5月の地域紹介
「地域医療救護拠点 保土ケ谷中学校」
取材:災ボラ 佐々木 安恵委員
今回は、平成23年7月からお届けしている医療救護拠点のシリーズ最後の学校となります。6月は災害ボランティアネットワークの総会の様子をお知らせし、平成24年7月から平成25年5月までは、家庭防災員、自治会、有志他による防災活動、訓練の様子などを新シリーズでお届けします。
概要
拠点名:保土ケ谷中学校
所在地:釜台町3-1
電話番号:331-8521
デジタル移動無線番号:563
該当地域防災拠点:上星川小学校、常盤台小学校、保土ケ谷中学校
取材
アンケート形式でお答えいただきました。
・医療救護拠点の訓練
Q 今までに医療救護拠点として実施した訓練を教えてください。
A 平成18年度の訓練で、救護する時の「優先度」について知る「トリアージ訓練」を実施しました。「トリアージ」の持つ意味を知らなければ、自分が患者になった時に、家族が患者になった時に、冷静でいられないと思うので、今後も「トリアージ」の啓発、訓練実施等は必要だと思っています。
・医療救護拠点としての問題点
Q 患者の搬送について
A 保土ケ谷中学校は、学校に来るまでの道路が国道16号線から急な坂道になっています。ケガをした人、病気の人が上り下りするのは、たいへんなことだと想像できます。そこで、地域防災拠点訓練の際に実施している車いす等の介助法訓練が、役に立つのではないかと考えています。顔の見える関係、助け合いの気持ちを持つ近隣住民の協力は必要です。
そうはいいながらも、地域防災拠点と医療救護拠点が同じ学校であるということは、一般地域住民とケガや病気の人を一緒にうけいれることになります。
現実に可能かどうか、問題だと考えています。
保土ケ谷中学校
国道16号線を見る急な下り坂
Q その他なにかありますか?
A 自治会として、いっとき避難場所の開設、地域の高齢者・弱者に対してできること(車いすなどの介助ほか)など、人と人との助け合い、顔の見える関係つくりを目標に活動している所があるかと思いますが、大切なことだと思います。