日常生活の延長線上にある防災。

顔の見える関係を!

新潟県で震度6強の地震が発生

保土ケ谷区災害ボランティアネットワーク 代表 鈴木 方規

 令和元年6月18日、午後22時22分震源域は山形県沖10km新潟県で震度6強(?6.8)の地震が発生しました。マスコミ報道でも物的人的被害が把握できず、中継では津波1mの注意報が出て再三、海岸に近づかないよう注意しています。気象庁の震度階級で言えば6強は、3.11東日本大震災時において、横浜は5強と想定すれば体感として感じられると思います。

 深夜のことであり夜が明けてくれば相当の被害が発生していることは疑うべきもありません。被害拡大に繋がらないことを祈るばかりです。

 私たちの住む横浜も都市型直下地震が20年〜30年以内に震度7前後いつ起きてもおかしくないとさえ言われています。

−転ばぬ先の杖−

 転ばぬ先の杖、起きる前の備えこそ最大の防御です。耐震対策を心掛け、住居は耐震補強、家具転倒防止対策、非常食の備えや普段の生活の中でロ−リングストック(2〜3日分の食料を繰り返し順番に食す)、また非常食も保存するのではなく、同じように食することによって災害食に慣れておく。

 また、高齢社会の中で、阪神淡路大震災の体験を活かし、思い切って「断舎離」することにより倒壊家具の防止、倒壊による圧死を防ぐ、更に一室物のない部屋をつくり、就寝時安心して休めるようにすることは誰でもできる減災対策だと思います。他山の石災害は起きた結果から備えるのではなく、起きる前に備えておくことが肝心だと思います