10月:和田西部自治会

地域訪問記 和田西部自治会

駅の構内、公共の建物、学校などへの設置で、よく見かけるよ うになったAED(自動体外式除細動器)。和田西部自治会では今 年6月自治会館に設置しました。単一自治会として会館への設置 は、まだ多くない例だと思います。去る7月3日には、その自治 会館を会場として、地元消防団員の指導による「救急救命法」の 講習会を実施しました。参加者は会場の中ほどにおかれた機器を 覗き込み、熱心に説明を聞いた後、実際にAEDに触れ、操作し、 実践に備えました。すでに何回かAEDについて学んだことのあ るという参加者も、その目は真剣でした。

研修の様子をのぞきこむ青木自治会長。 わかりやすく説明する女性消防団員
研修の様子をのぞきこむ青木自治会長 わかりやすく説明する女性消防団員

単一の自治会館でこれだけ熱心なわけは何だろうかと思いをめ ぐらせていると、玄関靴箱前の大きなホワイトボードを見るよう にすすめられ、なるほどと感じました。自治会館のひと月の使用 予定がびっしり書き込まれていたのです。延べ約50件。一日た りと空白の日はありません。自治会の会議はもちろんのこと習い 事の教室としても使用されているそうです。
 大勢の人たちが毎日利用するこの自治会館。使用する事態の起 きないことが望ましいけれど「AED」という安心の備えが設置 されていることは、利用者にとって心強いことだと思いました。
 防災訓練が各所で開催されています。いざといういとき「自分 の身は自分で守る」ために、日ごろから研修、訓練に参加して、 心の準備をしておきましょう。