桜ヶ丘自治会防災訓練 報告

災ボラ運営委員 飯島一彦

 平成26年3月2日(日 小雨)10:00〜12:00 桜ヶ丘自治会防災訓練が実施され、家庭防災員、婦人会、民生委員、第一・第二桜寿会、子供会、本陣消防出張所員および町内住民の約120名が参加しました。訓練の概要は昨年末に竣工した住民念願の自治会館の落成記念を兼ねて、桜ヶ丘自治会災害対策本部設置運営訓練を中心に、消火器による訓練、応急救護訓練、心肺蘇生訓練、および非常食の炊き出し訓練としてカレーライスの調製を生活班が行いました。

新築の桜ヶ丘自治会館の全景
新築の桜ヶ丘自治会館の全景
受付で記帳する住民
受付で記帳する住民

訓練で大事なことは参加者名簿への登録と、解散時の「点呼」による確認ではないでしょうか。今回の訓練では副本部長の訓練終了宣言により終了し「点呼」が行われなかったのは、後半に会館落成記念講演が予定されていたためです。衛生救護班の心肺蘇生訓練の機材準備中には出動命令の無線が入り、所長を残して消防隊員は救急出場をしました。所長の指導により蘇生訓練用人体モデルとAEDを使った訓練は無事終了しました。この時住民の積極的な参加姿勢を見て訓練に対する関心度の高さを感じました。また、被災地南三陸から届いたワカメとかまぼこが販売され盛況な売れゆきでした。

区民の心肺蘇生訓練風景
区民の心肺蘇生訓練風景
南三陸のわかめとかまぼこの販売
南三陸のわかめとかまぼこの販売

 後半では桜ヶ丘自治会館落成記念講演として「東日本大地震の教訓」を影山理事により行われました。講話の前にスライドで平原綾香のジュピターの曲をBGMに動画が紹介され、発災直後、マスコミ取材の前に住民が記録した画像が収録され、改めて津波の恐怖を感じました。

 三平本陣消防出張所長により「一般家庭の消火対策」として横浜市の最近10年間の出火発生状況についてグラフを使って説明されました。特徴は「たばこ」の不始末と「ストーブ」の間違った使い方による出火原因が多いことが報告されました。"火災は対策を講ずれば予防できます"と強調されていたのが印象的でした。

伊藤自治会長からのコメント  〜訓練を終えて〜
 『本日の防災訓練は、関東地方においては首都直下型等の大規模地震発生の可能性が非常に高まっている中で、このように大勢の住民の皆さんが訓練に参加され、緊迫感を持って終始真剣に訓練に取り組んで頂いたことは大変心強い限りで大きな成果があったと思います。今後も自治会と住民が一体となった地域ぐるみの地震対策を更に強化して行きたいと思っています。』