日常生活の延長線上にある防災。

顔の見える関係を!

一品一食運動ってご存知ですか

保土ケ谷区災害ボランティアネットワーク 代表 鈴木 方規

 横浜市はH7年の阪神淡路大震災を教訓に、市内小中学校を地域防災拠点に指定しました。横浜市民約37万人は必ず拠点に帰属することになっています。

 拠点には防災資機材庫が整備され、主に救助等の資機材、例えばエンジンカッタ−、油圧ジャッキ、バ-ル、夜間照明の投光等が整備されており、地域住民の食を満たすものは備蓄されていません。一部、クッキ−、ミルク、飲料水等限定的です。

 これらは着のみ着のまま避難して来ても避難住民の食を満たすものではありません。そこで普段の心構えとして、避難訓練時に一品一食を持ちより地域住民同志が分かち合い、共同共助する仕組みづくりを作っておくことは必要と思います。

 私たち保土ヶ谷災害ボランティアネットワ-クでは、常日頃より災害備蓄品は最低3〜4日分、各家庭で備えるよう啓発運動をしています。
また、それと同時に地震等発生したときの心構えとして、普段の訓練時から“とっさの判断”“一人一品避難行動”を通して、地域住民の持ち寄ったものを煮炊き調整して分かち合い支え合う土壌をしっかりと根付かせる運動を進めていきましょう。

 転ばぬ先の杖、日頃から自助共助の見える関係づくりを通して地域の基盤づくりと地域コミュニティの確率をめざしましょう。