日常生活の延長線上にある防災。

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ほどがや希望の家防災訓練 報告

 1月12日(月)にほどがや希望の家で行われた防災訓練に参加しました。ほどがや希望の家に当事者・支援者合わせて約30名が集まった後、地震があったことを想定し、いっとき避難場所である天王町公園に移動しました。点呼をとった後、地域防災拠点の帷子小学校までの避難経路の確認を行いました。防災アドバイザーとして参加していた佐藤榮一氏より、車いすを押して避難する際の工夫として、車いすの手すりの両側あるいは片側に紐を取り付け前方で引っ張り、後ろの人が介助すると避難の際の負担を軽減できるとの話があり、参加者が実際に体験をする場面もありました。

車いすでの移動の様子
車いすでの移動の様子
簡易トイレ
簡易トイレ

 後半の訓練では、炊き出し訓練で使用する炊飯袋を各自で用意し、炊飯袋の使い方について確認した後、グループに分かれて避難所で使用するパネルの設置訓練、簡易トイレの設置訓練、発電機の起動体験、炊き出し訓練を行いました。

 終了後、各自で用意した炊飯袋のご飯でカレーを食べていると、「水が多すぎた」、「しっかり封をしてなかった」との感想や当事者の方からは「もっと水を多くした方が食べやすかった」との話がありました。炊飯袋に米と水を入れるところから体験することで、「自分でできることは自分でする」ことをみんなで共有することができました。

 防災訓練を支援者だけでつくるのではなく当事者と支援者が一体となり行うことで、そこに参加している一人一人が日頃から災害への備えにつながると感じました。