今月の地域紹介

「保土ケ谷東部家庭防災員連絡会」

平成21年11月7日(土)保土ケ谷イコット・ハウスで、避難所においての過ごし方、第五弾として「心のコミュニケーションを学ぼう」をテーマに、防災研修を実施した。

保土ケ谷消防署鈴木予防課長
保土ケ谷消防署鈴木予防課長

内容
1.保土ケ谷消防署鈴木予防課長による住宅用火災警報器の説明。
2.阪神淡路大震災時に、現地で専任職員として活動をしていた社
  会福祉士の方々による避難所生活での体験談。
3.避難所での健康維持のためのやさしい体操。
4.緑のバンダナについて

社会福祉士の方々によれば(阪神淡路大震災を振り返ってみると)避難所生活のような狭い場所では、人の悪口、影口などが日常的に飛び交うことも事実だそうです。体を動かさずにじっとしていると、ストレスになり、心身ともによくない。そのことを受け、対策になりそうな体操を実習しました。健康維持のために避難所などの狭い場所で手軽にできる体操です。

スポーツ指導の三浦恵子講師 座ったままのストレッチ
スポーツ指導の三浦恵子講師 座ったままのストレッチ

講師は30年近くスポーツ指導をしている三浦恵子さん。フォークダンス、リズムダンス、ストレッチなどの要素を取り入れた、座ったままでも無理なくできる体操です。
「どんぐりころころ」にあわせて手拍子。腕の筋肉がほぐれていくような気がしました。次々に耳に馴染みのある曲がながれ、元気で明るい三浦さんの声に促され、参加者は指を折り、大きく伸びをして、足を動かし、顔は自然にゆるみ、笑い声もでていました。
もし、避難所で集団生活することになった時、ただ黙って耐えるより、皆が声を掛け合って、体を動かし、声をだし、ストレスを発散しながら助け合っていくことができたら、すばらしいことだと思います。また「助けます」をあらわす緑のバンダナの持つ意味が普及して、避難民の立場にいる人たちが、その場所で、反対にボランティアとして他の人を助ける、協力しあう行動を、当然のようにしあえたら、相互協力のできる心強い地域だと思います。