家庭防災員の防災訓練報告

 平成27年7月18日(土)14時から19時にかけて、児童遊園地にて、5地区連合自治会合同家庭防災員の防災訓練が実施されました。17時からは防災キャンプに参加する周辺地域の児童生徒も参加するため、総数450名ほどの規模で行われました。
JR横須賀線保土谷駅東口から狩場町に向かう国道沿いの保土ケ谷地区連合、南部地区連合、保土ケ谷中地区連合、岩井町原地区連合、権太坂境木地区連合が、一同に会して炊き出しを含めた防災訓練・研修を、毎年7月に実施して10回目となります。
1回目から、炊き出し訓練は釜戸に薪をくべてカレーライス作り、同時に三角巾による応急手当他の研修を行ってきました。当時の参加者はほとんどが女性でした。

女性家防員の作業風景
女性家防員の作業風景
男性家防員の炊出し風景
男性家防員の炊出し風景

 年々男性家庭防災員の参加が増え、今年は各自治会長の参加も多かったため、薪の扱い、大鍋を持つなどの作業を自発的に受け持ち、男女の役割分担が自然の流れでできていたように感じました。
災害発生時には、男女の別なく、するべきこと起きることも想定されますが、平常時においては、安全面からみて、できること、難しいことを確認しながら役割分担がされるのは、訓練ならではの成果だと思います。

 今年は、カレーライス作りの他、パイプスタンドによる初期消火の説明、消火栓の確認等の訓練・研修を行いました。
 パイプスタンドは、各自治会等に設置の初期消火箱に格納されている「消火用ホースが移動できる状態」になっているというものです。狭隘道路等ではとても便利で役にたつことを学びました。
 今後、コンビニエンスストア等にも置かれるそうなので、平常時に確認をしておくとよいと思います。

消火用ホースをつなぐ
消火用ホースをつなぐ
消火栓の開け方
消火栓の開け方

 消火栓については、保土ケ谷消防署の消防職員が開け方の方法を示し、さらには、消火活動に使用した水の使用料金は概算で消防局が水道局に支払いをしている等の「トリビア」も知りました。