防災講演会 峯小学校4年生60名と保護者に向けて
平成28年9月12日(月)、保土ケ谷区の防災講師派遣事業の一環として、区災害ボランティアネットワーク(以後、災ボラ)鈴木方規代表が峯小学校にて、「日頃の備えは親子から」と題した防災の講演を行いました。
図書館を会場に、防災頭巾を座布団代わりにした児童らは「東日本大震災の日に私はこの学校の校舎の中で会議中だった」という鈴木氏の口火に、まず、気持ちをひかれた様子。皆、見つめて、その後の話に聞き入っていました。
・10円玉を持っていると公衆電話から家族に連絡がとれる。
・ガソリンスタンドなど町の店の大人に助けを求め、勝手な判断、行動をしない。
・備蓄食料品は、日常の買い物を少し多めにし、使いまわしながら備蓄品にする。
他、子どもの目線に立った防災、備えの講演が続き、さらには、持参の避難用リュックの中身、救マスク、ホイッスル、ドライバー、老眼鏡などを次々に披露。
講演風景
避難用リュックの中身を紹介
児童らは出てくる防災グッズに興味津々。サバイバルナイフの登場には「オー」と 歓声があがりました。「防災グッズは、どこで買うのですか?」の質問に対して、「100円均一の店にいろいろ置いてある」と答えると「エーッ、100円で揃うの!」と驚きの感想もありました。
手作り防災ずきん
クッキング袋で炊飯訓練
この日は、25名ほどの保護者の参加もあり、「思い出と命、どちらが大切か。断捨離をした家具のない一部屋(シェルター)を作りそこで就寝すれば身の安全が守れる」と保護者に向けた語り掛け、「自分は一人で生きているのではない」という言葉は親子、それぞれに印象深かったのではないでしょうか。
第二部として、災ボラの団体会員であるかながわ女性防災(戸川優子代表)により、家庭科室を会場に講習会が開かれました。「クッキング袋で炊飯訓練」や「手作り防災ずきん」ミシンでも手縫いでも作れる。着替えなどが入る便利な防災ずきん等が紹介されました。