日常生活の延長線上にある防災。

顔の見える関係を!

〜防災・減災ウォーク 3.11〜

平成29年3月11日、1千年に一度の未曾有の大地震と言われた東日本大震災から6年を迎えたこの日、横浜駅西口県民サポートセンターから帷子川沿いに星川中央公園(350ml×27,000人分の飲料備蓄タンク設置)まで、休憩を取りながらおよそ2時間の道のりを歩きました。
災害ボランティアネットネットワーク(以下災ボラ)鈴木方規代表、会員をはじめとして参加者は23名。災ボラ運営委員をリーダーとなり各5名ほどのグループに分かれ、津波警報伝達システム、河川水位警報システム、帷子川・今井川合流点等を実際に見て歩きました。集合場所で渡された「防災・減災ウォーキングマップ」を手に、参加者は災害発生時に地域住民に知らせる機器類の設置場所の確認、河川水位の確認をしながら自分の気づきを書き入れていました。
災害発生時、誰もが帰宅困難者になることが予想できます。交通機関が停止した場合、徒歩で帰宅する他選択肢がない事も想像できます。平常時から徒歩ルート、河川沿いの危険個所等を知っていることはたいへん心強い災害対策となります。
今回は河川沿いを歩いて、道路が水位とほぼ同じ高さにあるという地域を確認しました。「道路を歩いている感覚と計測した実際の水位とは異なっていた」と参加した斉藤副区長の感想が印象的でした。「大丈夫だろう」という感覚を頼るのではなく、事実の認識が災害から身を守ることにつながると思います。
防災・減災は机上だけではなく平常時からの行動がたいせつ、と参加の皆さんの多くが感じたのではないでしょうか。

出発前の打合せ
出発前の打合せ
帷子川、今井川の合流点
帷子川、今井川の合流点