講師派遣事業 三ッ沢住宅自治会
平成29年9月24日(日)峰沢町の三ツ沢住宅自治会へ出向きました。今回の講師派遣事業は、災害ボランティアネットワークの鈴木代表がスライドを使って、家具の固定、災害時の備蓄品のあれこれ、地震の際、震度による揺れの特徴、ローリングストック、自治会としての備え、自主防災組織についてなどの講演を行いました。また、「支援してください」の意味を持つ、黄色のバンダナ、ヘルプマーク。「支援します」の意味を持つ、緑のバンダナなどのグッズの説明をしました。講演終了後は、災害時に必要になると思われる備蓄品の入ったリュックの公開(鈴木代表の私物)、質疑応答、意見交換等が行われました。

講演風景

リュックの中に興味を示す参加者
もっとも印象的な参加者の質問は、「災害発生時にどこに逃げたらよいのだろう」というものでした。通常は、「指定されている地域防災拠点避難場所」と答えるのですが、三ッ沢住宅自治会には一言でそのように答えることのできない事情がありました。住所は保土ケ谷区ではあるけれど、居住児童の学区は神奈川区の横浜市立三ッ沢小学校。居住住民の地域防災拠点避難場所は保土ケ谷区の横浜市立常盤台小学校が指定されており、日中、被災した場合、児童のいる家庭は子どもと親の拠点避難場所が異なるという、おおきな問題を抱えた自治会であり、困っているというものです。現実に即した地域防災拠点避難場所の検討見直しを必要としている地域があることを実感しました。