10月の地域紹介

「動く、動ける防災拠点会長」

取材:災ボラ 佐々木 安恵委員

9月12日(日)くぬぎ台小学校にて、地域拠点防災訓練の練習が行われました。この日は28人の参加を得て、訓練当日のプログラムから4項目を実施。
鈴木会長の「動く、動ける会長」を目の辺りにするものでした。「袖のある着衣を利用した簡易タンカの作り方」では、出来上がった簡易タンカに乗り搬送患者役となり、「頭がどこの位置にあれば患者に安心感が生まれるか」などをスタッフと検討。「薪による炊き出し」では、「実際の避難者の人数によって、炊き出しの量は変わってくるから、臨機応変を心がけましょう」と声かけ。炊き上がった白飯に舌鼓を打ち、今年からリーダーが代わった食料班に向けて「おいしいね」と労をねぎらっていました。

「エンジンチェーンソー取り扱い」では、混合油を機材に入れる作業、点検、木材の切り方指導。「移動炊飯器の使用説明」では、「燃料は灯油、給油など蓋をあける時は、ガス抜きをして・・・圧力計が3キロを示したらシステムランプをON・・・」と各部位を示しながら丁寧に説明。 パワフルに「動く、動ける」理由のひとつは、災害資機材取扱指導員の一期生として「災害に備蓄防災の力つくりを。地域へ積極的に知識を広げ、共有し、輪を広げたい」と思っていることだそうだ。「訓練には、身を守る三種の神器@皮手袋(軍手)A安全靴Bヘルメット(帽子)を忘れないで」という練習参加者への言葉に、「常に実践を意識している」と感じました。

防災訓練、研修を着実に積み重ねているリーダーとしての鈴木会長の印象をこの日の練習にも参加した「かながわ女性防災」代表でもある戸川優子さんにうかがいました。「くぬぎ台団地の防犯防災に意識を持って行動してきた鈴木さん。地域防災拠点の立ち上げで委員長となってからも、リーダーシップを頼もしく思っています。一致団結して防災活動に臨んでいます。激論を交わすこともありますけれど、意見を汲み上げてくれる会長ですから。」



恒例のくぬぎ台小学校地域防災拠点防災訓練

取材:災ボラ 飯島 一彦委員

APECポスター 炊き出し訓練ゾーンを「立入禁止」

11月7日から14日までパシフィコヨコハマを会場に行われますAPECが開かれます。それを機に食の安全・安心について議論し、炊き出し訓練ゾーンを「立入禁止」や「監視役」、「警備犬パトロール」を配置するなど、薬物テロ等の対策を徹底的に講じました。

「助け合い!一品一食訓練」 薪を使った食料物資班

Aゾーンでは「助け合い!一品一食訓練」をテーマに参加者1世帯からお米1合を持参していただき、薪を使った食料物資班による炊き出し訓練を行いました。

心肺蘇生法 ロープ結索

Bゾーンのおなじみの心肺蘇生法とCゾーンではレスキュー隊員による短いロープで救助に必要な結び方を実践しました。

救出された負傷者を救護 薪づくり

Dゾーンの応急救護では、倒壊家屋から救助犬に救出された負傷者を救護し、Eゾーンのチェンソーの薪づくりでは、操作方法を詳しく説明していました。

煙ハウス ご飯を配布

Fゾーンの煙ハウスはくぐった人でないとその苦しみはわかりません。配食の準備ができました。班ごとに一人ずつ手渡しでご飯を配布しました。

救助犬の演技 参加者500名

NPO法人神奈川救助犬ネットワークによる救助犬の演技は圧巻でした。最後に情報班から本日の参加者500名、内子供35名と報告されました。