帰宅困難シミュレーション 防災ウォーク
東日本大震災から8年の平成31年3月11日、保土ケ谷区災害ボランティアネットワークでは「帰宅困難シミュレーション防災ウォーク」として、発災時に横浜駅から歩いて帰宅するための訓練を行いました。
今年度は津波対策として、横浜駅で建物の上層階に避難する垂直避難を行ったのち、翠嵐高校や三ッ沢競技場付近などの高台を通り、峰沢町を抜けて星川中央公園まで、約1時間40分かけて歩きました。
スタート地点はかながわ県民サポートセンターです。エレベーターは使用できない想定なので、階段を使って3階までの約10メートル分を上り、当座の避難としました。
途中、急傾斜地や倒壊の恐れのある樹木などを見ながら、自分の地域での被害想定に置き換えて考えるのによい訓練となりました。
車いすユーザーの障がいをお持ちの方2名にも参加いただいたことで、歩道の広さや段差の有無など幅広い視野でのまち点検にもなっています。
最後は星川中央公園で災害用地下給水タンクの確認をして防災グッズなどの参加記念品をお渡しして終了しました。
集合時はあいにくのお天気でしたが、次第に晴れて気温も上がって歩きやすい陽気となり、参加者からは、「今まで横浜駅から保土ケ谷まで歩いたことはなかったので、いい機会になった」との意見をいただきました。
今後も「3.11を風化させない」として、さらに工夫をしながらより役に立つ訓練を行っていく予定です。