今月の地域紹介

1.鎌谷ぐるーぷ カフェ・てっぺんやま

取材:災ボラ 飯島一彦委員

鎌谷町自治会館
鎌谷町自治会館

6月15日(金)10時から鎌谷町自治会館において標題の防災訓練が実施されました。テーマは、【「大地震が起きた」その時、良い対処の方法を知ってますか 〜できてますか?我が家の防災〜】と非常にわかりやすいもので鎌谷町家庭防災員代表の中村光子氏と、かながわ女性防災員事務局長の大尾美登里氏の講話がありました。参加者は男性3名とスタッフを含めて28名、終始和やかな講座でした。

鎌谷町自治会長 塩田 清さん
鎌谷町自治会長 塩田 清さん

鎌谷町自治会長 塩田清氏のあいさつでは、大地震は防ぐことはできません。減災とは何かをみんなで考え、町内を自分の足で歩こう!ハザードマップを作ろう!と訴えているのが印象的でした。また、一時避難場所のサインパネルの設置を行政に要請していくそうです。

鎌谷家庭防災員代表の中村光子さん
鎌谷家庭防災員代表の中村光子さん

講座では、家庭防災員の役割・実践として中村さんが培ってきたものをユーモアたっぷりに話されました。その中で、「AEDに鍵がついている、いざという時にどうするの?」という怖い話もありました。

かながわ女性防災員事務局長の大尾美登里さん
かながわ女性防災員事務局長の
大尾美登里さん

大尾さんは、「工夫次第でサバイバルを考える」をテーマに「綿の代わりにタオルや下着、メモなどを入れた防災頭巾」の作り方について、ジェスチュアたっぷりに語ってくれました。
そして備えるものは何か?いるものと要らないものを分別し、自分たちのできること、『私はこれができます』、『これができる人を連れてきます。』自助・共助と情報の共有が必要です。更に、危機を感ずる能力を引き起こすような訓練をするといい。匂い、見た目、触感など五感で危機を感ずる訓練と、この中のリーダーは誰か、誰について行くべきか、誰のいうことなら信じられる?等々人を見極める能力を訓練しましょう。と力説されていました。

総合司会の渡辺廣子さん
総合司会の渡辺廣子さん

最後に8月11日(土)17時から初めての「夜間防災訓練」を予定していることを総合司会の渡辺廣子さんが伝えて散会しました。


2.地域の防災研修

取材:災ボラ 佐々木 安恵委員

6月18日(月)保土ケ谷消防署本陣消防出張所を会場に、国道1号沿い周辺地域の家庭防災員の企画による普通救命講習会が実施されました。

救急救命法の見直しにより、講習内容が一部変わっている今回の講習。参加した家庭防災員らは、委嘱後10年以上が経過している人も多く、今まで身につけてきた内容の一部変更に戸惑いながらも、真剣に、積極的に取り組んでいました。

講習会の模様
講習会の模様

平成23年3月11日に発生した東日本大震災以後、公助・共助とともに必要性の問われる自助。平成24年現在の方法としては、各自治会長の推薦により委嘱を受けた家庭防災員です。
自らを守り、家庭を守ることを目的としていますが、さらには、隣近所の人たちと助け合い、自治会内で助け合い、共助の一部を担うこともできたらすばらしいことだと思っています。

「隣り近所の助け合い、顔の見える関係つくり」を日々のなかで育て、いざという時の力を蓄えましょう!