今月の地域紹介

「保土ケ谷少年補導員連絡会」防災訓練

取材:災ボラ 佐々木 安恵委員

平成22年2月27日(土)保土ケ谷地区センターを会場に救急救命講習会が開催されました。主催、企画の少年補導員、日ごろは区内のパトロール、交番の日(※1)の近況報告などの活動、また「地域ふれあい事業」として、ちぎり絵などの交流事業を実施しています。

この日は、子どもたちに「命の大切さを知ってもらう」ことを目標として、救急救命法の講習会を企画しました。参加補導員の多くが家庭防災員の委嘱を受けていること、なかには女性消防団員を兼任している人もいることから、救急救命法の実施案がでることは自然の流れといえるものでした。
当日は、区内小学生高学年の親子25名、補導員11名、保土ケ谷警察署員2名の参加を得て、保土ケ谷消防団第2分団員5名が指導にあたりました。

「命の尊さ、大切さを知ってもらうために」
「命の尊さ、大切さを知ってもらうために」

一般の講習会とほぼ同じ内容で約1時間半、心肺蘇生法、AEDの使い方など身近におきたらきっと役に立つを救急救命法を学びました。
小学生には難しいだろうかと、少しの心配はありましたが、人形のモデルを使った実技では、空気が肺にしっかり入ると、胸が膨らむことを確認しました。大人より上手に空気を吹き込む子どももいました。

大人より上手に心肺蘇生法に取り組む子どもたち
大人より上手に心肺蘇生法に取り組む子どもたち

講習が始る前は「ボクにできるかな」と遠慮がちの子どもたちでしたが、「いざという時に、もしかしたら、自分も誰かを助けることができるかもしれない」ことを知ると、「ボク、実習します」と手をあげて、積極的に臨んでいました。

自分も誰かを助けられると積極的
自分も誰かを助けられると積極的

救急救命法の講習が、防災関連団体の主催ではなく、このような「地域ふれあい」事業で実施されることは、自主防災の視点からみると、とても心強いことだと思います。
今後、広くこのような講習会が開かれることを願っています。

(※1)交番の日とは、毎月27日に、交番・駐在所との近況報告会を実施。