子育て世代の防災対策
親と子の集いの広場「とぴあ」は、JR保土ケ谷駅から徒歩3分、2014年4月にオープンしました。親子で遊んだり、皆でランチを食べたり、他の親子と仲良くなったり、こどもが休んだりできるスペースです。親子向けイベントやママ向け講座も開催しています。
所長の原さんに災害時の防災対策についてお話を伺いました。
とぴあは預かるところではなく、親子で参加する施設なので、いざという時に帰宅するか施設に留まるかは保護者の判断になります。地震の場合は、揺れが収まってしばらく落ち着くまで施設にいることは可能です。
備蓄品については、市からの補助もあり、水やミルク、おんぶひもなども備えています。そしてヘルメットは大人用だけでなく、こども用も配置しています。
防災頭きんとヘルメットが広場にも!
子ども用のヘルメットが十数個
防災訓練は年一回以上、消防署の方に来ていただき、スタッフ向けの訓練と利用者と一緒の訓練を実施しています。今後は、スタッフみんなで避難経路を確認したり、避難場所である公園まで利用者と一緒に行ってみたりなどの訓練も計画中だそうです。
お母さん同士がすぐにお友達に
気ままに遊ぶ親子
また、とぴあの入っているマンションの管理組合の防災訓練に参加しており、消火器操作を体験するということだけでなく、マンションの他の住民と顔見知りになる機会にもなっているということでした。
いざという時、どこへ逃げるのが安全かという判断は難しいですが、今では保護者自身が様々な手段・方法(スマホなどの情報機器)を用いて情報を収集することができるので、基本的には保護者の判断によっているとのことでした。地震以外の台風や大雨、大雪などの場合を聞いてみました。警報が出たら原則お休み。開館後発令なら状況を見て、早めの帰宅をうながすそうです。
「地域に根付いたホットな広場」という理念通り、遊びに来た親子が安全に、そして安心して過ごせそうな、とても明るく開放感のある広場でした。