9月の地域紹介

「桜台小学校地域防災拠点 防災訓練」

取材:災ボラ 佐々木 安恵委員

9月4日(土)、今年一番の暑さとの予報のなか、山田副市長、岡部保土ケ谷区長の出席を得て桜台小学校の体育館、校庭を会場に防災訓練が実施されました。(参加総数255人・男87人女168人)

体育館に総勢255人が集合訓練後区役所の講評を受ける
体育館に総勢255人が集合訓練後区役所の講評を受ける
緑は「スタッフ」、黄色は「ボランティア」会場で人目を引いたのは、緑色の「スタッフ」と黄色の「ボランティア」ゼッケンでした。避難場所にいる誰がどういう存在か、すぐに分かるのは避難者にとってたいへん心強いことだと思います。
緑は「スタッフ」、黄色は「ボランティア」
自らボランティア登録する30人また、「避難者からボランティア募集」を訓練のなかに取り入れた結果、この日、30人が申し出て、黄色いゼッケンをつけ、救護班と食料班にボランティアとして協力しました。
自らボランティア登録する30人

災害時に地域を守る要となる防災拠点。いざという時協力し合う関係は、このように「自主的ボランティア」を申し出る地域住民によって、さらに深まっていくと感じました。
訓練では内容ごとに体育館と校庭をグループ単位で移動する方法をとったので、流れがとてもスムースでした。

救助訓練30人前後でひとつのグループという人員構成のよさによるものだと思いました。
救助訓練
機器類の操作技能訓練エンジンチエンソー、発電機のエンジン始動等の機器類の操作技能訓練を日よけテントの中で説明を聞く避難者
機器類の操作技能訓練
食料物資班の炊き出し訓練今回は移動式炊飯器操作による炊き出し訓練を行いました。 255人分のおにぎりを2回で炊き上げました。
食料物資班の炊き出し訓練
車椅子体験参加者が、要支援者役で車椅子に乗りバリアフリーの大切さを体験しました。 支援者役の人は、はじめにブレーキを掛けることから車椅子の取り扱いを学びました。
車椅子体験
緊急救命法の救護訓練マネキンを使って心肺蘇生法とAEDの救護訓練を行いました。
緊急救命法の救護訓練
救助訓練"自動車用ジャッキにより、瓦礫の下敷きとなった人の救助活動。
被災者に負担が掛からないようにジャッキを掛ける位置を真剣にさがす参加者。
テントの撤収作業特に印象に残ったことは訓練が終わり撤収の時でした。食糧班が配給時に使用した「かんたんてんと」をたたみ始めました。管理情報班の千葉さんの声かけで、男女6人が手際よく、1分もかからずにたたみ終え、収納したのです。
テントの撤収作業「男手がないとテント張りができなかったけれど、これは便利ね」と初音ヶ丘親睦会の斉藤敬子さんの言葉に思わず頷きました。作業時間短縮は災害時のテーマのひとつ。目から鱗のテントです!
テントの撤収作業ワン・ツー・スリー・・・こんなに小さくたためます。