9月の地域紹介
九都県市合同防災訓練に参加
取材:災ボラ委員 佐々木安恵
9月1日(土)、みなとみらい地区で開催された九都県市合同防災訓練に参加しました。
横浜での開催は10年ぶりです。昨年は3.11東日本大震災の発災により中止しましたが、今年の開催規模の大きさに驚くばかりでした。
8時45分 | みなとみらい駅の1番出口に集合して、「訓練」と印刷された不織布のビブスを着用。 |
9時 | 帰宅困難者役として、地下の駅改札口に集まった参加者は400人ほどもいたでしょうか。 |
みなとみらい駅構内に集合
大規模地震発生想定のアナウンスが流れると、参加者は、バックや手で自発的に頭を覆い、姿勢を低くしました。揺れが収まり、3列に並び地上へでて、帰宅困難者の一時滞在施設であるパシフィコ横浜に徒歩で避難しました。 |
徒歩でパシフィコヨコハマまで避難
時間にして15分ほどの移動でしたが、途中、歩道に駐輪している自転車のハンドルにバックを引っ掛けて つまずきそうになったり、縁石に足をとられる参加者がいました。平常時の訓練でもそのような状況を目にすると、災害時の混乱のなかでは、徒歩避難はたいへんなことになるだろうと想像がつきました | 10時 | 「耐震バース」に設置した観覧席から見る訓練風景の中には、横須賀基地から出港してきた米軍の食料搬送船。 |
横須賀基地から来た米軍の船
みなとみらい周辺で帰宅困難となった人たちや、けが人を海路で運ぶ船。総理大臣はじめ政府の要人を乗せた国土交通省の船。あっという間に上空を飛んでいったファントムなど。陸路、空路、海路におよぶ連携の訓練風景をみることができました。 一方、中央会場内では、、消防局によるパネル展示ほかの参加がありました。 区災害ボランティアネットワーク事務局の保土ケ谷区役所総務課金子危機管理担当係長が20街区展示ブースにおいて場内案内等の支援を実施しました。 ブース内では消防車両や自衛隊車両の展示、起震車体験、東京電力による災害時の復旧作業デモンストレーションなど、ライフラインの訓練等が行われていました。 |
東京電力による災害時の復旧作業デモンストレーション
金子さんは「今日の訓練は、公助を中心とした訓練内容でしたが、減災を進めるには自助・共助が不可欠です。こうした訓練も必要ですが、やはり、地域住民が主体となった訓練が大事ですね」との感想を持ったそうです。 |