3月の地域紹介
「災害時の非常食活用講座」
取材:災ボラ 佐々木 安恵委員
平成23年2月27日(日)に実施した「災害時の非常食活用講座」の様子を紹介します。 鈴木代表により、「災害ボランティアネットワークとは」について説明がありました。
「平成18年9月27日に組織として設立され、互いが互助の精神で平常時から分野をこえた交流をはかり、災害時に備える目的を持つ」といった概要などから、最近の活動の様子などを、紹介しました。レジメを配布するとともに、パワーポイントを使用し視覚にも訴えました。
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研修会の模様
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運営委員による緑のバンダナの着用例
活動の一つの「緑のバンダナ」普及・啓発のため、参加者に「緑のバンダナ」が配布されました。「緑は支援します」、「黄色は支援してください」災害時にバンダナの持つ意味を発揮できるように、運営委員が日頃から持参していることを戸川さんから説明されました。着用例として、腕や頭に巻いたり、髪をしばったり、手指の包帯の代用などを紹介しました。会場からは「黄色いバンダナ」の取扱いについての質問もあり、運営委員であり、我聞塾長でもある佐藤榮一さんからは「障害を持つ人が黄色のバンダナを配布されて傷ついた例もある」との報告もありました。
炊き出し訓練は、参加者全員にハイゼックスの袋を配布し、米1合を入れて、袋に記載されたラインまで水を加えて炊き上げる実習を、佐藤榮一さんの指導で行いました。炊き上がったごはんはラップをかけた紙皿にあけて、あたためたレトルトカレーをかけて試食をしました。
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炊き出し袋による炊飯実習風景
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炊けたご飯にレトルトカレーをかけて試食
・袋にマジックインキで記名することで所有者が特定され、食料の確保ができる。
・袋にいれたまま食べることができるので衛生が保たれる。
・食べかけで他の用事ができても、貴重な食料を捨てずに、あとで残りをたべることができる。
・皿にラップをかけることで、食器の使い回しができる。(洗わなくて済む)
・ラップを取り替えて次に使用すればゴミがすくない。
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本日のレジメと試食非常食
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運営委員による非常食「おかず」の説明