災害ボランティア図上シミュレーション訓練

取材:災ボラ委員 佐々木 安恵

 平成25年8月18日(日)、横浜市健康福祉総合センター8階、大会議室にて、横浜災害ボランティアネットワーク会議主催の図上訓練が行われました。
 訓練は、静岡県地震防災センターによる「災害図上訓練DIG」をマニュアルにして、「横浜市地震被害想定調査報告書」(平成24年10月横浜市発行)に記載の想定数字から被害を読み取って、地図に書き込みをするというものでした。

Cグループの保土ケ谷、旭、泉、瀬谷
Cグループの保土ケ谷、旭、泉、瀬谷
 「災害図上訓練DIG]
 「災害図上訓練DIG]

 特徴的だったのは、参加者を市内4ブロックにわけ、ブロック内の各区が協力し合ってすすめたことです。保土ケ谷区は、旭、泉、瀬谷と同じグループとなりました。仮想ではありますが、他区の災害ボランティアから「保土ケ谷区にコーディネーターを派遣しますよ」、「遠くの区への支援より、隣接している区が助けあわなくては」といった心強い言葉を聞くことができました。  隣接している区の皆さんと顔合せができ、話をしながら助け合っていくという仮想体験は、いままでにないものでした。  保土ケ谷区災害ボランティアネットワークの鈴木方規代表が常々提唱していることの一つに『顔の見える関係つくり』がありますが、市内18区の隣接している区の災害ボランティア同士が、「顔の見える関係」にあれば、実際の災害時にもたいへん心強く支えあえると、あらためて思う訓練でした。