実践の様子を見た後に参加者が心臓マッサージを実践しました。

開会式の様子
開会式の様子
心肺蘇生法訓練の様子
心肺蘇生法訓練の様子

体育館の訓練では、最初に避難場所での生活体験を目的に1平米の暗闇体験が行われました。その他、防災と防犯は一体的であるために、鈴木代表と大尾委員による防災寸劇がありました。
今回、災害ボランティアネットワークでは保土ケ谷区聴覚障害者協会(以下保聴協)のみなさんが地域の防災訓練に参加できるよう、くぬぎ台小学校地域防災拠点にご協力いただき以前から調整を行っていました。今回初めて地域防災拠点の防災訓練に参加する方も少なくなく、当日は10名の方にご参加いただきました。

バンダナの紹介
バンダナの紹介
保聴協による防災手話の紹介
保聴協による防災手話の紹介

また、体育館の訓練の際に保聴協の方自ら、防災手話の紹介をしていただきました。ご紹介いただいた手話は避難所用コミュニケーションボードに書かれているものを中心に『食べる』『逃げる』『名前』『住所』など避難所で欠かせないものでした。「災害が起こった時は耳からの情報が多く、聴覚障がい者には情報が伝わりづらい。わたしたちが困っていたら、手話がわからなくてもジェスチャーで情報を伝えてほしい」と話があり、発災時のたすけあいの必要性を確認しました。